先週のWeb担まとめ記事
Google検索のタイトルリンク、何文字まで見える? モバイル・PC別の最新仕様を検証【1週間まとめ】
Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 5 本とニュース記事 5 本です。

→ https://webtan.impress.co.jp/q/2025/10/50151

→ https://webtan.impress.co.jp/events/202511
今回の要チェック記事↓ニュース | ↓セミナー | Google検索のタイトルリンク、何文字まで見える? モバイル・PC別の最新仕様を検証
Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?
- [解説記事]
Google検索のタイトルリンク最適化 SEO観点で理想の設定とは
先週の人気記事
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先週のニュース記事↑要チェック | ↓セミナー |
ウェブマーケティング界隈で知っておくべきニュースを厳選してお届け。
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https://webtan.impress.co.jp/n/2025/10/21/50239電通デジタルが生成AI「Luma AI」の「Ray3」で広告クリエイティブ制作・運用支援を強化
https://webtan.impress.co.jp/n/2025/10/21/50263消費者庁が英会話教室「NOVA」運営会社に景品表示法違反が認められたとして措置命令
https://webtan.impress.co.jp/n/2025/10/22/50278プライバシー保護と効率的な広告配信両立の「プライバシーサンドボックス」技術の大半を廃止
https://webtan.impress.co.jp/n/2025/10/24/50293
「ネットショップ担当者フォーラム」
「DIGITAL X(デジタルクロス)」
「IT Leaders」
「Think IT」
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※来週以降のセミナー情報をピックアップして紹介します。
- マーケティング/マーケティングテクノロジー
【11/6-11/7】Web担当者Forum ミーティング 2025 秋
日時:11/6(木)~11/7(金)10:30~17:15 場所:赤坂インターシティコンファレンス(東京都港区赤坂1-8-1) 参加費:無料 主催:株式会社インプレス Web担当者Forum
→ https://webtan.impress.co.jp/events/202511
- 広告
【11/5】Appleの新Cookie規制にも対応! 1st Party Dataを活用した広告効果の向上術
日時:11/5(水)10:00~11:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社イルグルム
→ https://go.ebis.ne.jp/seminar_251105/
- Webサイト
【11/7】サイトリニューアルの投資対効果!上層部が納得する方法を解説
日時:11/7(金)13:00~13:30 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:ハートコア株式会社
→ https://www.heartcore.co.jp/webinar/20251107.html
- SNS
【11/5】Instagramのアルゴリズム 最新動向と効果的な打ち手を解説
日時:11/5(水)13:00~14:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社ホットリンク
→ https://www.hottolink.co.jp/event/20251105【11/6】【無料セミナー】X(Twitter)のアルゴリズムはどう変わったのか?これからのアカウント運用で生き残るために必要なこと
日時:11/6(木)13:00~14:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社コムニコ
→ https://www.comnico.jp/seminar20251106
- データ分析
【11/6】【30分速習講座】「GA4とは?」から学ぶ、成果につながる「指標」の見つけ方
日時:11/6(木)13:00~13:30 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社ヴァリューズ
→ https://www.valuesccg.com/seminar/20251024-10044/
- デザイン
【11/7】成果を出すチームの行動習慣~これからの働き方を「デザイン態度」から学ぶ~【対面ワークショップ】
日時:11/7(金)17:00~19:30 場所:amu (あむ)(渋谷区恵比寿西1丁目17−2) 参加費:無料 主催:株式会社コンセント
→ https://infobahn-concent-251107.peatix.com/view
- SEO
【11/5】【AI・SEO対策】AI時代に事業会社が取るべきSEO対策とは?|好評につき再配信
日時:11/5(水)14:00~15:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社ヴァリューズ、株式会社EventHub
→ https://www.valuesccg.com/seminar/20251022-9992/【11/6】やるべきことは変わる?変わらない? AIO・LLMO時代に求められる『次世代のSEO戦略』とは?
