Web解析のためのKPI大全
新規購入者コンバージョン率・リピート購入者コンバージョン率
新規購入者コンバージョン率・リピート購入者コンバージョン率
新規購入者とリピート購入者に分けた購入者コンバージョン率は、購入者との継続的な関係構築がどのくらいうまくいっているかを表す指標である。
- 定義
適切な訪問者セグメントを使う以外は購入者コンバージョンと同じ。
{コンバートした新規購入者数}÷{総訪問者数}={新規購入者コンバージョン率}
{コンバートしたリピート購入者数}÷{総訪問者数}={リピート購入者コンバージョン率}
この指標は「訪問者」の行為に関するものなので、「新規購入者」は必ず1回だけセグメントに含まれるべきである。連続した購入は、すべてリピート購入として扱う。明らかなように思えるが、アクセス解析ツールの中には、cookieの削除によって、新規・リピートの判定ができなくなるものもある。
- 表現形式
注文コンバージョン率の項を参照。購入者満足度のKPIと一緒に提示するのも有効である。
- 想定される結果
一般的には、新規購入者よりリピート購入者の方が、高い割合で購入してくれると考える。少なくとも、購入者との継続的な関係構築がうまくいっているなら、そうである。ただしサイトによっては、複数回の購入があまり想定されず、したがってこれらのKPIが状況によっては意味をなさない場合があることは、注意が必要である。
- 行動
購入者コンバージョン率とほぼ同様だが、リピート購入者コンバージョン率が急落していたら、カスタマーサービスの質の低下が最購入を阻んでいる可能性があるので、満足度や配送システムに何か問題がないかを探してみよう。
レート・比率のKPI 全17個
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