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北の達人コーポレーションの「D2C起業家育成プログラム」から誕生した電子タバコブランド「SPADE」が省人化と成長を両立する秘訣とは?

3 years 5ヶ月 ago
売上高100億円をめざす新規事業として、北の達人コーポレーションが立ち上げた電子タバコブランド「SPADE(スペード)」。ほぼすべての業務を1人で担う新規事業企画室の城山貴浩氏が語る省人化と成長を両立させる秘訣とは
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北の達人コーポレーションが売上高100億円をめざす新規事業として立ち上げた電子タバコブランド「SPADE(スペード)」。ニコチンやタールを含まずとも紙巻きタバコに近い“吸いごたえ”を再現し、喫煙や受動喫煙による健康被害をゼロに近付けることを使命として普及拡大に努めている。SPADE事業を“社内起業”した新規事業企画室の城山貴浩氏は、商品の企画開発から広告、ECの運用まで社内リソースをほぼ使うことなくすべての業務を1人で担う。

北の達人コーポレーションの「売り上げ最小化、利益最大化」の原則に基づいた省人化の運用と、成長を見据えた戦略を両立できる秘訣について、城山氏に聞いた。

社内ベンチャーの第1号ブランドとして販売を開始した「SPADE」

北の達人コーポレーションは現在、売上高100億円以上の事業を複数展開し、さらなる成長を図る方針を打ち立てている。

北の達人コーポレーション D2Cの新事業を複数展開することを計画
D2Cの新事業を複数展開することを計画している(画像は「2022年2月期決算説明会資料」からキャプチャ)

この目標に向け既存事業の拡大だけでなく、2021年度は新規事業の計画を持つ人材を採用して、社内ベンチャーの形で新たなD2C事業を立ち上げる「新規事業企画室」を設置した。新規事業企画室から第1号のブランドとして販売したのが、電子タバコの「SPADE」だ。

北の達人コーポレーション 2023年2月までに新記事牛企画室から発売された2つの新商品
2022年3月までに2つの新商品が新規事業企画室から発売された
(画像は「2022年2月期決算説明会資料」からキャプチャ)

開発責任者の城山氏は、これまでに電子タバコの商品企画や店舗開発を手掛けてきた経歴を持つ。新規事業企画室に入社して以降、城山氏は自身の経験と実績を生かして、紙巻きタバコの喫煙者が満足する新しい電子タバコの開発に取り組んできた。

北の達人コーポレーション 社内ベンチャー第1号ブランド 電子タバコ「SPADE」
社内ベンチャーの第1号ブランドとして販売している電子タバコ「SPADE」

タバコに近い“吸いごたえ”を得られる成分「シガニチン」を開発、特許も取得

日本ではニコチンを含む電子タバコのリキッドは医薬品に、吸入用のデバイスは医療機器に分類されるが、ニコチンやタールを含まずに香り付きの蒸気を吸って吐く形の電子タバコは雑貨として分類され、昨今では店頭やECなどで広く流通している。

しかし、雑貨に分類される電子タバコは有害物質の心配がほぼない反面、ニコチン特有の喉への刺激や“吸いごたえ”は得にくくなってしまう。メンソールを添加して代替的に刺激を与える製品もあるが、それではタバコらしいフレーバーが薄まってしまい、紙巻きタバコを愛用している喫煙者は物足りなさを感じることが課題だったという。

SPADE事業は、ニコチンやタールを含まない電子タバコで紙巻きタバコに近い吸いごたえを再現し、喫煙や受動喫煙による人々の健康被害をできる限り軽減していくことを使命として立ち上がった。「SPADE」の名称には「Save People And Diffuse Electronic-cigarette(電子タバコの普及により人々を救う)」の意味が込められている。

そして試行錯誤の結果、食品由来の原料でタバコに近い吸いごたえを得られる成分「シガニチン」の開発に成功し、特許を取得。シガニチンを用いた新しい電子タバコ「SPADE」は、喫煙者を対象としたモニター調査で85%が「タバコに近い味だ」と回答しており、2021年12月から本格的に販売を開始した。

新規事業単体で売上高100億円を達成する上でも、タバコによる健康被害の軽減をめざすSPADE事業は有力だと社内からも評価されているようだ。

日本では健康志向が高まり喫煙率が減少傾向にあるが、これからは海外の多くの国でも健康需要はますます高まっていくと考えられる。そうしたニーズを総合的に勘案すると、健康被害を軽減する電子タバコは市場の成長性が見込まれる。将来的には海外進出も見据えて事業を推進している。(城山氏)

北の達人コーポレーション 新規事業企画室 城山貴浩氏
北の達人コーポレーション 新規事業企画室 城山貴浩氏

ターゲット層は40代以上の紙巻きタバコの喫煙者

城山氏によると、国内の電子タバコ市場は200億円程度のため、このなかでパイを取り合うとなるとSPADE事業で売上高100億円は難しいと考えられる。

一方、タバコ市場全体で約2兆円あるうち、紙巻きタバコは約1兆8000億円を占めているという。また、紙巻きタバコの喫煙者の6~7割を40代以上の男性が占めるとされているため、「SPADE」のターゲット層は40代以上の紙巻きタバコの喫煙者に設定した。

昨今、電子タバコの種類や銘柄は次々と増え続けているが差別化できる要因はあまりなく、価格訴求やタレントキャスティングによるイメージ訴求で戦っている市場であったという。

そこに「吸いごたえ」というタバコ本来の価値を訴求すべく「シガニチン」という成分の開発に成功(特許取得)し、喫煙者のニーズのど真ん中に切り込んだ。広告も「タバコに近い味と吸いごたえの電子タバコ」という内容で訴求している。

「SPADE」が展開するフレーバーは、タバコの味を再現した「MILD」「STRONG」「MENTHOL」の3種類に絞った。他社製品の電子タバコには、フルーツ、コーヒー、ドリンク系などのフレーバーも数多く出回っているが、喫煙者は「タバコを吸いたいが、健康が心配」というニーズが大きいため、タバコ本来の味にこだわった。

北の達人コーポレーション 電子タバコ「SPADE」 3種類のフレーバーから選べる
「SPADE」は3種類のフレーバーから選べる

また、喫煙者がタバコを愛用する理由は単にニコチンに依存しているというよりも、タバコの味や香りを楽しむ文化的な要素や作業の合間にリラックスするためといった要素も少なくない。タバコが原因の健康被害を減らすことをミッションにしながらも、吸って吐く行為で味や香りを楽しむ文化やリラックスできる習慣はなくしたくないという考えも重視しているようだ。

