プライバシー保護と効率的な広告配信両立の「プライバシーサンドボックス」技術の大半を廃止

Google、プロジェクトは実質的に終了、普及している「CHIPS」「FedCM」は維持して強化を検討

米国Googleは、同社のウェブブラウザ「Chrome」でプライバシー保護と効率的な広告配信を両立させる仕組みとして考案した「プライバシーサンドボックス」に関連する技術の大半を廃止する、と10月22日発表した。今後は、廃止する技術から得た知見を活用しながら、ウェブプラットフォームに関して提案する、としている。

プライバシーサンドボックスは、プライバシー問題が指摘されるサードパーティCookie(クッキー)を置き換えるための構想で、2019年8月に発表した。プライバシーを保護しながら適した広告を表示する取り組みとして推進。サードパーティCookieを段階的に廃止する計画だったが、Googleは今年4月に維持することを決めた。

今回、プライバシーサンドボックスのプロジェクトの実質的な終了を明確にした格好となった。プライバシーサンドボックスで開発した「Cookies Having Independent Partitioned State(CHIPS)」「Federated Credential Management(FedCM)」と呼ぶ技術は普及しているため維持し、強化できる部分があるか検討する方針。

Googleの発表
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