20代・30代の約9割「入社後にギャップを感じた」、最も感じるポイントは？【エン・ジャパン調べ】

エン・ジャパンが運営する若手ハイキャリア向けスカウト転職「AMBI」は、「入社後ギャップ」に関する調査結果を発表した。39歳以下のユーザー929人が回答している。

事前にリサーチしたり回避したりは不可能？

まず「入社後にギャップを感じた経験はありますか？」と聞くと、87%が「ある」と回答。あると回答した808人に「想定より良かったギャップ」「想定より悪かったギャップ」をそれぞれ聞くと、いずれでも上位に「職場の雰囲気」と「仕事内容」が並んだ。男女別では「想定より悪かったギャップ」で、男性よりも女性のほうが「仕事量」「勤務時間・休日休暇」が高かった。

続けて「入社前の企業調べの段階で、事前に防げたギャップだったと思いますか？」と聞くと、42%が「そう思う」（そう思う：8%、どちらかと言うとそう思う：34%）、52%が「そう思わない」（そう思わない：24%、どちらかと言えばそう思わない：28%）となり、過半数が防げなかったと考えていた。

具体的な理由としては「残業時間や職場の雰囲気などは部署によってばらつきがあり、事前の調べでは分からない」「現場社員の離職が多く、なかなか自分自身も現場から抜けさせてもらえなかった」「人事制度の細かいところまでは、入社前に教えてもらえなかった」「入社後に暗黙のルールが多数あることを知った」といった意見があがっている。

また「事前にもう少しチェックすべきだったと思うもの」では、上位に「社員面談」39%、「求人サイト」「クチコミサイト」同率34%、「職場見学」33%があがっている。

そして「ギャップが原因で転職したことはありますか？」と聞くと、「転職したことがある」34%、「転職はしていないが、転職活動をしたことはある」33%だった。原因になった一番のギャップポイントでは「職場の雰囲気」「仕事内容」34%、「給与」33%が上位だった。

調査概要

• 【調査対象】「AMBI」を利用する39歳以下のユーザー
• 【調査方法】インターネットによるアンケート
• 【調査時期】2024年5月3日～6月9日
• 【有効回答数】929人