MVNOのメイン利用最新シェア「IIJmio」がトップ、満足度でトップの事業者は?【2025年9月・MMD研調べ】
MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2025年9月 MVNOのシェア・満足度調査」の結果を発表した。予備調査では18歳~69歳の男女4万人、本調査ではMVNO利用者1050人が回答している。
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは、自社回線網を持たず、大手通信事業者(MNO)から通信回線を借りて事業を展開する移動体通信事業者を指す。1050人の内訳はOCNモバイルONE(n=150)、mineo(n=150)、IIJmio(n=150)、楽天モバイル(MVNO)(n=150)、イオンモバイル(n=150)、J:COM MOBILE(n=150)、日本通信SIM(n=150)。なおOCN モバイル ONEと楽天モバイル(MVNO)は新規受付を停止中。
MVNO=自社回線網をもたないキャリアを対象に、シェアや満足度を調査
まず18歳~69歳の男女4万人のうち、通信契約しているスマートフォンを所有していたのは3万6421人。そのうちMVNO使用者は全体の9.2%。前回調査(2025年2月)の9.1%から0.1ポイント増加した。
メイン利用のスマートフォンでMVNOを契約している3334人に契約サービスを聞くと、「IIJmio」15.6%と最も多く、以下「OCNモバイルONE」14.8%、「mineo」14.0%が続いた。

シェアの推移を見ると、前回調査(2025年2月)と比べて増加したのは「IIJmio」1.7ポイント増が最多で、以下「日本通信SIM」1.4ポイント増、「イオンモバイル」0.6ポイント増が続いた。

年代別シェアでは、「IIJmio」「OCN モバイル ONE」「mineo」は50代、「イオンモバイル」「J:COM MOBILE」は60代、「楽天モバイル(MVNO)」「日本通信SIM」は40代がそれぞれ最多となった。契約チャネルは「イオンモバイル」のみオフラインが多い。

主要7サービスを利用している1050人を抽出しサービス別に総合満足度を聞くと、「日本通信SIM」793ポイントが最も高く、「mineo」769ポイント、「イオンモバイル」760ポイントが上位だった。あわせてNPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を算出すると、「日本通信SIM」6.0と最も高く、「mineo」-7.3、「イオンモバイル」-8.7と、「mineo」-9.3と、引き続き日本通信SIMが人気だった。


調査概要
- 【調査対象】<予備調査>18歳~69歳の男女、<本調査>MVNO利用者
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2025年9月12日~21日
- 【有効回答数】<予備調査>4万人 ※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施<本調査>1050人
- ※OCNモバイルONE(n=150)、mineo(n=150)、IIJmio(n=150)、楽天モバイル(MVNO)(n=150)、イオンモバイル(n=150)、J:COM MOBILE(n=150)、日本通信SIM(n=150)
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