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グーグルPageRank徹底解説 など10+1記事(海外&国内SEO情報)

最近のグーグルのアルゴリズム変更に関する話題や、最近のSEOのトレンドなど

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今週のピックアップ

  • これを読めば分かる、グーグルPageRank徹底解説(前編・後編)
    ★★★★★ ウェブマスター必読記事 (天照SEOブログ)

    グーグルが検索順位を決めるために使うもっとも有名なアルゴリズムといえばPageRankであろう。ただ有名ではあるが、PageRankについてあなたはどこまで理解しているだろうか。論文で知ることができる理論上のPageRankとグーグルが実際に採用しているPageRankは別ものであろうとも思われる。

    このあたりを前編後編に分けて天照SEOブログさんが、初心者にも分かりやすくまとめている。PageRankに関するすべてをグーグルが公表しているわけではないので一部推測も含まれるし、わかりやすさのために本来の意味から多少変えて解説している部分もあるが、PageRankをざっくり理解するには悪くない。

    念のために補足しておくと、この記事ではわかりやすく「PageRankはリンクをたどって流れるトラフィック量を表す」という表現をしているが、本来のPageRankは、各ウェブページの相対的な重要度を表すためにウェブ上のリンクグラフを元に計算する手法を表す。トラフィック量の推定はその適用例の1つに過ぎず、リンクから流れるトラフィックはPageRankの要点ではない。PageRankは、学術論文の世界における「よく引用(参照)される論文は良い論文である」との考えから、ウェブにおけるリンクを論文における引用とみなしてドキュメント(ページ)の重要度を表すものとして考案された特許の技術であり、単にあるページからあるページへのリンクを評価するだけでなく、あるリンクがリンク先ページに引き渡した重要度がさらにそのリンク先にも伝搬されるといった流れを繰り返し計算している。

    ちなみに、誤解されやすいが、PageRankの「Page」はWebページという意味ではなく、特許の考案者であるラリー・ペイジ(グーグルの創業者の1人)の姓「Page」を指している

    また、記事の後編でも書かれているが、グーグルツールバーなどで確認できるのは「ツールバーPageRank(TBPR)」であり、グーグルが内部的にもっているデータとは別モノだと考えたほうがいい(内部的なPageRankは公開されていない)。

    SEOに携わる人には関心の尽きないPageRankだが、これにこだわりすぎるのは正しいSEOではない。グーグルは現在、検索結果での順位を決定するのに200種類以上の指標を利用しており、PageRankはあくまでもそのごく一部に過ぎず、その重要度は以前に比べるとかなり低くなってきているからだ。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • グーグルがスパムと認定する「コンテンツファーム」とは?
    ★★★★☆ 勘違いしないで (SEMリサーチ)

    内容のない薄っぺらいコンテンツを検索結果から排除するようにグーグルがアルゴリズムを改良したことを、先週の注目ピックアップで取り上げた。質の低いサイトの例として「コンテンツファーム(Content Farm)」という言葉をグーグルは使っている。しかし、コンテンツファームがどんなサイトなのかを具体的に定義していない。

    SEMリサーチの渡辺氏は「よくわからない」としつつも次のように推測している。

    日々5000以上もの大量のコンテンツを日々配信するDemand Media(デマンドメディア)の台頭などの背景事情を考慮すると、とりわけ「一見すると情報として成立するが、その品質が極めて低いもの」がターゲットとなっているのではないかと推定されます。

    ※デマンドメディアについてはこの記事の続きの中編を読んでいただくといい。

    そして一部に誤解があることを指摘している。

    たとえば、あるメディアに先日、今回のGoogleの発表を受けて「OKWaveのQ&Aコンテンツを利用しているサイトが検索結果から消されるのではないか」といった指摘がありました。

    しかし、本件とOKWaveのQ&Aコンテンツの件は、直接的には関係ありません。

    グーグルが明確に説明していないせいもあるのだが、何をもってコンテンツファームと判断するのか混乱が発生しているようだ。時が明かしてくれるのを待つしかないのかもしれない。

  • グーグルで1ページ目に入るには高い壁がある
    ★★★☆☆ 必要なのは信用と実績 (サクラサクのSEOブログ)

    グーグルでは、ページが評価されるようになっても11位~20位(つまり検索結果の2ページ目)より上には、なかなか順位が上がらないことが多いそうだ。2ページ目までは順調に上がっても、そこから10位以内に入り込むまで3か月半かかったこともあるとのこと(そこそこ競争が激しいキーワードの場合)。

    ヤフーSEOの分析に定評があったが、ヤフーが検索システムにグーグルを採用して以来影を潜めていたサクラサクのSEOブログさんが、いよいよグーグルの分析結果をオープンにし始めたようだ。継続的な情報提供に期待したい。

  • グーグル上位表示の秘訣は「アンカーテキスト」
    ★★★☆☆ 岐阜を漫喫 (株式会社フルスピード公式SEOブログ)

    フルスピードさんの公式ブログが、グーグルで上位表示させるのに大切な要素の1つである「アンカーテキスト」を、実例を示しながらわかりやすく解説している。

    ページのタイトルにも本文にもキーワードが存在しなくても、そのキーワードが含まれているアンカーテキストでのリンクを大量に集めていると、そのキーワードで上位表示できるのだ。「アンカーテキストが重要」というのは“いまさら感”があるかもしれないが、改めて理解するのにわかりやすい記事だ。

    もちろん、アンカーテキストが重要だといっても、それがすべてではない。あくまでも、順位決定の要因の1つに過ぎないことは理解しておこう。

  • ターゲットキーワードに絞ったアンカーテキストでライバルサイトを落とせる?
    ★★★☆☆ 競合の攻撃に注意? (Web in the morning)

    自作でリンク構築する場合に、SEO対象のキーワードだけをアンカーテキストにすべきか、それとも分散させるべきかという問題に悩むことがあるのではないだろうか。

    Web in the morningさんがSEO対象のキーワードワードのみでのアンカーテキストの影響力について、「自分のサイトにリンクして自分のサイトの順位を上げる」ではなく「競合のサイトに勝手にリンクして競合の順位を下げる」側面からの持論を展開している。Web in the morningさんは、自身で実験したり数多くのサイトを分析したりしているようなので興味深い考察だ。なおコメント欄も読むと面白い。

用語集
Google Webmaster Central / Googlebot / PageRank / SEM / SEO / TBPR / アンカーテキスト / インデックス / ページランク / リッチスニペット / リンク / リンク切れ / 検索エンジン / 被リンク / 訪問

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