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検索結果に対する満足度はGoogleよりもYahoo!のほうが高いというデータが示された?!

明日は朝から、僕らSEOmoz初のトレーニングセミナー。しかも8時間に及ぶ長丁場。そんなわけで、今夜はこのブログを書くにもかなり時間が限られている。でも、ちょっと信じられないデータなんだけど、ぜひみんなに見せておきたいデータがあったので、それを紹介する。

Compete Yahoo! Data
Compete, Inc.より(日本語訳はWeb担編集部による)

ISPからデータを購入するとともに、「プロプライエタリ」な手法によるトラフィックの調査も行っているCompete.comによると、ユーザーに検索結果を「クリック」させるという点では、Yahoo!が最もうまくやっている検索エンジンだという。つまり、検索結果に対する顧客満足度は本当にYahoo!がいちばん高い可能性があり、検索ユーザーをサイトに送り込む率で言えば、3大エンジンの中でYahoo!が最もいい仕事をしている、ということなのかもしれない。この結果について、Compete.comの分析をもう少し見てみよう。

……検索意図の充足度が低いということはすなわち、その検索エンジンでは検索結果に表示されたリンクをクリックする利用者の割合が小さいということを意味する。そういった視点から見ると、Yahoo!は消費者の求める結果をより効果的に提示しているとも考えられる……

このデータは、WebSideStoryの調査結果とも、実際にある程度一致している。つまり、トラフィックのコンバージョン率を3大検索エンジンで比べると、最も高いのはおそらくMSNだけど、GoogleよりもYahoo!の方が高いということだ。さらにYahoo!の場合、トラフィックがYahoo! News、Yahoo! Sports、Yahoo! Entertainment、Yahoo! AnswersなどYahoo!自身が運営するサイトに流れていて、トラフィックを自社のドメイン上に留めておくという点でも、最も大きな成功を収めているのはたぶんYahoo!だろう。この2つの事象には、おそらく相関関係があると見ていい。

このデータについて、今のところはっきりとした答は見つからないし、この調査結果が正確かどうか確かなことは言えないのだけれど、Yahoo!ユーザーの満足度が実際に他のエンジンより高いかどうかを調べるのは、たしかに興味深いことだと思う。これまで何度も見てきたように、製品に対する満足度が高いからといって、必ずしも顧客がそのブランドに満足を感じているとは限らない。おそらく、それが非Googleファンの克服しなければならない最大の課題だろう。

用語集
Google / ISP / Yahoo! / クリック率 / コンバージョン率 / リンク / 検索エンジン / 調査データ
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