KDDIが信頼性の高い情報でAIサービス推進、コンテンツプロバイダーの許諾を得て提供

Google Cloudと戦略的提携、生成AI「Gemini」やAIアシスタント「NotebookLM」を活用

KDDIは10月28日、グーグル日本法人のグループ会社でグーグル・クラウド・ジャパンとAI(人工知能)サービスの提供で戦略的協業契約を10月27日に締結したと発表した。KDDIはGoogleの生成AIモデル「Gemini」やAIアシスタントツール「NotebookLM」を活用して、コンテンツプロバイダーの権利を保護しながら信頼性の高い情報を取得できる新たなAIサービスを2026年春から提供を始める。

KDDIはグーグル・クラウド・ジャパンと、AIサービスの提供を目的とした戦略的協業契約を締結

許諾を得て提供される信頼性の高い情報をAIが読み込み、顧客の興味関心に合わせてまとめるので、確かな情報源から音声や文章で効率よく収集できる。現時点で参画を予定しているコンテンツプロバイダーは、ユーザベースの「NewsPicks Select」、ナターシャの「ナタリー」、カカクコムの「価格.com」、晋遊舎の「LDK」、レンガの「マンションノート」、コネヒトの「mamari」――の6社。提携パートナーは今後、拡大を図る。

公開コンテンツが無許可でAIサービスに利用され、ジャーナリズムやクリエイティブ産業の持続可能な発展を脅かす懸念が高まっている。AIによるインターネット上の情報の無断利用が社会課題となっていることから、KDDIはコンテンツプロバイダーと顧客が安心・安全にAIを利用できる環境を提供するため、コンテンツプロバイダーから許諾を得て提供される情報を活用。倫理的・法的かつ適切にAIを利用する「責任あるAI」を推進する。

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