チャット・電話・メール・SMS・FAX・SNSの業務使用、複数だと途端に面倒くささアップ! 不満ポイントは?【Foonz調べ】
Foonzは、「『ツール分断』がもたらす非効率」に関する調査結果を発表した。社内で電話・メール・チャットなど複数のコミュニケーションツールを利用している会社員1,004人が回答している。
コミュニケーションツールの利用状況を集計
まず「現在、業務で日常的に使用しているコミュニケーションツールの数」について聞くと、「2個」30.0%が最多で、「3個」23.1%、「1個」19.9%、「0個」9.8%、「4個」8.6%が続く。単一ツールでの統合は少数派で、2~3個が過半数を占める。
2個以上のコミュニケーションツールを使用している1,004人に「現在、業務で日常的に使用しているコミュニケーションツール」を聞くと、「メール」95.6%と「電話(固定、スマホ、クラウドPBX含む)」90.1%が圧倒的多数。「チャット(Slack、Microsoft Teams、LINE WORKSなど)」67.6%、「ビデオ通話(Zoom、Google Meetなど)」53.8%がそれに続いた。SMS、FAXやSNSはかなり下火だがそれでも一定数が存在するなど、複数ツールの使い分けは避けられない状況だ。
そこで「ツールが複数あることで、わずらわしさを感じたことがあるか」と聞くと、「よくある」19.2%、「たまにある」47.5%で6割超があると回答。理由としては、「対応履歴の追跡ができず、抜け漏れが生じる」53.1%、「誤送信・ミス対応の原因になる」40.8%、「どこから返信が来るかわからない」35.5%が上位だった。
また「分断されたツールの存在が原因で、社内連携が滞った経験があるか」については、「よくある」4.0%、「たまにある」38.1%と4割超。「複数のツールを使っているなかで、誰が・どこまで対応したかがわからなくなった経験があるか」では、「よくある」8.5%、「たまにある」44.5%と過半数がトラブルを経験していた。
最後に「ツール統合型のコミュニケーションシステムをほしいと思いますか」という質問では、「とても思う」13.9%、「やや思う」46.3%と回答。「ツール統合型のコミュニケーションシステムが導入された場合、どのような改善が期待できると思うか」では、「対応漏れ・ミスの防止」53.7%が最多で、「対応の迅速化」44.9%、「ストレス・負担の軽減」41.0%が続き、情報や対応履歴を一元化することで確認漏れや重複作業の発生を抑えられると考えられているようだ。
調査概要
- 【調査対象】社内で電話・メール・チャットなど複数のコミュニケーションツールを利用している会社員(正社員・契約社員・派遣社員など)と回答したモニター
- 【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
- 【調査時期】2025年8月12日~13日
- 【有効回答数】1,004人
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