商品の企画開発から広告運用まで、1人で手掛けるSPADE事業

「SPADE」は北の達人コーポレーション内の新規事業ではあるが、顧客対応のカスタマーサポート以外は社内のリソースをほぼ使わず、城山氏1人で運用している。

その理由は、北の達人コーポレーションも元々は木下勝寿社長が1人で起業したところから始まった会社であり、また新規事業企画室も起業家を育成することで新たなD2C事業を立ち上げる目的で設置されているためだ。

加えて、電子タバコという商材の特性上、化粧品や健康食品を取り扱う既存事業のノウハウや手法が踏襲しにくいことも理由にあげられる。

たとえば、大手媒体での広告戦略に特に強みを発揮する既存事業に対し、電子タバコはGoogle、Yahoo!、Facebookなどには広告出稿できないなど、あらゆる面で採用する戦略が異なってくる。このため、「SPADE」はゼロから開拓しなければならないことが多いという。

商品の企画開発から倉庫やシステムの選定、広告の制作・運用まで、既存事業とは分けてSPADE事業独自で進めているが、北の達人コーポレーションの「売り上げ最小化、利益最大化」の法則、満足度を追求する「お客さま第一主義」の姿勢は共有している。

商品を買ったお客さまのベネフィットを追求し、「買って良かった」という満足の声が積み上がっていけば、ブランドは自然と育っていくという考えが当社の根底にある。

満足度を高めるためにまず重要なのが品質だ。既存事業の化粧品や健康食品では約800項目の検査基準をクリアしたものしか製品化しないルールがあるが、その項目のなかで電子タバコでも利用できる項目は適用しながら、「SPADE」も厳しい品質管理のもとで製品化している。味のこだわりはもちろん、ハード面でも壊れにくく長く使っていただける製品をめざして品質を高めてきた。

また、ほぼすべての業務を1人で回しつつもカスタマーサポートだけは社内のリソースを活用しているのは、問い合わせへの返信を原則として当日以内に対応できるようにするなど、顧客対応の品質を重視した結果だ。(城山氏)

北の達人コーポレーション 新規事業企画室 城山貴浩氏

味は満足でも、電子タバコの使用自体に慣れてもらうためのコミュニケーションが課題

「売り上げ最小化、利益最大化」を原則とする北の達人コーポレーションでは、LTVに基づいて上限CPOを設定し、上限CPOを超える広告配信は停止しながら広告出稿を最適化している。

北の達人コーポレーション 「売り上げ最小化、利益最大化」の法則について
「売り上げ最小化、利益最大化」の法則について(画像は「2022年2月期決算説明会資料」からキャプチャ)

始まったばかりのSPADE事業も闇雲に広告投資するのではなく、回収期間に応じて設定した上限CPOのなかで新規顧客を獲得し、同時にLTVを伸ばす施策を講じているという。

「SPADE」のような電子タバコは、法律上年齢確認の必要はないものの、EC立ち上げからしばらくは生年月日を入力する項目を設けていた。すると70代や80代のユーザーも多くいることがわかったという。

ネット注文で利便性を損なわないよう注文フォームをシンプルな構成にしたことで、注文方法に関する問い合わせはかなり抑えられている。

ただ、継続率を伸ばす上では「“伝え方”の試行錯誤が続いている」という城山氏。30代の喫煙者は電子タバコを試した経験のある人が比較的多い一方で、「SPADE」がターゲットとする中高年の喫煙者は電子タバコを一度も使ったことがない人の割合が多いからだ。

そのため、タバコ本来の味を再現した製品であっても紙巻きタバコを喫煙し続けてきたユーザーは電子タバコ自体に慣れずに、数回で使用をやめてしまうケースもあるようだ。

北の達人コーポレーション 電子タバコ「SPADE」
「味自体は大半の喫煙者から評価を得られているため、まずは使い慣れてもらうためのコミュニケーションで工夫を凝らしたい」と城山氏は話す

複雑な構成の定期販売にも対応できるカート「ecforce」の導入を即決

「SPADE」は定期販売も行っているが、決まった商品・個数を定期的に送る商材と異なり、ユーザーが2色のデバイスから1色を選べるほか、リキッドも3種類のフレーバーから2種類を選べる複雑な構成になっている。

そのため、定期販売に対応可能なカートのなかでも、この要件に対応できることがカート選びの必須条件だった。

カートを選定する際、SPADE事業の立ち上げを支援していた外部のアドバイザーからSUPER STUDIOが提供するECプラットフォーム「ecforce」の紹介を受けたという。「ecforce」担当者にカートに対するニーズを伝えたところ、こうした複雑な仕組みも実装できることが初回の打ち合わせで明白になったため導入を即決したと城山氏は話す。

スモールスタート向けのカートシステムでも「SPADE」の販売は可能だとは思うが、将来的に売上高100億円をめざす上では規模が大きくなっても耐え得る機能を持つカートが必要だと考えた

また、「ecforce」は担当者が付くので困ったときにスムーズな対応をしていただけることや、D2Cのノウハウを豊富に持っている点も魅力だった。定期販売の複雑なセット組みがあるのでECサイトの構築も複雑になりそうだと予想していたが、担当者があらゆる設定方法を丁寧にサポートしてくれた上わかりやすいマニュアルも用意してもらえたので、スムーズに構築することができた。(城山氏)

法人向けECプラットフォーム ecforce
BULK HOMME、タマチャンショップなどのECサイトが導入する「ecforce」

さまざまな機能を自動化できる「ecforce」が省人化と業務効率化に貢献

ほぼすべての業務を1人で担っているSPADE事業にとって、さまざまな作業が自動化できる機能が業務効率化に役立っているという。

その1つがクレジットカード決済で与信が通らなかったユーザーの確認作業だ。逐一確認しなくとも、与信の通らなかったユーザーにはフラグが立つ自動化設定をしたことで迅速に対応できるようになっている。特に定期販売は決まった頻度で商品を届ける必要があるため、素早く対応できるメリットは大きいという。

