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「レスポンス速度を決定する要因はサーバーやネットワーク、ブラウザ上のレンダリングなどさまざまあるが、日や時間帯による劣化の大きな要因はトラフィックの増加による負荷である。」
と書かれていますが、これを実証する証拠、データはお持ちなのでしょうか?

私は、この3年、定常的に様々な日本のWebサイトのパフォーマンス計測を行い、データを分析していますが、現状のパフォーマンスの劣化の主要な要因は、Facebook、Twitter、mixiのようなSNSのボタン、広告配信、Google AnalyticsやSiteCatalystの計測ビーコン、VeriSignなどのSSLシールなどの遅延です。

この調査の計測は、巷で思われている「トラフィックスの増加が負荷の原因となって遅延する」という、想定された原因ありきになっていると思います。だから、HTMLソースのレスポンスタイムを計測するという手法になったのでしょうか?

しかし、「Nielsen Norman Groupによると、人間の操作に対するシステムの反応速度でユーザーのー思考を止めない限界は1秒だという。」という文章を出されるのであれば、HTMLのレスポンスタイムの数値ではなく、表示速度を数値として挙げて解説しなければ、意味がありませんし、操作可能時間(Time to interactive)の数値を計測しなければ、実際の操作時の没入感を阻害しているかどうかを判断できません。

その調査方法「ここで表す『レスポンス速度』とは、HTTPリクエストを送ってからそのページのHTMLソースがすべて返ってくるまでの時間を指す。」とありますが、記事のタイトルとなっている「Webサイトの表示速度から見るインターネットユーザーの閲覧行動と企業の課題」の、Webサイトの表示速度とは関係がありません。

ご存知だとは思いますが、ブラウザがレンダリング処理を行うためには、HTMLソースだけではなく、CSSやOnloadで指定されたJavaScriptを読み込み、DOM処理を全て行わなければいけません。それから、表示が開始されるのです。

その点をW3C Web Performance Working Groupでは重要視して、W3C Navigation Timeingという、Webサイトのパフォーマンス計測の標準メトリクスを制定したのです。
表示開始時間については、Navigation Timing 2において、prerenderSwitchという属性で定義されています。

ブラウザ開発者の間では、通称First Paintとして(オブジェクト名や属性名は異なりますが)、ブラウザで取得できるようになっています。

IE
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ie/ff974719%28v=vs.85%29.aspx

Firefox
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Mozilla/Preferences/Mozilla_prefer...

Chrome
http://www.lognormal.com/blog/2013/11/11/calculating-first-paint/

この記事のタイトルと調査方法が合致しておらず、発表されている数値もWebサイトの表示速度を表すものではないので、読者に誤解を与える内容になっていると危惧します。

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