スマイルくださいを「カスハラ」と感じる人は何パーセント? 連絡先を聞く・店員を撮影は?【Helpfeel調べ】

Z世代の2人に1人が「値引き要求はカスハラ」と認識、九州はカスハラに敏感。

Helpfeelは、「カスタマーハラスメント(カスハラ)の認識」に関する調査結果を発表した。北海道・東北/関東/中部/関西/九州地方に住む20代~60代の1,070人が回答している。

本調査では、10の言動について「カスハラだと思う」「カスハラだと思わない」の二択で回答を求め、年代別および地域別に分析を行っている。

Z世代は撮影やSNS発信に寛容、独自のカスハラ感覚が判明

この調査で、全年代・全地域で意見が拮抗しもっとも中央値となったのは「店頭で『スマイル0円ください』と言うことはカスハラに当たると思うか」という質問だった。地域・年代を問わず「カスハラだと思う」割合に大きな差が見られず、この行為への意識が、今後のカスハラの判断基準となりそうだ。

かつては『スマイル0円ください』という悪ノリは許されていたが、令和時代ではカスハラだと捉える層が半数にのぼった。

その他の特定言動について「カスハラに当たると思うか」を聞くと、以下5つの言動は、7割~8割以上が「カスハラである」と回答している。

  • 店員にプライベートな連絡先を聞く(87.9%)
  • 店員に『お前』と呼びかける(87.8%)
  • 許可をとらずに店内や店員を撮影する(80.7%)
  • 電車が遅延した時に、駅員に文句を言う(79.1%)
  • 店員に対して、不機嫌な態度で接する(75.1%)

年代別で見ると、「注文した商品が出てくるのが遅かったと指摘する」「店員に『もっと安くならないか』と値引き交渉をする」「おまけをつけてくれない?と伝える」などは、年代が上がるにつれて「カスハラではない」とする人が増える。若年層ほどカスハラと捉える傾向が顕著だ。

一方地域別で見ると、「値引き交渉」は中部・関西地方は他の地域と比較して寛容だが、逆に九州地方は「カスハラだと思う」が特に多い。

「対応への不満をSNSに投稿する」行為に関しては逆の傾向が見られ、若い年代ほど「カスハラだと思う」が低く、20代の57.6%に対し、50代・60代では63%台に達する。

また「許可をとらずに店内や店員を撮影する」行為についても、20代に限っては他の年代より約10%低い結果となっている。

最後に地域別の傾向を見ると、九州がもっともカスハラだと判断する感度が強く、逆に関西はもっとも寛容な地域だという傾向が見られた。

調査概要

  • 【調査対象】北海道・東北/関東/中部/関西/九州地方に住んでいると回答したモニター
  • 【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
  • 【調査時期】2025年3月3日~4日
  • 【有効回答数】1,070人
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