電子タバコ「SPADE」のECサイト ecforeceを使って構築
「ecforce」で構築した「SPADE」のECサイト

「ecforce」は導入企業からのニーズをもとに自動化できる機能を続々と増やしており、SPADE事業もシステムに任せられる作業は順次自動化を進めているところだ。城山氏は「このまま売り上げ規模が30億円、50億円と成長していっても、あまり人員を増やさずに運用していけるのではないか」と期待を寄せる。

また、広告のLPをワンクリックで複製できる利便性、充実した分析機能なども高く評価している。売り上げや定期継続率の分析も別途ツールを導入せずとも細かく見ることができ、定期販売の細かなニーズにも十分対応していると実感しているようだ。

法人向けECプラットフォーム「ecforce」 主な機能
「ecforce」の主な機能

さらなる資金投入で拡大期へ。将来的には店頭販売も開始し、さらなる普及拡大へ

北の達人コーポレーションのD2C起業家育成プログラムは、フェーズを5段階に分けて指導育成される。

  1. 商品を企画する
  2. 発売準備を整える(商品製造、バックヤードの準備)
  3. 発売してユニットエコノミクス(1ユニットあたりの採算性)を完成させる(上限CPO内で獲得できる販売スキームを完成させる)
  4. ユニットエコノミクス内で1000件獲得する
  5. 資金を投入して拡大させる

最初に1500万円の資金が渡され、1年でフェーズ3まで持っていくスケジュールで毎日木下社長とマンツーマンで打ち合わせしながら事業を立ち上げていく。

SPADE事業はフェーズ4を卒業し、これから本格的に資金を投入するフェーズ5に進む段階に来ている。

また、ECだけではなく電子タバコという商品の特性上、将来的にはコンビニエンスストアなどでの店頭販売も展開していきたいと考えている。

通常のタバコ製品は、コンビニエンスストアに行けば大体の銘柄は取り扱っているほどどこでも買えるものだ。しかし、ECのみでは仮に定期購入のお客さまから「配送を早めてほしい」と要望があっても最低1日はかかってしまう。そうなると日常使いとして不便さを感じてしまい、普及拡大も難しい。リキッドだけはコンビニエンスストアに置くなど店頭での取り扱いもしていかなければいけないと考えている。

また、北の達人コーポレーションではまだまだD2C起業家を募集しているので、興味がある人は是非エントリーしてほしい。私も仲間として協力を惜しまないつもりです。(城山氏)

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朝比美帆
吉田 浩章

GDOがゴルフ用品販売の実店舗「GDO Select」、「ヨドバシAkiba」内にオープン

3 years 5ヶ月 ago

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)は10月13日、東京・秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの「アクティブAKIBA」内に、GDOバイヤー厳選アイテムを販売する実店舗「GDO Select」をオープンした。

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)は10月13日、東京・秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの「アクティブAKIBA」内に、GDOバイヤー厳選アイテムを販売する実店舗「GDO Select」をオープン
「GDO Select」のイメージ

GDOは中古ゴルフクラブ・ゴルフ用品の販売・買取の「ゴルフガレージ」、ゴルフレッスンスクール「GOLFTEC」でリアル展開を行っているが、GDOバイヤーが関わるアイテム販売の実店舗は初。2001年から運営しているECサイト「GDOショップ」と連動する。

「GDOショップ」で扱う商品のほか、GDO限定商品、希少性の高い新興メーカーの製品などを販売。クラブのカスタムオーダー、クラブの買い取りなども行う。実店舗では試打クラブも用意し、体験の要素も加える。

厳選したアイテムを直接“見て”“触る”という体験を重視。GDOは商品の魅力やブランドストーリーを伝える場所を作りたいと考え出店を決めたという。GDOは今後もECとリアルの融合を進めていくとしている。

瀧川 正実

PPCとSEOを共存させるための5つの方法

3 years 5ヶ月 ago

SEOとPPC。それぞれ同じデジタルマーケティングの領域にありながら、なかなか融合させることが難しいイメージがあります。必要な知識やスキルがそれぞれ大きく異なることは事実でしょうか、補完しあえる箇所も確実に存在するはずで … 続きを読む

投稿 PPCとSEOを共存させるための5つの方法SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

TikTok、博報堂DYグループ「Quick Movie」に認定バッジ

3 years 5ヶ月 ago

博報堂DYグループのクリエイティブチーム「Quick Movie」が、TikTokマーケティングパートナーの認定クリエイティブバッジを取得。日本企業としては初めて。

日本企業初!博報堂DYグループのクリエイティブチーム「Quick Movie」がTikTokマーケティングパートナーの認定クリエイティブバッジ取得
https://tiktok-for-business.co.jp/archives/12458/

noreply@blogger.com (Kenji)

アシックスが挑むオンラインでパーソナライズしたシューズ選びを提供する購買体験「ASICS SHOE FITTER」とは

3 years 5ヶ月 ago

アシックスは顧客の3次元足形測定データを活用し、足形に合ったランニングシューズ選びをオンラインでサポートするデジタルサービス「ASICS SHOE FITTER(アシックスシューフィッター)」を公開した。

「ASICS SHOE FITTER」は、一部の直営店舗で実施している無料の3次元足形測定「ASICS FOOT ID Static(アシックスフットアイディスタティック)」で得たデータを読み取り、お薦めサイズや足とシューズのマッチングなどの分析結果をWeb上で提供するデジタルサービス。アシックス無料会員サービス「OneASICS(ワンアシックス)」のIDと連携することで利用できる。

お薦めサイズは、アシックススポーツ工学研究所が開発した独自のアルゴリズムを用いて、ラスト(靴型)と足の長さや幅などを比較して算出。ランニングの目的ごとに表示されるお薦めシューズを選択することで、各シューズが足の長さや幅に対してどの程度フィットしているかがわかるようになっている。ECサイトとも連携、お薦めシューズの商品詳細ページをワンクリックで閲覧、購入できる。

「ASICS SHOE FITTER」によるシューズの選び方は、まずランニングの目的(「PROTECT」「ENERGY」「SPEED」「TRAIL」の4種類)を選択した後、足と比較したいシューズを選ぶ。さらに足形データとシューズを比較してシューズの商品詳細ページへリンクする仕組み。

アシックスは顧客の3次元足形測定データを活用し、足形に合ったランニングシューズ選びをオンラインでサポートするデジタルサービス「ASICS SHOE FITTER(アシックスシューフィッター)」を公開
「ASICS SHOE FITTER」によるシューズの選び方のイメージ

