古い記事がツイッターで話題に→検索エンジンで1ページ目に順位アップ など10+2記事(海外&国内SEO情報)
- 古い記事がツイッターで話題に→検索エンジンで1ページ目に順位アップ
速報 (SEOmoz)ツイッターでの言及の影響で、ビッグワードでの検索順位が一気にアップしたと思われる事例が出てきたようだ。
ウェブ検索の順位決定にツイッターのリンクを利用している事実をグーグルが認めたことが去年の12月に明らかになっている。ただし、検索順位に与える影響は極めて小さいとのことであった。ところが、SEOmozが非常に興味深い事例を公開した。ツイートに含まれたリンクがビッグキーワードでの上位表示に大きく関係したらしいのだ。
SEOmozが以前から公開していた「Beginner's Guide to SEO」(SEOの初級者向けガイド)というコンテンツがあるのだが、最近になってSmashing Magazine(スマッシング・マガジン)という人気サイトがこのコンテンツをツイートで紹介した。Smashing Magazineのツイッターアカウントのフォロワー数はこの記事を書いている時点で34万6,000人を越えている。オーソリティのあるツイッターユーザーと言えるだろう。そして、このツイートは多くのユーザーにリツイートされた。
ツイートには、「Beginer's Guide to Search Engine Optimization」というテキストと該当ページへのURLが書かれていた(正しくは「beginner」だがツイートでは綴り間違えている)。
すると、「Beginner's Guide」(初級者向けガイド)という一般的なキーワードでSEOmozのこのコンテンツが4位に表示されるようになり、この検索キーワードでのサイトへのアクセスが出てきたのだという。それまでまったく検索からのアクセスがなかったキーワードだ。しかも、「SEO」という限定のない、比較的ビッグな検索キーワードだといえるだろう。
もちろん、この情報だけではツイートが原因で順位がアップしたとは断言できないし、ツイートのリンクが影響を与えた可能性もある。また、QDFが働いたとも推測できるが、この記事を書いている時点でも2ページ目に依然として残っているのも事実である。みなさんはこの事例をどうとらえるだろうか?
日本語で読めるSEO/SEM情報
- 順位下落幅から診断する4種類のグーグルペナルティ
ペナルティの見極め方 (SEMリサーチ)検索順位が何番ほど落ちたのかを基準にグーグルのペナルティを診断する方法を、SEMリサーチの渡辺氏が解説している。渡辺氏は、順位の下落幅から、その原因を次の4パターンに分けている。
- プラスマイナス10の違いは、計算結果の違い
- プラスマイナス20の変動は、「対策手法の見直し」サイン
- プラスマイナス40の変動は、SEO施策に注意
- プラスマイナス50の変動は、要確認
1つ目と2つ目はペナルティの可能性が極めて薄いことに注意したい。反対に4番目は深刻なペナルティの可能性が高いとのこと。
- グーグルで順位下落したときの対処法 ⇒ 何もしない
慌てない、慌てない (株式会社フルスピード公式SEOブログ)グーグルで検索順位が下がったときの対処方法を具体的なデータを見せながら説明する記事が、フルスピードさんの公式ブログで公開された。
以下の要素が、この事例ではポイントになったとのこと。
- 10位以内から10位前後下落
- 直近で順位が落ちるような極端な対策はしていない
- 他のキーワードでも全体的に順位が動いている
- 競合サイトに同様の動きが見られない
これらの要素から判断して何もすべきでないと判断し経過を見守ったところ、まもなく元の順位に回復したそうだ。
順位が下落した要因に思い当たる節がない場合は、まずは検索エンジンの一時的な仕様変更あるいはテストなどによる影響を思い浮かべてください。というように、順位が下がっても、状況によっては慌てずに何もせず数日静観するのが適切な対処法になることがあると覚えておきたい。
- 非商用キーワードでバックリンクとアクセスを集め売上を伸ばす方法
チャレンジしてみよう (Cyberture)「競合サイトが対策しておらず」「検索数がそこそこあり」「コンバージョンする」そんな条件を満たす検索キーワードがあればそのキーワードでSEOすればいい。しかし実際には、そんなキーワードは滅多にない。
そこで、商用キーワード(収益性は高いが競争が激しいキーワード)ではなく、非商用の、つまり収益性は低いが競争のゆるいキーワードをターゲットにして、売上を伸ばす手法を、この記事で紹介している。
重要な部分までは説明されていないが、わかりやすくヒントを与えてくれている。ナチュラルリンクや安定した集客を実現するために取り入れてみたい手法だ。
なお、記事中で触れられている、Web担で公開したリードナーチャリングの記事はこちらで読める。
- 「IPアドレス分散はSEOに効果なし」を裏付ける事例
この話題はこれが最後 (副業するサラリーマン)「IPアドレス分散はSEOに効果ありというのはSEO都市伝説」という記事をこのコーナーの今年最初の注目ピックに選んだ。それを裏付ける事例を、こちらの記事では紹介している。
やむを得ない理由で、それまで分散していたリンク元のサーバーをある範囲のIPアドレスのサーバーに集約したが、9か月たった現在まで目立った順位変動は起こっていないそうだ。
自作リンクのためにサイトを構築することをおすすめしているわけでは決してないが、IPアドレス分散がどうこうといった、取るに足らない情報にいまだに振り回されているとしたら、そろそろ終わりにしよう。
- モバイル用のトランスコーダはスマートフォンには無効
社員のコメントは貴重! (グーグルウェブマスターセントラル 公式ヘルプフォーラム)携帯端末(ガラケー)を使っていると、グーグル検索の結果からPC向けページにアクセスする際に、グーグルがPC向けページのHTMLを自動的にモバイル端末用のHTMLに変換してくれる。この仕組みは「トランスコード」と呼ばれる。
このトランスコーダは、スマートフォンからのアクセスには適用されないとグーグルのウェブマスター向け公式フォーラムでグーグル社員が説明している。スマートフォン用のページを準備したときはユーザーエージェントで振り分けるのが適しているそうだ。
ちなみに米国と違って日本のグーグルの公式ヘルプフォーラムでグーグルの社員が(宣伝目的以外で)登場するのはかなり珍しい。グーグルの公式見解が得られるとウェブ担当者としては安心するし、グーグルに対する信頼も増す。もっともっと出現回数を増やしてほしい。
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