国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
海外&国内SEO情報ウォッチ

ヤフーで効くSEO要因でグーグルと大きく違う点とは? ほか10記事(海外&国内SEO情報)

キーワード最適化ツール、ヤフーに特徴的なSEO要因、クリック率向上など10記事。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • グーグルの「キーワード最適化ツール」
    (AdWords 日本版 公式ブログ)

    グーグルが、昨年11月にベータ公開していたSearch-based Keyword Toolというキーワード調査ツールの日本版が登場。

    日本人には、やはり日本語インターフェイスのほうが使いやすい。カテゴリ分類も英語版より信頼できそう。

  • Googleが公式に勧めるsite:検索の活用法
    (Google ウェブマスター向け 公式ブログ)

    「site:」検索で調べたインデックス数と、Googleウェブマスターツールで表示されるインデックス数の違いについて、Googleが公式ブログで説明。「site:」は複数の手段でクロールしたURLを表示するが、ウェブマスターツールの表示はサイトマップで送信されてインデックスしたURLのみ

    ちなみに、インデックスされていても「site:」で表示されないURLがあることには注意してほしい。

  • SEO→SMO→ネットPRコンボでテレビ番組に
    (SEOバーチャルスクールTW)

    銀座に店舗を構える高級中華料理店が、インターネットでのPRからテレビ露出に成功した実例。SEOと他のネットマーケティングの組み合わせが相乗効果をもたらした。

    情報元は日経トレンディネットだが、わかりやすく簡潔に解説している。

  • スモールキーワードを意識した文章の書き方
    (SEO対策の薬箱)

    いわゆる「ロングテールキーワード」でのアクセスを狙ったライティング指南。

    検索数のきわめて少ないロングテールキーワードを1つひとつ対象にして、最適化したページを作成するのは、作業効率が良くない。キーワードリストを元に、コンテンツに散りばめるほうが効率が良い。

  • ヤフーではアンカーテキストだけでなくリンク先のタイトルも要因
    (SEO塾の公式ブログ)

    前半の内容はさておき、後半に書かれているヤフーのアルゴリズム分析には、ぜひとも注目してほしい。

    グーグルが「アンカーテキストマッチ」なら、ヤフーは「アンカーコンテンツマッチ」。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • SEOに頼らない10のオンラインプロモーション
    (SEOptimieze)

    検索エンジンを使わないインターネットでのプロモーション手段を10個提示。

    1. twitter(※マイクロブログと呼ばれるコミュニケーションツール)
    2. ブログ
    3. YouTube
    4. LinkedIn(ビジネス専門のSNS)
    5. ソーシャルショッピング(ユーザー同士がそれぞれの買い物リストやおススメ情報を共有して交流するSNS)
    6. ショッピング検索エンジン(日本ではビカムなど)
    7. Yahoo Answers(日本ではOKWave人力検索はてなヤフー知恵袋教えて!gooなどのQ&Aサイト)
    8. レビューサイト
    9. 地域密着サイト・地域サイトディレクトリ
    10. 専門特化サイト
  • titleタグとdescriptionタグをいじってクリック率を向上
    (YouTube)

    おなじみのグーグル、マット・カッツ氏のサイト管理者に宛てたQ&Aビデオ。

    titleタグやmeta descriptionは、検索結果ページでユーザーにクリックしてもらうのにとても重要。順位を上げることだけに注力するサイト管理者が多いが、CTR(クリック率)を上げるために、ユーザーを惹き付けるtitleタグとdescriptionタグの作成に取り組むべき。ユーザーが多く訪問すれば、ROI(投資対効果)の向上も見込める。ただし、だまして誘導するような表現はしないこと。

  • YouTubeビデオ最適化
    (Bruce Cray)

    4月2日にシドニーで開催されたSMXという検索マーケティングイベントの1セッションの概要を紹介。YouTubeビデオの最適化は以下のとおり。

    • 最適な長さは3分以下
    • 短いビデオは、再生回数が多くなる
    • 再生回数が多くなれば、人気が出る
    • 人気が出れば、コメントが付きブックマークされる
    • コメントとブックマークが多いとPageRankが上がる
    • タグにキーワードを設定する
    • Facebookなどの他のソーシャルサイトでもプロモーションする
    • 自分のサイトから狙ったキーワードのアンカーテキストでリンクする
    • ビデオの最後に行動を起こす仕掛けを入れる。たとえば、「ノーカット版は公式サイトで」のように。
  • 検索エンジンに適したサイトデザイン
    (SiteProNews)

    こちらもSMXシドニーの1セッションの概要を紹介。検索エンジン向けに最適化されたサイトデザインとは、以下のとおり。

    1. デザインの段階でSEO要件を特定しておく。ユニークなtitleタグ、h1/h2タグ、十分な記事コンテンツ、クロールしやすい内部リンク構造
    2. Flashはテキストで囲み、HTML版も用意しておく
    3. 画像にはalt属性を使い、ファイル名にキーワードを入れる
    4. 画像に文字が埋め込まれているときは、CSSでテキストを置き換えておく
    5. テキストを適切に配置するためにCSSレイヤーを使う
  • Googleツールバーの灰色PageRankが意味するもの
    (WebmaserWorld)

    GoogleツールバーのPageRankは、「PageRankの情報を利用できません」とポップアップメッセージが出て灰色になる場合がある。灰色になるのは、ペナルティを受けているのが主な原因と思われていた(公開したばかりの新しいページは、PageRankがまだ付いていないので灰色)。

    しかし最近、リンク集ページのような特定のタイプのページは、自動的に灰色にされているようだ。また、灰色になったり緑のPageRankが付いたりを繰り返すケースもある。灰色になるには、これまでになかったものも含め、いくつかの原因があると考えられる。

用語集
AdWords / CSS / CTR / Googleウェブマスターツール / HTML / PageRank / SEM / SEO / SMO / SNS / Yahoo! JAPAN / YouTube / meta description / アンカーテキスト / インデックス / キーワード / クリック率 / クロール / セッション / ディレクトリ / ネットPR / リンク / ロングテール / 検索エンジン / 訪問
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