これまで、直営店舗で計測した足形データをシューズ選びに活用するには、スタッフなどの専門知識が必要だった。「ASICS SHOE FITTER」は、アシックスが持つデジタル技術を用いて用途を広げるなど、パーソナルデータを有効活用するために開発した。

スマートフォンで足のサイズを計測できるアプリの開発および連携による利便性の向上、ランニングスタイルを入力すると選択肢に応じて適したシューズを表示する独自サービス「ShoeFinder(シューファインダー)」との連携など、多角的なシューズ選びのサポートにも取り組む。ランニング以外のカテゴリーへのサービス拡大を検討するなど、デジタルを活用したパーソナライズの強化を促進していく。

アシックスの2021年12月期のEC売上高は638億円で、前期比23.3%増。日本は同24.5%増、北米は同19.1%増、欧州は同24.1%増、中華圏は同17.8%増だった。全社売上高は4040億円でEC化率は15.8%となっている。

アシックスは、無料のメンバーシッププログラム「OneASICS」、フィットネス・トラッキング・アプリ「ASICS Runkeeper(アシックスランキーパー)」などを軸にランニングエコシステムを構築、スポーツイベントの集客や商品の販売につなげている。「OneASICS」に登録するとアシックスオンラインストアの送料が無料になる。「OneASICS」の会員は2022年1月末で550万人を突破している。

石居 岳

国内ユニクロのEC売上は3%増の1309億円、ジーユー事業は推定295億円【2022年8月期】

3 years 5ヶ月 ago

ファーストリテイリングが10月13日に発表した2022年8月期連結決算によると、国内ユニクロ事業のEC売上高は前期比3.1%増の1309億円だった。

実店舗を含む国内ユニクロ事業の売上高は同3.8%減となる8102億円。EC売上の微増と国内ユニクロ事業の減少に伴い、EC化率は前期比1.1ポイント増の16.2%に拡大した。2021年8月期のEC売上高は前期比17.9%増の1269億円、EC化率は15.1%だった。

ファーストリテイリングが10月13日に発表した2022年8月期連結決算によると、国内ユニクロ事業のEC売上高は前期比3.1%増の1309億円だった
国内ユニクロ事業のEC売上高とEC化率の推移

ジーユー事業における2022年8月期の売上高は同1.4%減の2460億円。EC売上高は全体の約12%としており、同約10%増収の約295億円だったと見られる。

海外ユニクロ事業の売上高は同20.3%増の1兆1187億円。EC売上高は、その他アジア・オセアニア地区において現地通貨ベースで増収、売上構成比は約10%となった。

北米におけるEC売上高は、経済活動の再開で店舗に顧客が戻ったことや、過度な値引きを抑制する方針を継続し、大幅な減収となったが、過去最高の利益を計上した。

2023年8月期の見通しについて、国内ユニクロ事業は上期・下期とも増収増益を予想。既存店売上高は通期で約4%の増収、EC売上高は約6%増を予想している。

顧客のニーズに応え、価値に共感してもらう商売を実現するため、店舗とECが一体となった購買体験、デジタルを活用した情報発信、店舗接客といった顧客接点の在り方全体を改革していく。

EC業界の専門誌『月刊ネット販売』が毎年実施しているEC実施企業の売上高調査の最新版(2022年版)では、2021年度実績で6位にランクインしている。

通販新聞 2021年ネット販売実施企業の売上高ランキング 上位30社
ネット販売実施企業の売上高ランキング上位30社
石居 岳

米ランズエンドが日本撤退/阪急百貨店のOMO戦略とは【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

3 years 5ヶ月 ago
2022年10月7日~2022年10月13日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 米ランズエンドが日本撤退。日本人向けサイズ展開「ジャパンフィット」の販売も終了

    2022年12月31日付けで事業を終了すると発表。撤退の理由については明らかにしていません

    2022/10/12
  2. 阪急百貨店がメンズの店舗HPとECサイトを統合、メディアコマース化で強化するOMO戦略とは

    阪急メンズ大阪と阪急メンズ東京の両店のホームページ、ECサイト「阪急メンズオンライン」の機能を統合した

    2022/10/12
  3. しまむらのEC事業、2022年度上期は16億円で1.5倍。店舗受け取り比率は約9割、店舗で他の商品購入する比率は約5割

    店舗受け取りは送料はしまむら負担、自宅配送では「ゆうパック」で全国一律550円。商品の配送料金設定、グループで2000店舗を抱える店舗数というビジネスモデルが高い店舗受け取り比率を支えていると見られる

    2022/10/7
  4. 楽天出店店舗のリニューアル成功事例に学ぶ。売り上げUPの3要素とは?【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2022年10月3日~10月9日のニュース

    2022/10/12
     
  5. DL数100万件突破のシェア買いアプリ「カウシェ」が公表した2年間の実績と今後の戦略

    ダウンロード数100万件超のシェア買いアプリ「カウシェ」を運営するカウシェは、パートナー事業者の表彰式を開催。飲料ECの「クリックルプラス」などを受賞企業に選出した

    2022/10/11
     
  6. ビールの9月取引数は前月比1.3倍、スナック菓子は1.5倍。調査結果から見えた値上げに備えた「買いだめ」傾向

    オークファンの調査によると、ネットショッピング・オークション市場における2022年7月~9月の取引数は、ビールとスナック菓子が大幅に伸びた。10月からの値上げラッシュに備えた買いだめが影響している

    2022/10/7
     
  7. クックパッドのキッチンリフォームECサービス「たのしいキッチン」とは

    クックパッドが提供を始めたキッチンのリフォームサービス「たのしいキッチン」は、Web上で複数のメーカーの比較検討やオプションの組み合わせができるサービス

    2022/10/11
     
  8. 【Googleビジネスプロフィール活用方法】インサイトを使いこなすための考え方&で見るべき数値を解説

    Googleビジネスプロフィールのインサイトを使いこなすための考え方・活用方法、インサイトで見るべき数字やその意味などを解説します

    2022/10/11
     
  9. 東証グロースに上場したゴルフウェアブランド「MARK & LONA」のキューブとは

    キューブは、主にゴルフ関連の衣料品、雑貨といった企画・小売り・卸売事業を手がけるアパレル企業。主力ブランドはゴルフカジュアルウェアの「MARK & LONA」

    2022/10/13
     
  10. DMのポスティングや誰でもチラシやノベルティーグッズが作れる仕組みなど、印刷のラクスルによる事業領域拡大の裏側

    コロナ禍で増えた法人利用への対応など、ラクスルが実践する事業領域拡張を解説(最終回)

