CINCがSEOツール「Keywordmap」でGoogle検索「AI Overviews(AIOs)」出現データを提供

AIOs対応クローラー改修でAI要約に伴う検索行動の変化に対応、今後も機能拡張を継続

小島昇(Web担編集部)

7:02

マーケティングソリューション事業のCINC(シンク)は、SEO(検索エンジン最適化)ツール「Keywordmap(キーワードマップ)」で、Google検索における「AI Overviews(AIOs:AIによる概要)」の出現状況(表示あり/なし)を収集したデータの提供を始めたと12月22日に発表した。Keywordmapが保有するキーワード群に対してAIOsが表示されているかどうかを確認できるようになり、「サイトキーワード分析」機能内で追加設定不要で利用できる。

SEOツールKeywordmap、ビッグデータを基盤にAI Overviews(AIOs)出現データの提供を強化

CINCはAIOsデータ収集体制の整備を進めており、今回の改修は今後の大幅な機能拡張に向けた第1ステップとなる。クローラーをAIOsに対応させて、Keywordmapが保有する膨大な日本語キーワードを対象にAIOs出現状況を自動収集できる体制を整えていく。この実装によって、AIOsの出現状況を加味した競合サイト分析が可能になり、キーワード選定やリライトの優先度決定・可否の判別をAIOsに即して実施できるようになる。

AI要約で従来の自然検索結果のCTR(クリック率)やユーザー導線が変化し、SEO戦略に影響するため、AIOs出現状況を把握する重要性が高まっている。AIOsデータの取得で従来は登録キーワードが中心だったが、検索全体の動向を把握するためKeywordmapの大規模クローラーをAIOsデータ収集に対応する改修に着手した。AIOs内テキストや引用リンクの詳細データ、AIOs表示時の検索結果画面(SERPs)を視覚的に把握できる機能の提供も予定している。

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