Web解析のためのKPI大全
キャンペーンごとの注文コンバージョン率
キャンペーンごとの注文コンバージョン率
マーケティングキャンペーンからのコンバージョンを追うことは、いかなるアクセス解析ツールにとっても、最も重要かつ価値のある方法である。
- 定義
単に、いま展開しているキャンペーンのそれぞれに対するコンバージョン率である。コンバージョンイベントの設定さえしてあれば、アクセス解析ツールが計算してくれる。メール広告、バナー広告、キーワード広告、アフィリエイト広告、RSSフィード、その他の訪問獲得キャンペーンに対して、追跡を行う。
- 表現形式
ビジネス用のサイトは普通いくつもの違うタイプのキャンペーンを同時展開しているので、組織の中で違う人々が違うレベルの細かさで指標を確認する必要が出てくるだろう。このことは本書の別のところで議論されるが、以下の指針に沿ってレポートを行い、マーケティング・キャンペーンに対して注文コンバージョン率を最も有効に使おう。
- 経営者向け ―― すべてのキャンペーンを含めた総注文コンバージョン率という指標に加え、キャンペーンごとに集計された注文コンバージョン率を盛り込む。
- 管理職向け ―― 経営者向け指標に加え、個々のキャンペーンの中から数組を選ぶ(パフォーマンス最高のもの、最低のもの、現在最も重要なもの)。
- 実務担当者向け ―― 上記に加え、担当するキャンペーンに関する詳細を参照する。
例を挙げると、Eメールマーケティングの責任者は、そのキャンペーンの注文コンバージョン率を、他のすべてのタイプのキャンペーンのものと比較し、同時にEメールキャンペーンの中で最も有効・妥当なものを見てみよう。これ以下のレベルになると、アクセス解析ツール自体が扱う領域になり、KPIが本当に役に立つ範囲を逸脱してしまう。
- 想定される結果
注文コンバージョン率の項を参照。
- 行動
注文コンバージョン率の項を参照。
レート・比率のKPI 全17個
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