Web解析のためのKPI大全

訪問頻度分布(高/中/低)

訪問頻度分布(高/中/低)

あなたのWebサイトにとって、訪問者のリテンション(維持)が重要であるなら、訪問者がどれくらいの頻度でサイトに来ているかを幅広く追跡することで、早期に警告を発することができる。

  • 定義

    カテゴリ型の他のKPIと同じく、この計測もアクセス解析ツールがどの程度細かく、訪問頻度を拾えるかに依存するところがある。訪問頻度が拾えるならば、次に「高/中/低」の区切りを決めよう。基準値はWebサイトによってさまざまだが、一般的には、平均的に訪問頻度が高いWebサイトの場合は、基準値は高めに設定したほうが良く、Webサイトが再訪問者があまりないようであれば、基準値を低く抑えるほうが良い。

    どのくらいの時間枠で計測するか、ということも重要な要素である。1日の中で何度も来てくれる訪問者の方が、月に何度も来る訪問者よりも、強く魅力を感じているということである。私が勧めるのは、月別に訪問頻度を計測し、およそ月3回以下を低頻度訪問と定義することである。とはいえ、意味のあるカテゴリ分けは、業種に合わせてなされるべきものであるし、より明確な扱い方については、本書の別の項目で詳述したい。

    基本的な計算式は、以下となる。

    {訪問頻度の低い訪問者の総数}÷{総訪問者数}={低頻度訪問率}

    {訪問頻度が中程度の訪問者の総数}÷{総訪問者数}={中頻度訪問率}

    {訪問頻度の高い訪問者の総数}÷{総訪問者数}={高頻度訪問率}

    「高/中/低」というのは明らかに曖昧な形容なので、基準値を明記する必要がある。KPIレポートに「定義」または「注釈」の欄を、エクセルの注釈機能などを用いて加え、カテゴリの意味するところをはっきりと説明しよう。

  • 表現形式

    カテゴリ分けの基準値を慎重に決めさえすれば、あとはこの指標単体でも十分な意味を持つことができる。ECサイトで購入頻度のセグメンテーションが(アクセス解析ツールやcookieを用いて)できれば、その計測も重要である。

  • 想定される結果

    訪問頻度は、業種やビジネスモデルによってさまざまである。たとえば、私のサイトと、CNN.comの場合を比べてみよう。CNNのサイトを高頻度に訪れる訪問者の割合はきわめて高い。一方、私のサイトには、運よく月何度か来てくれる人がいるかどうかである。CNNはメディアサイトであり、私のサイトはマーケティングサイトだからである。

    このKPIに関しては、本書の後半、業種ごとの解説の中で再度詳しい説明をする。

  • 行動

    訪問頻度が高いことを想定するサイトであれば、この指標が低下傾向を示したら、すぐに行動すべきである。この値に影響を与えるのは難しいことだが、メール広告を注意深く活用するなど、リテンションの戦略によって、訪問頻度を改善することは可能である。訪問頻度が徐々に下がってきていれば、あなたのサイトが提供するWebサイトに、問題が潜んでいる可能性がある。いずれにしろ、この指標は業種ごとに考えてこそ、十分な意味をもつ。

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