    2022/10/11
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    EC企業の成長事例&川添隆氏など有識者のノウハウを届けるメディア「ECタイムズ」とは

    3 years 5ヶ月 ago

    EC向けの人材マッチングサービス「ECのプロ」を運営しているWUUZY (ウージー)は、ECの運営に携わる人向けのオウンドメディア「ECタイムズ」をリリースした。

    EC業界におけるさまざまな成功事例、有識者のノウハウを届けるメディアとして展開。「ECのプロ」へのインタビュー記事や、「ECのプロ」でマッチングした人材を活用して事業成長に成功しているEC事業主へのインタビュー記事などを配信していく。

    リリース時には、Eコマースプロデューサーの川添隆氏のインタビュー記事などを配信している。

    「ECタイムズ」ではEC事業者に役立つ内容を配信していく

    気軽にECの成功事例を学べるメディアに

    EC運営の初心者や、これからEC事業を立ち上げる企業にとって、楽しく気軽にECの成功ストーリーを学ぶことができる新たなメディアをめざす。WUUZYは「ECタイムズ」を通じて、EC市場のさらなる活性化やEC事業主の事業成長に貢献したいという。

    WUUZYは、さまざまなスキルを持つECのプロ(=「ECのプロ」の人材)と日々向き合っている強みを生かして、業界のトップランナーとして活躍している方々のリアルな声を、ECに携わる人に届けるとしている。  

    EC事業者向けのオウンドメディアを新設した

    「ECタイムズ」 編集長の本田美なつ氏は次のようにコメントしている。

    これまでに「ECのプロ」のサービス立ち上げに携わり、タレントマネージャーとして、EC事業主の課題解決能力を持つ多くの複業人材、「ECのプロ」の方々と出会ってきた。「人」と向き合ってきたWUUZYだからこそ、従来のメディアとは違う、「人」にフォーカスを当てた新たなメディアを運営できるのではないかと考えている。ECの成功ストーリーをエンターテインメントとして楽しく・気軽に学べるメディアになれるよう、価値ある情報を発信していきたい。

    本田氏はこのほか、「コロナ禍でECのサイトを作る難易度は下がってきたが、売り上げを作るノウハウの難しさは変わらない。EC・通販のマーケティングや売り上げ向上に悩む人を対象に、ECの運営やマーケティングに詳しい人物が持っているノウハウを取材し、メディアを通じてやさしく伝えていく」と意気込みをみせている。

    ECのプロ人材へのインタビューは、これまでに川添隆氏などEC有識者への取材記事を掲載。このほか、EC企業各社に取材したインタビュー記事も配信している。

    川添隆氏のインタビュー記事などを配信
    EC企業各社に取材したノウハウ記事も配信している
    高野 真維

    実店舗の活用を本格化する通販・EC企業の取り組みまとめ【ベガコーポ、大網、千趣会の事例】 | 通販新聞ダイジェスト

    3 years 5ヶ月 ago
    外出規制の緩和が進んだ今年度、各社の実店舗は再び活況を呈している。リアルが持つ集客力やタッチポイントとしての魅力を活用した、各社によるファン誘因の取り組みをまとめた

    コロナ禍でしばらく苦戦を強いられていた実店舗の販売チャネルだが、外出規制の緩和が進んだ今年度からは再び活況を呈している。EC化が進んだとはいえ、リアルが持つ集客力やタッチポイントとしての魅力は依然として底堅いものがあり、ここにきて改めて実店舗の活用を本格化する通販企業も出てきている。消費環境が刻々と変化する中、有力各社が進める最新のリアルチャネルの取り組みに迫る。

    ベガ、イオンで初の卸販売開始 来週は初の直営店開業も計画

    家具や日用品などのネット販売を手がけるベガコーポレーションでは9月より、創業以来、初めてとなる卸販売を開始し、大型ショッピングセンターの売り場で自社ブランドの商品展示・販売を行っている。

    2023年春には、こちらも同社初となる直営店舗の開業も計画するなど、これまでのEC専業の売り方だけではなく、リアルの売り場も活用して商圏の拡大や認知向上を図っている。

    ECだけにとどまらず、商圏の拡大や認知向上にリアルの売り場を活用(画像は編集部がベガコーポレーションのプレスリリースから追加)

    同社では9月23日より、運営する家具・インテリア通販サイト「LOWYA(ロウヤ)」で販売する自社ブランド商品について、創業以来初となる卸売販売を開始した。第1弾としてイオンリテールが千葉県内で運営する大型ショッピングセンターの「イオンスタイル幕張新都心」内に、両社でコラボレーションした売り場を開設している。

    ベガコーポレーションではこれまで、自社開発の家具・インテリアをネット専業で取り扱うD2C事業を展開。

    過去には不定期に都内百貨店などの売り場を使って、自社ブランド商品を展示するポップアップ企画などは行っていたものの、その場での直接販売は行っておらず、リアルならではの商品体験や認知、コーディネート情報の提供などが中心となっていた。

    しかしながら、「コロナ禍でEC化が他の企業でも進んだが、引き続きリアルの需要は衰えていないと感じている」(同社)と説明。加えて、同社によると、現在の家具・インテリア・周辺領域の国内市場は約4兆3000億円ある中、ECの割合は3000億円程度だという。

    家具やインテリアの実店舗ニーズはまだまだ高い

    EC化率が上昇を続けているとはいえ、まだまだその規模にはリアルと大きな開きがあり、家具・インテリアをリアルの売り場で触れて、購入したいとするニーズは高いと見ている。そのため、「卸をしながらも、今後、顧客に対してのタッチポイントを増やしていきたい」(同)との判断から、今回の展開に至ったとした。

    今回の売り場となるイオンリテールでは、ホームファッションブランドとして「HOME COORDY(ホームコーディ)」を展開している。

    舞台となる「イオンスタイル幕張新都心」では、3階の約330平方メートルの暮らしの品売り場において、全13スタイルのインテリアコーディネートが体験できる部屋を運営し、その中で「ロウヤ」商品と「ホームコーディ」商品を組み合わせて展示・販売するという形をとった。

