特定セグメントの訪問率
特定セグメントの訪問率
「新規訪問」「リピート訪問」という分け方はシンプルなセグメンテーションだが、あなたにとって最も価値のある別のセグメンテーションに基づいて、KPIを設定することも重要である。
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定義
多くのサイトオーナーは「高価値顧客」や「検索マーケティングによる獲得訪問者」などのように複雑な訪問者セグメントをモニタリングする。どのセグメントをモニタリングしていようが、特定の訪問者セグメント割合は以下のように計算される。
{特定セグメントの訪問者数}÷{総訪問者数}={特定セグメントの訪問率}
「価値の高い購入者」や「キーワード広告の訪問者」など、複雑なセグメンテーションをしたいという要望は少なくない。こんな計算式を書くのは紙面の無駄のように思えるが、「KPI大全」ということで、記載しておいた。訪問者のセグメンテーションができるアクセス解析ツールなら、セグメントごとの訪問者数は、最も基本的な計測指標である。
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表現形式
こういったKPIの場合の最重要事項は、レポートの読み手がセグメントの定義をしっかりと理解していることである。基本的には、社内で最も通じやすい言葉を用いて、セグメントの明確な定義を、KPIレポートのどこかに入れておく必要がある。
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想定される結果
このKPIの期待値は、セグメントの全体像や、計測される個々のセグメントに、全般的に依存する。
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行動
繰り返すが、アクセス解析の父 Jim Sterneが言うところの「時と場合によりけり」である。とはいえ、この指標をレポートに盛り込む前に、値が一定以上増加・減少を示した場合に、いかなる行動をとるべきか、はっきりと理解しておこう。
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この記事の筆者
この記事は、Web Analytics Demystifiedの創設者でありシニアパートナーであるエリック・T・ピーターソン氏による書籍『The Big Book of Key Performance Indicators』の日本語版です。原著作者の許諾を受けて株式会社デジタルフォレストが翻訳し、同社の開催する「Web解析マネジメント実践講座」において参考書としているコンテンツを、Web担当者Forum向けに特別に公開しているものです。
※この日本語訳版に関するお問い合わせは、デジタルフォレストまでお寄せください。
エリック・T・ピーターソン 著
株式会社デジタルフォレスト 手嶋進、入谷聡、清水昌浩 訳
Original Author: Eric T. Peterson, Senior Partner and Founder, Web Analytics Demystified