日時:11/6(木)12:00~13:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社シャコウ、株式会社WACUL、株式会社ニュートラルワークス、TechSuite株式会社
→ https://bakuyasu.techsuite.co.jp/seminar/webinar20251106/
編集後記
こんにちは、編集部の四谷です。
小川卓氏、辻正浩氏、松尾 茂起氏などが登壇するWeb担主催イベント!
- Web担当者Forum ミーティング 2025 秋
https://webtan.impress.co.jp/events/202511
リアル会場のため、人気講演は〆切が出ているものもあります。ぜひお早めにお申し込みください。
「プライバシー サンドボックス」終了。Googleの6年越しの挑戦が示した現実
2025年10月22日、米Googleが主導してきた「プライバシー サンドボックス」計画が、事実上の終了を迎えました。ウェブ広告の世界では大きなニュースです。
そもそもこのプロジェクトは、ウェブ広告のターゲティングや効果測定の基盤として長年使われてきた「サードパーティCookie」に代わる仕組みをつくるという、壮大な挑戦でした。
Cookieは便利な一方で、ユーザーの同意なしに追跡されるケースが問題視され、GDPR(EU一般データ保護規則)をはじめ、各国で規制が進行。Googleも例外ではなく、2019年に“ポストCookie時代”の新しい広告基盤として「プライバシー サンドボックス」の開発に着手しました。
ユーザーのプライバシーを守りながら、広告主がターゲティングや効果測定を行える仕組みを再構築すること。つまり、「広告が支える無料ウェブの構造」を壊さずにアップデートすることが至上命題。このためにGoogleは、「Topics API」(興味関心ベースのターゲティング)や「Attribution Reporting API」(効果測定)といった新技術を次々と提案しました。
迷走の6年…延期、反発、そして撤回
Googleは当初、2022年までにサードパーティCookieを段階的に廃止する計画を掲げていました。しかし、2021年、2022年と相次いで延期。最終的には2024年に完全廃止を断念し、2025年10月に、主要APIの「Protected Audience」「Topics」などを含む関連技術の大半を廃止すると発表しました。
なぜ、世界最大のウェブ企業をもってしても、このプロジェクトはうまくいかなかったのでしょうか。その背景には、技術的な課題だけでなく、広告業界・規制当局・プライバシー団体という三者の利害が複雑に絡み合っていました。
広告業界の反発:「精度が落ちる」「Googleの独占が強まる」
サンドボックス技術ではCookieほどのターゲティング精度が出ず、収益が減少するのではないかという懸念が広がります。さらに問題だったのが、「ルールを作るのがGoogle自身である」という点です。多くの事業者が「Googleが自社に有利な設計にするのでは」と警戒し、独占禁止法上の疑念も浮上。結果として、業界全体の協力体制は築けませんでした。
規制当局の監視:「独占を防げ」
イギリスのCMA(競争・市場庁)をはじめとする各国の規制当局は、この独占懸念を重視し、Googleの動きを厳しく監視します。仕様変更を何度も求めたことで、開発は遅れ、実装は複雑化していきました。
開発者とユーザーの温度差:「難しすぎる」「信用できない」
新技術は非常に複雑で、広告事業者や開発者が使いこなすにはハードルが高いものでした。その結果、実装率は低迷。さらに、「Topics」なども「結局は別の形でトラッキングしているのでは?」という懐疑的な声が消えず、ユーザーの信頼を得られなかったことも痛手でした。
終わりではなく、次のステップへ
広告がなくなれば、無料でアクセスできるコンテンツの多くは存続できません。一方で、ユーザーが安心してウェブを使えなければ、広告の意味も失われます。「プライバシーを守り、ウェブも無料で使えるようにする」は、表裏一体でこの2つの課題を同時に解決するのは至難の業なのです。
Googleは今回、プライバシー サンドボックスを終了させましたが、ウェブ技術の開発をやめるわけではありません。ユーザー情報を安全に扱うための「CHIPS」や「FedCM」などは引き続き維持・強化し、今後は業界全体と協力して、より開かれた「ウェブ標準」の策定に注力するとしています。
Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
https://webtan.impress.co.jp/editors_note