Google検索結果 順位ごと1位~10位のクリック率データ3種 など10+2記事(海外&国内SEO情報)
- Google検索結果1位~10位それぞれのクリック率データ3種
1位はダントツ (Agent SEO)ほとんどの場合において、検索結果でのクリック率は1位がもっとも高く、順位が下がるに連れて下がっていく。容易に想像できることだろう。では、具体的には順位によってどれぐらいクリックされる率が違うのだろうか。
Agent SEOブログが、次の3つのデータを紹介している。
- AOLから流出したデータ ―― 2006年にAOLから偶然流出した、AOLの60万検索ユーザーによる3000万検索クエリのログデータ
- 米コーネル大学の調査データ ―― 2004年に行ったグーグルでの検索行動に関する調査の一環として、397クエリ分に関して行われたアイトラッキング調査
- 米ブランドソフテック社の調査データ ―― 同社が開発したソフトで測定されたデータで、63のギャンブルサイトに対する、グーグルからの2万9327キーフレーズ、535万7519クリックのデータ
AOLから流出したデータ 米コーネル大学の調査データ 米ブランドソフテック社の調査データ 1位 42.13% 56.36% 38.19% 2位 11.90% 13.45% 21.73% 3位 8.50% 9.82% 11.94% 4位 6.06% 4.00% 6.42% 5位 4.92% 4.73% 5.35% 6位 4.05% 3.27% 4.51% 7位 3.41% 0.36% 3.77% 8位 3.01% 2.91% 2.89% 9位 2.85% 1.45% 1.61% 10位 2.99% 2.55% 2.59% 3つのデータを平均すると検索結果1ページ目の順位ごとのクリック率は次のようになり、1ページ目は全体で95.91%のクリックを獲得することになるという。
3データの平均 1位 45.46% 2位 15.69% 3位 10.09% 4位 5.49% 5位 5.00% 6位 3.94% 7位 2.51% 8位 2.94% 9位 1.97% 10位 2.71% もちろん、こうしたデータは完全ではないし、検索キーワードによってユーザー行動は異なる。また、検索結果にどんなリスティング広告が表示されるかにもよるし、現在のグーグルではユニバーサル検索やプレイス検索など、ウェブページ以外の結果が差し込まれることも多い。したがって一律にどの検索結果にも当てはまる数字ではないので、確実なデータだとは考えないでほしい。とはいえ、大まかな目安にはなるのは間違いない。
日本語で読めるSEO/SEM情報
- 早く取り締まってほしい有料リンク
これは…… (Web in the morning)グーグルはガイドラインでランキングを操作するためのリンクの売買を禁止している。つい最近も「有料リンクでガイドライン違反にならないために」というエントリをウェブマスター向け公式ブログで公開したばかりだ。しかしグーグルに見つかることなく、上位表示に大きく貢献している有料リンクがいまだに存在している。
そんな有料リンクの一例を、Web in the morningさんが暴露している。具体的なサイト名やどこの会社がこの枠を販売しているのかは伏せられているが、もし本当にランキングを不正に操作する有料リンクであるならば、いずれ、だれかがグーグルに通報し、この広告を掲載しているサイトがペナルティを受けることになるのだろう。世知辛い世の中だ。
- 自然な被リンクとは?
当然といえば当然 (いまどきのSEO対策を検証)検索エンジンは自然なリンクを評価すると言う。では「自然なリンク」とはどんなリンクなのだろうか? こちらの記事では、「そのサイト(あるいはページ)が受ける可能性のあるリンク」だと定義している。
当然のことを言っているだけに見えるが自作の被リンク構築が中心になるとテクニック的な部分にばかりに意識が集中してしまい、明らかに不自然なリンクばかりになってしまう危険がある。結果的にペナルティを受けてしまうこともあるだろう。
自作リンクを推奨するわけではないのだが、「張られるのが当然」「張られるべくして貼られた」「張られていて何の不思議もない」被リンクが自然に集まるような戦略を練ってほしい。
- ハッキングされた可能性のあるサイトに対してグーグルが警告メッセージを検索結果で表示
サイトのセキュリティは万全に (グーグルウェブマスター向け公式ブログ)グーグルの検索結果では、これまでもマルウェアに感染していると思われるページには「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」という警告メッセージが併せて表示されていた。さらに、検索結果に出たページがハッキングされている可能性がある場合にも警告メッセージを表示する機能が追加された。「このサイトは危険にさらされている可能性があります」という警告メッセージが出る。この機能は、米グーグルでは昨年12月にすでに導入されていたものだ。
このような警告メッセージが表示されたら検索結果でのクリック率が著しく下がるであろう。サイトの管理者は、「FTPのパスワードを第三者に気軽に教えない」「サーバーのソフトを常に最新に保っておく」などのセキュリティ侵害に対する対策を日頃から入念にしておこう。またグーグルに警告を受けたことがすぐに分かるようにグーグルウェブマスターツールに登録し、メッセージ転送機能を設定にしておくことを推奨する。
- グーグルウェブマスターツールのサイトリンクブロック設定のバグ
グーグル社員の活躍が始まるか? (グーグルウェブマスターセントラル 公式ヘルプフォーラム)グーグルは(今はヤフーもだが)、検索結果にサイト内の個別ページへのショートカットリンクを表示する機能がある。これをサイトリンクと呼ぶ。「Web担当者Forum」という名指し検索でWeb担の公式ホームページを探すように、特定のサイトを探す“ナビゲーショナルクエリ”で表示されることが多い。
サイトリンクに表示されるリンクはアルゴリズムで自動化されていて、サイト管理者が自由には選べない。しかし表示したくないリンクがサイトリンクとして出ていれば、グーグルウェブマスターツールでブロックして非表示にできる。
ブロックすると通常は別のリンクが新たに表示されるのだが、他のリンクが出ずにリンクが2個以下になると、サイトリンクそのものが消滅してしまうので注意が必要だ。ところがサイトリンクが3個以上残っていても累計で5つ以上のブロックを設定すると、ウェブマスターツールで「検索結果には表示されません」という警告メッセージが出るバグが発生している。
グーグル社員のクリスさんによれば、ウェブマスターツールのバグらしく担当チームに報告したとのことである。いずれ修正されるであろう。
なお日本のグーグルウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムでグーグルの社員さんたちのレスポンスが悪いと、このコーナーで筆者はたびたび不平を述べている。今回のようにグーグルの中の人にしか解決できないトラブルがあるのに放置しているからだ。しかし最近グーグル社員さんの出現回数が増えてきたようにも感じる。ヘルプフォーラムでサポートしてくれているグーグル日本のサーチクオリティチームの主な方々は、Kyotaroさん、なおさん、クリスさん、テテさんである。「ありがとうございます」と感謝の気持ちを述べると同時に米国に負けないユーザーサポートを期待したい。
- 海外のウェブサイト・ウェブ屋の12個の特徴
番外編 (Webクリエイターボックス)SEOには直接関係ないが、海外のウェブ事情についての面白い記事を見つけたので番外編として紹介したい。海外Webサイト・海外Web屋の12個の特徴を、わかりやすいイラストとともに解説している。
- URLを直接入力
- IE6は基本的に無視
- FacebookがWeb戦略の鍵
- メールマガジンマーケティング
- いろんなフォントが使える
- イラストより写真
- ミニマルなデザイン
- ECサイト
- Skypeで会話
- Basecamp命
- 仕事中にYouTube
- 同僚の日本語が無駄に上達する
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