リンクに頼ったSEOの終焉 など10+2記事(海外&国内SEO情報)
- リンク頼りSEOの終焉
さらば リンク屋&自演リンク (WebmasterWorld)グーグルは、関連性を判断するのにリンクに頼り続けるのだろうか?WebmasterWorldに投稿されたこんな質問に対してフォーラム管理者は次のようにコメントを返した。
私見だが、グーグルはリンクに依存した状態から先に進んでいると私は考える。しかも、かなり以前からだ。グーグルが使う新しい指標のなかにはリンクと相関性を持っていそうなものもあるけれど、最終的なランキングのスコアはもっと別の次元にある。
リンクがまったく重要でなくなったと言っているわけではない。リンクが重要であることに変わりはない。しかし、かつてと比べると、全体のなかでリンクの占める割合が少なくなっているのは明らかだ。実際にある種の業界では熾烈なバックリンク合戦に陥っていて、今日では労力を費やしてもほとんど効果が見えないため困惑しているだろうと思う。だが彼らにとっては(バックリンクを張ることが)止められない儀式のような、まるで癖になっているんだ。
「SEO=リンク」という思考から脱却していかないと、今後は間違いなく厳しくなるだろう。いやすでに厳しくなっているはずだ。
では、リンク以外に何が重要なのか? その答は単純ではない。オーソリティ、ソーシャル、評価の多様性……。ユーザー行動が変化し、検索エンジンが変化し続ける限り、SEOも変わり続けることだろう。
日本語で読めるSEO/SEM情報
- グーグルがショッピングサイト向けのリッチスニペットを開始
ECサイトでは要対応 (グーグル ウェブマスター向け 公式ブログ)グーグルには、商品のレビュー数や料理のカロリーなどを検索結果に表示する「リッチスニペット」という機能がある。そのリッチスニペットが、ショッピング情報にも対応した。グーグル ウェブマスター向け 公式ブログがアナウンスしたものだ。
ショッピングに対応したリッチスニペットには、レビュー、商品アイテムの価格、在庫状況が表示される。
ショッピング リッチスニペットを表示させるには2つの方法がある。
- Google Merchant Center にフィードを送信する。
- 商品購入ページをマークアップする。
詳細は公式ブログの記事と関連するヘルプ「リッチ スニペットと構造化マークアップ」の「ショッピングと商品」や「リッチ スニペットとして表示する商品をマークアップする」を参照してほしい。
リッチスニペットはユーザーの視線を引くと思われるので、クリック率の向上が期待できる。ECサイトを運用しているウェブ担当者は、ショッピング リッチスニペットの表示にさっそく取り組むといいだろう。
- パンダ・アップデートが遂に日本に上陸か?
上野よりも遅れて来る模様 (サクラサクのSEOブログ)2011年1月後半から見られる、グーグルでの大幅な順位変動について、サクラサクさんのブログがまとめている。ランキングは絶えず変わるのが常だが、3月末付近に特に大きな動きがあったようだ。次のような特徴が見られたとのこと。
- 一時的なインデックス消滅と回復
- リンクが外れたサイトはダウン
- 長期ペナルティのサイトが回復
- 内部修正サイトが急上昇
日本にも導入が決まっているパンダ・アップデート(ファーマー・アップデート)が実行されたとの推測が一部にあるようだが、サクラサクさんの判断によると、「パンダはまだ来日していない、この変動は無関係だろう」とのことだ。
- グーグルの「もしかして」機能が検索までしてくれるようになった
ますます賢く (グーグル日本 公式ブログ)漢字の変換ミスや入力間違いを正してくれるグーグルの「もしかして」機能がパワーアップした。修正候補を示してくれるだけではなく、修正したキーワードでの検索結果までも表示してくれるようになったのだ。
ユーザーにとってはミスしても再検索する手間が省けて便利になる。打ち間違いキーワードを狙ってSEOを仕掛けていたとしたら、もはや(グーグルでは)有効な手段ではなくなってしまうだろう。
- 「いま話題になっていること」を自動チェックできるGoogleアラート
情報ウォッチの一手段 (SEMアドバイザーの揺さBrain!)以前に、ワンダーホイールを使ってブログのネタ探しに利用する方法を解説した記事をピックアップしたことがあるが、今回は、リアルタイム検索とGoogleアラートを使ってネタを探す方法を紹介しよう。
対象とするキーワードでリアルタイム検索した結果をGoogleアラートに登録しておくと、メールやRSSで結果を定期的に「いまそのキーワードがらみで語られていること」がわかるので、ブログ記事のヒントになるというもの。
ただしリアルタイム検索は雑多な情報が多いので、役に立ちそうなものだけを取捨選択する能力がポイントになるだろう。また、Googleアラートはリアルタイム検索だけでなくニュースやブログなどの結果も登録可能だ。タイプに「すべて」を選んでおけばさらに豊富な情報が手に入る(もっともその分雑多な情報も増えるので要注意)。
元記事ではブログのネタということで紹介しているが、たとえばキーワード広告の入稿キーワード探しや広告文の作成にも役立てられるだろうし、メルマガの話題にも流用できるだろう。
また、サイト名やサービス名など「ブランド名」をキーワードに登録しておけば、自社が誰にどこでどんなふうに言及されているかを知るための評判管理にも使える手法だ。
- Google Analyticsの「キーワード クラウド」表示
実は微妙かも (MaxMarketing.jp)Google Analyticsの新しいバージョンがベータ公開されているが、「キーワード クラウド」という表示形式が用意されているようだ。キーワードクラウドで表示すると、どの値が大きいのかが視覚的にわかる。
トラフィックカテゴリに属する12のレポートで利用できることが今現在確認できており、全体的な傾向をパッと見で判断するのに都合が良さそうだ。
ただしこうした表示形式は、ぱっと見は派手で「わかりやすそう」だと感じられるものの、実際にデータを「読もう」とすると使いづらく、結局使われなくなることが多い。タグクラウドがはるか昔に使われなくなっていることを考えると、このレポート形式もどうなるか微妙かもしれない。
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