薄っぺらすぎるコンテンツは、グーグルの検索結果から排除する など10+2記事(海外&国内SEO情報)
- 薄っぺらすぎるコンテンツは、グーグルの検索結果から排除する
重大ニュース (The Offcical Google Blog)すでに多くのサイトで触れられているが、非常に重要なニュースなのでこのコーナーでもピックアップする。
グーグルは、コンテンツスパムを排除するためのアルゴリズムを改良したことを明らかにした。コンテンツスパムの代表例にはコンテンツファームがあり、これは内容の薄っぺらい低品質のコンテンツばかりを掲載するサイトを指す。
具体的な改良点やコンテンツスパムの詳細をSEMリサーチの渡辺氏が解説しているので、詳しくはそちらを読んでいただきたい。渡辺氏の記事からポイントを引用しておくと、次のようなものになるだろう。
この新しい検出技術は、キーワードの繰り返しや自動生成コンテンツ、ブログコメントスパムなど、ウェブページ上で展開されるスパムの検出能力が向上している。また、2010年に流行った不正改ざんサイトやコピペ(重複)コンテンツ、ほとんどオリジナルティがないページといったスパムコンテンツなどの対策も大幅に改善されたと説明する。
Matt Cutts氏は改めて、「Googleは、広告主であるかどうかにかかわらず、品質ガイドラインに違反したサイトに断固とした措置を講じること」「Google広告の掲載は自然検索順位に何も影響しないこと」「Google広告の利用も同じく自然検索順位に何の影響もしないこと」を明言した。
日本語で読めるSEO/SEM情報
- あなたのサイトの検索順位が上がらない理由
SEO以前の問題 (サイバーエージェントSEO情報ブログ)SEOに取り組んでいると「SEOに効果的なtitleタグ」とか「いかにしてリンクを集めるか」、というテクニック的なことばかりに興味が集まってしまう。こうした傾向に対して、サイバーエージェントの木村氏が次のように述べている。
SEOの細かい要素一つ一つに気を取られて、
一番大事なことが見えなくなっている。
木を見て森を見ずの状態になっていると思います。SEOを行うにあたっての大前提として、検索エンジンが
「そのキーワードでランクアップさせる価値のあるサイトやページかどうか?」
を考える必要があるわけです。上位表示のための施策はもちろん大切だ。どんなに有益なコンテンツであっても、検索エンジンがそれを見つけて評価できなければ意味がない。しかしそれ以前に、ユーザーを満足させる情報を提供しなければ、本当の目的(コンバージョン)を達成できるはずがない。
あなたのサイトは訪問者が求めているものを与えているであろうか? こちらの記事を熟読して客観的に自分のサイトを見つめ直してほしい。
- 悪徳SEOチェック項目リスト
人の振り見て我が身を直せ (STOPN' LISTEN)質の低いSEO業者を皮肉った記事なのだが、悪徳SEO業者でなくても勘違いしている人がいそうな項目も含まれているので、紹介しておく。間違った解釈をしていないかチェックしてみよう。
- meta keywordの改善を重要視する
- キーワード密度(あるいは出現比率)をやたらと気にする
- IP分散SEOがウリ
- タイトル(titleタグ)のつけ方が日本語として変
- リスティング広告を出稿すると外部リンクが増えると主張する
- 内部リンクを絶対パスで指定しないといけないと主張する
- W3C準拠が自慢
- 重複コンテンツはスパムだと主張する
ちなみに、元記事ではスパムにならないと書かれている「CSSを利用した画像置換テクニック」は、置き換える画像とテキストが同じであっても、実はこの先も間違いなくホワイト判定されるとは限らないので、注意したほうがいいかもしれない。即スパム判定されることはないだろうが、要注意マークを付けられることがある(制作現場としては納得いかない話だが)。
- 検索エンジンにウェブページを正しく理解してもらうのに意識すべき7つの要素
必ず読む (SEOモード)検索エンジンにコンテンツを正しく理解してもらうためにポイントになる、次のような7つの要素に対する施策を解説した記事。
- title タグ
- meta description タグ
- URLの正規化
- 見出しタグ
- 発リンクとアンカーテキスト
- alt属性
- HTML文法の致命的なミス
どれも基本的なことだが、確実に重要だ。要点が簡潔によくまとまっているので必ず読んでほしい。
- 「WWWあり」と「WWWなし」の正規化はやっぱり必要
忘れずに設定する (グーグル ウェブマスター セントラル 公式ヘルプフォーラム)「www」が付いたドメイン名のURLと「www」が付かないドメイン名のURLが混在していても、たいていの場合はどちらか片方にグーグルは統一してくれる。しかしその処理が完全ではない。「www」有無の正規化が未設定だったことによるトラブルの相談が、グーグルのウェブマスター向け公式フォーラムで投稿に挙がっている。
「www」の有無を統一するのは、たいした手間はかからない。無用なトラブルにあわないためにも、グーグルに委ねるのではなく自分で対応しておこう。
wwwありに正規化するときは、次のように.htaccessに記述する。
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example\.com [NC] RewriteRule ^(.*)$ http://www.example.com/$1 [R=301,L]
wwwなしに正規化するときは、次のように記述する。
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.example\.com [NC] RewriteRule ^(.*)$ http://example.com/$1 [R=301,L]
おまけで、サブドメイン名も含めてすべてを「www」ありに正規化するときは次のように記述する(wwwあり以外のドメイン名が、すべてwwwありに正規化される)。
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_HOST} !^www\.example\.com$ [NC] RewriteRule ^(.*)$ http://www.example.com/$1 [R=301,L]
- IPアドレス分散はSEOとは呼ばない
意識する意味がない (SEMアドバイザーの揺さBrain!)SEO業者が主張する「IPアドレス分散がSEOに効果がある」というのは、健全なウェブ担当者にはまったく関係のない、意識する意味もないトピックであるという記事を以前にピックアップした。こちらの記事では、IPアドレス分散をしたからといってそれが自然なリンクになることはないと指摘している。
「IPアドレス分散によるSEO」を強調する人間は、自分がまっとうなSEOに取り組んでいないことを公然と宣言しているようなものだと、早く気がついてほしい。
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