代表電話への対応「そのために社員が交代制で出社」という企業、28.8%で実は最多【リンク調べ】

E-mailやWeb会議の活用も広がり、“フル在宅勤務”を希望する人が約3割に達する。

リンクは、在宅勤務と電話対応業務に関する意識調査の結果を発表した。在宅勤務を経験したことのある全国の会社員(正社員)400人が回答している。

理想的な在宅勤務は「週に5日以上」が28.5%

まず「現在、週に何日在宅勤務をしているか」(過去に経験していた場合は、一番長期間経験していた時期)を聞くと、「週に5日以上(フルで在宅勤務)」が最多の22.8%で、「週2日在宅勤務」21.8%がそれに続いた。毎日~週1回に範囲を広げると、77.0%がこれに該当した。

現在、週に何日在宅勤務をしていますか(シフトなどで複数パターンかある場合は過去半年の平均。過去に経験していた場合は、一番長期間経験していた時期)(単一回答)

「理想的な在宅勤務日数」について聞くと、「週に5日以上(フルで在宅勤務)」28.5%、「週3日在宅勤務」25.5%、「週2日在宅勤務」19.3%が上位だった。毎日~週1回に範囲を広げると89.5%で、多くの人が在宅勤務の継続または増加を希望していると思われる。

あなたにとって理想的な「在宅勤務日数」は週に何日ですか(単一回答)

なお「2022年以降も、勤め先で在宅勤務が推奨されるか」を聞くと、「推奨される予定」は64.0%で、流動的な会社も一定数ある。

お勤め先では、2022年以降、在宅勤務(日数などは不問)は推奨される予定ですか(単一回答)

E-mailやWeb会議の活用が広がる一方、固定電話に引きずられる習慣も残る

次に、「業務における社内外の連絡ツール」に関して聞くと、「E-mail」が「社内の連絡」80.3%、「社外の連絡」76.8%でともにトップ。僅差で「携帯電話(スマホ含む)」が「社内の連絡」74.5%、「社外の連絡」74.3%で続く。社内の連絡だけを見ると、「Web会議」74.3%もほぼこれらに並び、すでにWebツールがコミュニケーションツールとして定着したことがうかがえる。LINE・Slack・Teamsなどの「チャット」は50.0%でやや下がるのが実状だ。

業務に関わるコミュニケーションにおいて、社内外との連絡にはどのようなツールを利用していますか(複数回答)

しかし「コロナ禍において、お勤め先の固定電話(会社や部門・グループの代表電話)対応のために出社したことはありますか」と聞くと、76.5%が「ない」としたが、「1回出社」4.5%、「2回以上出社」13.3%という人が存在した。

コロナ禍において、お勤め先の固定電話(会社や部門・グループの代表電話)対応のために出社したことはありますか(他の用事が同時にあった場合でも、電話対応が目的に含まれる場合は「ある」として回答)(単一回答)

さらに「今後の在宅勤務時の固定電話対応」について聞くと、「社員が交代制で出社し対応」28.8%が「在宅勤務中の社員の携帯電話・スマホに転送」27.5%をわずかに上回り最多となっている。よりスマートな在宅勤務環境が整いつつある一方、まだまだ固定電話の習慣に縛られている側面があるようだ。

在宅勤務時の固定電話(会社や部門・グループの代表電話)対応について、今後どうする予定ですか(複数回答)

調査概要

  • 【調査対象】全国の会社員(正社員)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年12月2日~3日
  • 【有効回答数】400
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