    「イオンスタイル幕張新都心」内に売り場を開設(画像は編集部がベガコーポレーションのプレスリリースから追加)

    「ロウヤ」からは、リビングやワンルームといった各家庭のスタイルに合わせたソファやチェアなど100アイテム以上を供給。注目商品では「無垢材風テレビ台」があり、3Dペーパーと細脚スチールの異素材をミックスで仕上げ、デザイン性と機能性にこだわった内容で訴求している。

    売り場には商品一覧の案内も置いており、どの商品が「ロウヤ」ブランドであるかが分かるようになっているほか、看板やサイネージなどでも「ロウヤ」の名前を露出しているため、ブランドとしての認知拡大が期待できるようだ。

    売り場ではその場で「ロウヤ」へのEC購入につなげるような導線などは用意していないものの、イオンリテールの通販サイト「イオンスタイルオンライン」には、一部商品を卸供給して販売している。

    今後についても、ショッピングモールなどに限らず、商品がマッチするようなリアルの売り場への卸販売は広く開拓していく考え。

    なお、2023年の初春には福岡市内に同社初の直営店を開業することも決定している。大和ハウス工業と西部ガスグループの西部ガス都市開発が事業主体として開業予定の複合施設「研究開発次世代拠点」内に出店するもの。

    賃借面積は約400平方メートルで、こちらでも「ロウヤ」ブランドの商品を販売していく予定。

    引き続き同社では、EC事業を軸とすることに変わりはないものの、リアルへの進出も積極的に行うことで、「ロウヤ」の検索数の増加や現物を確認できることでの安心感の醸成、既存ファンとの関係深化など、さまざまな相乗効果が見込めるとしている。

    大網、“オタク聖地”でイベント活況 ファンや取引先との関係性構築にも貢献

    フィギュア商品や玩具などを取り扱う大網では、「オタク」の世界的な“聖地”でもある秋葉原で展開する実店舗を起点に、フィギュアのイベントや商品展示などを行っている。

    物販だけを目的としないリアルでの取り組みがファンや取引先のメーカーなどとの関係性構築に大きく貢献。その後の囲い込みや新規商品企画などの差別化につながっているという。

    近年はコロナ禍による突然の外出規制などのリスクを回避するため、リアルでの集客を伴う実店舗の営業範囲を絞り、販路をECにシフトする企業も少なくない。

    リアル店舗は「通販をサポートするための拠点」

    ホビー関連市場でもそういった動きがいくつかで見られている。

    長年、通販をメインに事業展開をしてきた同社の場合、実店舗を単なる販売チャネルの一つという目線だけで見ずに、通販をサポートするための拠点としても捉えている。

    同社では2016年に都内秋葉原にコア層向けの中古商品などを扱う実店舗「あみあみ秋葉原店」を開店した。翌年にも同じく秋葉原の商業ビル「ラジオ会館」内に旗艦店を開設し、現在もその2店舗を運営している。

    2016 年に開店した「あみあみ秋葉原店」(画像は編集部が大網のプレスリリースから追加)

    引き続き、自社通販サイトである「あみあみ」が国内外での販路の主軸であることは変わらない。

    しかしながら、実店舗については「秋葉原」という世界的にアニメファンに認知の高い街に立地していることで、同社を知らない海外を含めた消費者も「あみあみ」を認知して安心して購入できる窓口になると考えている。

    とりわけ、旗艦店については、各フィギュアメーカーが新作商品などを展示して宣伝することができるショーケーススペースを設けている。300体ほど置けるようになっており、中には2週間に1度程度のペースでメーカーが展示商品を持参して入れ替えを行っているという。

    展示されているのは量産の販売商品だけでなく、商品の色見本となった貴重な原型の一点物フィギュアも置かれるようで、これを目当てに来場するファンも少なくないようだ。

    店内展示品のイメージ(画像は編集部が大網のプレスリリースから追加)

    同スペースでは来場者が自由に写真を撮ることができるため、撮影写真がSNSに投稿されて拡散されるケースも多くあり、「あみあみ」自体のブランド認知拡大につながっているという。

    別の観点として、これらの展示スペースは無料で開放していることから、利用するメーカーにとっても商品情報をリアルでファンに発信できるメリットがある。

    こうした取り組みの積み重ねが、メーカーとの信頼関係を育む機会にもなり、「あみあみ」限定の商品・特典のようなコラボ企画が生まれることにもつながるというのだ。

    そのほかにも旗艦店では、規模は小さいながらもイベントができるスペースも完備している。そこではアニメ作品とコラボした展示企画のほか、イベント限定の商品などを先行販売することもあり、集客したファンがその後もECに流入できるような仕組みもできている。

    「限定商品が増えてくることで『あみあみ』の総合力も強くなる。実店舗での売り上げ以上の効果が通販の方にリターンであるようなかたち」(金坂瑞樹副社長)とし、今後も継続して実店舗の運営を行っていくとした。

    なお、コロナ禍でのリアルの販促活動に関しては留意すべきこともいくつかある。毎年、国内でリアルでの大きなフィギュアイベントが2回ほど開催されているが、同社では今年2月に関して感染拡大状況なども考慮して、その参加を辞退している。

    そのため、あくまでも安全性を担保しながら自分たちでハンドリングできる範囲での独自のイベント開催という形をとっている。

    今年の夏については感染対策を十分に確保した上で2年ぶりに大規模イベントに参加し、リアルでの活動範囲を再び広げはじめている。今後もリアルとネットで並行して情報発信やファンとの交流を深めていく。

    「(感染が)不安な人達はオンラインを見てもらう。リアルで展示する商品情報もネットに載せることで、顧客に無理なく楽しめるようにした。それが結果的に通販に結び付けば」(同社)とした。

    千趣会ではディズニーショップが好調、従来販路ではリーチできなかった層の獲得へ

    千趣会は、資本業務提携を結んでいる東日本旅客鉄道(JR東日本)との協業で、駅ナカや駅ビルなどでの長期出店やポップアップ開催を積極的に実施している。実店舗での顧客接点を強化することで、従来のカタログやECチャネルではリーチできなかった層を獲得する狙いだ。

