アドビが「Acrobat Studio」(日本語版)の一般提供を開始、個人向けは月額3300円

アドビはAIを活用した新プラットフォーム「Acrobat Studio」の日本語版の一般提供を始めたと12月10日に発表した。PDF編集や電子契約などの基本機能に、AIによる複数ファイルの要約・分析ができる「PDFスペース」やデザイン作成ツール「Adobe Express Premium」、「Acrobat Pro」に搭載のPDFツール群などをシームレスに統合し、一つの環境で完結する。個人向けは月額3300円(税込)、チーム向けは月額3960円(同)で提供する。

PDFスペースは、複数のPDFやWebサイトなどのドキュメントをひとつのワークスペースに集約し、「対話型ナレッジハブ」に変換する。ユーザーはエージェント型AIアシスタントに質問して回答や提案を得られる。回答にはクリック可能な引用が付いて出典を確認できるので、情報の検証が容易だ。PDFスペースをチームで共有し、共通のナレッジハブと対話してインサイトを得たり、コラボレーションしたりできる。

Adobe Express Premiumは全機能とアセットにアクセス可能。プロがデザインしたテンプレートを活用してAdobe Acrobatの画面上で「画像を生成」「画像を編集」「画像の背景を削除」などを活用してコンテンツを素早く簡単に作成、共有できる。Acrobat Proの最高水準のPDF機能が統合されているので、PDFの編集、ファイル結合、紙文書のスキャン、契約書や合意書への電子署名、墨消し、比較、保護など幅広い作業に対応する。