エンが運営する求人サイト「エンバイト」は、「職場のルール・マナー」に関する調査結果を発表した。「エンバイト」を利用するユーザー1298人が回答している。
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これまで働いた職場、「ルールが厳しい」38%
「仕事を選ぶ際、職場のルール(服装、髪型、働き方など)の自由度をどの程度重視しますか?」と聞くと、「とても重視する」29%、「やや重視する」52%で、計81%が重視。年代別で見ると、10代・20代がもっとも多く(10代:89%、20代:89%)、60代以上(74%)と15ポイントの差があった。
次に「これまで働いた職場で、ルールが“厳しい”と感じた経験はありますか?」と聞くと、「ある」は38%。一方「ルールが“自由で働きやすい”と感じた経験はありますか?」と聞くと、「ある」は53%で上回った。
「ルールが厳しいと感じた経験」では「休憩時間に会社の外に出ることが禁止されていた」「飲み物はラベルを剥いだペットボトルでないといけず、水筒も使用不可」「お手洗いには決められた時間にしか行けなかった」「子どもに曜日の決まった習いことをさせることを禁止させられていた」などの事例が報告された。
一方「自由で働きやすいと感じた経験」では、「シフトが出てから予定が変わっても変更できた」「子どもがいるため、勤務時間中も幼稚園から連絡がないか携帯をチェックできた」「特別休暇が20種類ほどあり、休みを取得しやすかった」「休憩時間を任意で決めることができた」など、多彩な意見があがっている。
勤務中の“働き方・過ごし方”にさまざまな年代差
「職場の“服装・身だしなみ”について許容できる範囲」を質問すると、全体では「オフィスカジュアルまで(襟付きシャツ、きれいめなパンツなど)」30%が最多。年代別で見ると、10代は「特に気にしない」40%、30代は「Tシャツ、ジーンズ、スニーカーなどのラフな私服もOK」29%がそれぞれ最多だった。
「勤務中の“働き方・過ごし方”について許容できるもの」では、「同僚との私語」「急な用事での中抜けや早退」同率57%が最多。年代別では、10代のみ「休憩時間外に短時間スマホをチェックする」62%が最多だった。
最後に「職場の“コミュニケーション”について望ましい手法」を聞くと、「業務連絡はテキスト、相談事は口頭など、内容に応じて使い分ける」44%。年代別だと、10代が「主にチャットやメールなど、テキストでのやり取り」30%を好む傾向が見られた。
調査概要
- 【調査対象】「エンバイト」を利用するユーザー
- 【調査方法】インターネットによるアンケート
- 【調査時期】2025年9月25日~10月22日
- 【有効回答数】1298人