    長期出店については、昨年10月に東京駅構内に開業した「ディズニーファンタジーショップ バイ ベルメゾン」が立地の良さもあって、オープン2か月強で約1万5000人が商品を購入するなど順調なスタートを切った。

    「ディズニーファンタジーショップ バイ ベルメゾン」の来店客数は順調だ(画像は編集部が千趣会の資料から追加)

    その後も、土産物にもなるクッキーやチョコクランチなど菓子類の販売や、ポスター、ポストカード、ベルメゾンカタログオリジナルの表紙アートを使用した雑貨やアパレルなど店舗限定商品の投入もあってリピーターが増加。想定を上回る来店客数が続いており、売り上げも好調だ。

    ポップアップ展開は、「サラリスト」や「ホットコット」などベルメゾンの人気商品を中心に販売する催事で一定の成果を得ており、今年はJR上野駅で4月上旬~5月上旬に「ディズニーファンタジーショップ バイ ベルメゾン」の催事を開催したのを皮切りに、5月下旬にはJR立川駅直結のグランデュオ立川で「サラリスト」およびインテリア雑貨を提案するポップアップを展開するなど、新たな立地でのリアル展開にトライした。

    6月上旬~中旬には、知的障がいのあるアーティストの作品を世に出しているヘラルボニーと共同開発した商品を販売するポップアップをJR横浜駅構内の催事スペースで開催したのと同時に、隣接する体験型ショールーミング店「JREモールカフェ」では当該アイテムを展示し、JR東日本グループの通販サイト「JREモール」に送客する取り組みを実施した。

    「ヘラルボニー×ベルメゾン」のポップアップはJR東京駅構内でも6月下旬~7月上旬に開催。9月中旬~10月上旬までは新たなコラボ商品を開発してJR大宮駅構内でポップアップを展開中だ。

    千趣会はJR東日本の管轄エリアで引き続き積極的にポップアップを開催し、OMOの取り組みを推進するとともに、常設店の出店を見据えて展開する。

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    通販新聞

    グーグル、メタ、ヤフーが透明化法の規制対象に

    3 years 5ヶ月 ago

    経済産業省は、「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」のデジタル広告分野の規制対象として、グーグル、メタ、ヤフーを指定した。国内売上1,000億円以上のメディア一体型広告デジタルプラットフォーム、国内売上500億円以上の広告仲介型デジタルプラットフォームを規制対象にするとしていたが、その条件に合致するのがグーグル、メタ、ヤフーだったことになる。

    「特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律」の規制対象となる事業者を指定しました
    https://www.meti.go.jp/press/2022/10/20221003006/20221003006.html

    ヤフーはこの指定を踏まえ、透明性向上のための取り組みを紹介するウェブサイトを公開した。

    Yahoo! JAPAN、デジタル広告事業の透明性向上のため審査基準やデータの取り扱いなどの情報を集約した特設サイトを公開
    https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2022/10/03a/
    DPF取引透明化法に関して ~ヤフーのこれまでとこれからの取り組みについてhttps://marketing.yahoo.co.jp/blog/post/2022100330365569.html

    noreply@blogger.com (Kenji)

    東証グロース市場に上場する完全栄養食D2Cブランド「BASE FOOD」の業績&ビジネスモデルまとめ

    3 years 5ヶ月 ago

    完全栄養食のD2Cブランド「BASE FOOD」を展開するベースフードは11月15日、東京証券取引所グロース市場へ株式を新規上場する。

    2022年2月期の売上高は、前期比264.2%増の55億4575億円、営業損失は4億5421万円、経常損失は4億6098万円、当期純損失は4億6307万円。

    完全栄養食のD2Cブランド「BASE FOOD」を展開するベースフードは11月15日、東京証券取引所グロース市場へ株式を新規上場
    「BASE FOOD」のECサイト(画像は編集部がキャプチャ)

    有価証券報告書によると、新規ユーザー獲得や認知度向上を目的としたオンライン広告、テレビCMによるプロモーション活動を実施(テレビCMは2022年2月期から)したことから、第2期(2018年2月期)から経常損失、当期純損失が続いている。

    ベースフードのミッションは「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」。完全栄養の主食を中心としたBASE FOODシリーズ(「BASE PASTA」「BASE BREAD」「BASE Cookies」)の開発と販売を行う。BASE FOODシリーズは2017年2月の販売開始から、累計5000万袋を販売(2022年6月時点)した。

    完全栄養食のD2Cブランド「BASE FOOD」を展開するベースフードは11月15日、東京証券取引所グロース市場へ株式を新規上場
    BASE FOODシリーズの販売数(画像は有価証券報告書から編集部がキャプチャ)

    販売チャネルは、自社ECでの直接販売、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」といったECプラットフォーム、卸販売の3チャネル。各販売チャネルの特性を活かしながら、自社および自社商品に対する認知および顧客の商品体験の拡大・定着を図っている。自社ECにおいては販売開始時から、卸などを介さず顧客に直接販売を行うD2Cモデルでの販売を手がける。

    自社ECサイトでの販売の多くは、4週間に1回の頻度で顧客が定期的に購入し、配送するサブスクリプションモデル(定期購入)。収益構造の大半はサブスクリプション会員による定期購入。2022年8月時点でのサブスクリプション会員数は13万7620人、顧客継続率は93.2%。

    ECプラットフォームでは「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」などに出品し、複数の商品をセット販売。自社商品の認知および商品体験の拡大を目的にECプラットフォームを活用している。2022年5月からは香港のECプラットフォームである「HKTV Mall」での販売を始めた。

    卸販売は卸業者を経由してコンビニエンスストアやドラッグストア、スポーツジムで「BASE BREAD」、完全栄養のクッキー「BASE Cookies」を販売している。全国の実店舗で買いたい時に1袋から購入することが可能。オンラインでリーチできない層のアプローチとして活用する。2022年8月時点の展開実店舗数は、1万7878店舗となっている。

    完全栄養食のD2Cブランド「BASE FOOD」を展開するベースフードは11月15日、東京証券取引所グロース市場へ株式を新規上場
    事業系統図(画像は有価証券報告書から編集部がキャプチャ)

    ベースフードは売上高、売上高成長率のほか、限界利益率を経営上の重要な経営指標とし、それを高めるためにLTV(顧客生涯価値)を重要指標に位置づけている。

    2022年1月から自社倉庫が本稼働したことによる配送関連費用の削減で、限界利益率は40.3%(前事業年度末は36.0%)。2022年8月時点のLTVは2万12円。効率的な新規顧客獲得を行うプロモーション活動の指標としているCPAは1万253円。

