東京オリパラは何で見る? 「PC/スマホ」派は23%、「ラジオ」派も7%存在【ニールセン調べ】
ニールセン デジタルは、「スポーツコンテンツの視聴行動と意識」に関する調査結果を発表した。
同社では、スポーツコンテンツにおけるメディアと広告での、視聴者の行動と意識について、四半期ごと調査を実施している。計5回の実施を予定しており、その第2弾「スポーツオーディエンスのメディア利用2019-2020 Vol.2」をもとに分析を行った。
東京オリパラの視聴デバイス、主流派はテレビだがPC/スマホやラジオも一定数
「スポーツオーディエンスのメディア利用2019-2020 Vol.2」によると、「東京2020オリンピック・パラリンピックの観戦意向」について、「観戦するつもり」と答えた人は、インターネット利用者のうち57%で前回調査より4ポイント増加。性別では男性が、前回調査より8ポイント増加していた。開催年になって、さらに関心が高まってきた模様だ。
続いて、「東京2020オリンピック・パラリンピックの観戦に使用する予定のデバイス」を聞くと、最多はやはり「テレビ」で全体では52%。一方で、「パソコン・スマートフォン・タブレット」といったデジタルデバイスでの視聴を考えているも、23%存在した。さらに「ラジオ」という人も7%存在する。
ちなみに、年明けに開催された「2020年 箱根駅伝」は、テレビとデジタルの両方で配信されていた。しかし、デジタルデバイスでの視聴はわずか4%、デジタル上で配信されていることを知っていたのは12%だった。
スポーツコンテンツは、他のコンテンツと異なり、“タイムシフトではなくライブ(リアルタイム)で観戦すること”が一般に好まれる。こうした特性も、4Kや5Gの普及に加え、判断に影響を与えていると思われる。さらに「デジタルでも配信されている」ことそのものの認知を、いかに向上させるかが大きく影響するだろう。
調査概要
- 【調査対象】スマートフォン、パソコン、タブレットのいずれかのデバイスを通して月1回以上インターネットを利用している日本全国の15歳(高校生)以上の男女
- 【調査方法】3デバイスからのインターネット利用者の人口構成比によって割り当て
- 【調査期間】2020年1月30日~2月2日
- 【集計サンプル数】計800人
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