    完全栄養食のD2Cブランド「BASE FOOD」を展開するベースフードは11月15日、東京証券取引所グロース市場へ株式を新規上場 LTVとCPAの推移
    LTVとCPAの推移(画像は有価証券報告書から編集部がキャプチャ)

     

    石居 岳

    東証グロースに上場したゴルフウェアブランド「MARK & LONA」のキューブとは

    3 years 5ヶ月 ago

    ゴルフ関連の衣料品や雑貨などの企画・販売を手がけるキューブは10月7日、東証グロース市場に新規上場した。

    キューブは、主にゴルフ関連の衣料品、雑貨といった企画・小売り・卸売事業を手がけるアパレル企業。主力ブランドは「MARK & LONA(マーク&ロナ)」のブランドアンバサダーは、木村拓哉さんが務めていることで知られる。

    ゴルフ関連の衣料品や雑貨などの企画・販売を手がけるキューブは10月7日、東証グロース市場に新規上場
    「MARK & LONA」のECサイト(画像は編集部がキャプチャ)

    2008年3月に誕生した「MARK & LONA」はゴルフカジュアルウェアとしてゴルフウェア業界で注目を集め、企画商品の販売を求める日本全国の代理店に対する国内卸事業、国内リテール、国内EC、海外ECを展開している。2013年7月には、ゴルフウェアブランド「MARK & LONA オフィシャルECストア」を開店した。

    2021年12月期決算は、売上高が前期比49.2%増の39億7万円、経常利益は同319.9%増の6億9034万円、当期純利益は6億8199万円(前期は3億200万円の損失)。

    前期は、デジタル化の推進、海外展開、オフライン・オンラインの販売チャネルの融合を推進。国内リテール、国内EC、海外ECにおいて売り上げが増加したことに加え、海外卸・国内卸においても受注が増加した。国内リテール事業による売上高は前期比40.9%増の13億4078万円、国内EC事業の売上高は同57.4%増の8億6873万円、海外卸事業の売上高は同53.3%増の11億9020万円。

    ゴルフ関連の衣料品や雑貨などの企画・販売を手がけるキューブは10月7日、東証グロース市場に新規上場
    事業系統図(画像は編集部が有価証券報告書からキャプチャ)

    キューブは今後、ブランディングの強化、売上高と利益面の拡大を進める。自社の強みでもあるクリエーティビティーの向上、デジタルマーケティングによる顧客接点の強化を通じ、ECチャネルを中心に国内外での新規売上高の増大、過去のデータ分析に基づく需給予測による商品のプロパー消化比率の向上を実現する。

    グローバル展開では、海外に向けたアプリや動画配信などデジタルを中心としたマーケティング投資を通じ、越境ECでの顧客獲得と販売拡大を図る。また、Web上での展示会やSNSなどのデジタルツールを活用し、海外向け卸売も推進する。

    石居 岳

    スギ薬品、最短2時間でアプリ注文商品を自宅へ届けるラストワンマイル配達をスタート

    3 years 5ヶ月 ago

    スギ薬局は9月29日、OTC医薬品(一般用医薬品)を含む商品を自宅まで届けるサービスを一部店舗で開始した。消費者はスギ薬局の「スギスマホオーダー」アプリを通じて注文すると、最短2時間で商品を受け取ることができる。

    顧客は「スギスマホオーダー」アプリを通じて商品の自宅配送を選択できる

    自宅配送で購買の選択肢を拡大

    購買体験の選択肢を広げるため、自宅までのラストワンマイル配送に対応した。

    長期化しているコロナ禍で、在宅療養のほか、在宅ワークや在宅保育など顧客の生活スタイルが多様化していることを受け、自宅配送に着手した。

    スギ薬局は2022年6月から、10X(テンエックス)が手がける小売ECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」を通じて、アプリ「スギスマホオーダー」を展開。これを機に、アプリから注文した商品を顧客が店頭や車上(店舗駐車場)で受け取りができるサービスの提供を始めた。

    「スギスマホオーダー」は2022年6月から展開している

    今回、自宅へのラストワンマイル配送を追加した。取り扱い商品は、OTC医薬品(要指導・第一類医薬品を除く)、化粧品、日用品、食品(冷蔵・冷凍商品含む)など。

    ラストワンマイル配送の対象店舗は埼玉県の川口末広店。川口末広店から2km圏内を配達エリアとしている。顧客は、スギ薬局「スギスマホオーダー」アプリから商品を購入し、受け取り方法で「配達」を選択すると利用できる。

    対応時間は12時30分から19時30分まで。配達日は当日から3日後まで、2時間単位で指定できるという。最低注文金額は設けていない。決済方法はクレジットカード。

    自宅までの商品配達料金は以下の通り。

    • 注文金額が5500円以上の場合:無料
    • 注文金額が3500円以上の場合:税抜200円
    • 注文金額が1500円以上の場合:同300円
    • 注文金額が1500円未満の場合:同500円
    高野 真維

    Walmartがフルフィルメントに注力、ラストワンマイル戦略を担う3Dロボット倉庫システム「ALPHABOT」を買収する理由 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    3 years 5ヶ月 ago
    日本では村田機械が2019年にAlert Innovation(アラート・イノベーション)と戦略的パートナーシップを締結。アルペンが3Dロボット倉庫システム「Alphabot」を導入している

    Walmartは、米国の物流ロボットメーカーのAlert Innovation(アラート・イノベーション)を買収する予定です。Alert Innovationを買収する正式契約を締結しました。

    この記事のポイント
    • Walmartは2016年からAlert Innovationと協業。ネットスーパー向けのフルフィルメントの自動化技術をカスタマイズし、2019年に3Dロボット倉庫システム「Alphabot System」の試験運用を開始
    • Walmartの店舗はオンラインの食料品注文のためのフルフィルメントセンター「マーケットフルフィルメントセンター(MFC)」として展開する
    • Walmartは、この技術を利用して販売員への依存度を下げる予定

    WalmartはAlert Innovationの技術を使い、米国内の4700店舗をオンライン注文のためのマーケットフルフィルメントセンターとして活用する予定です。取引条件は明らかにしていません。

    Alert Innovationと戦略的パートナーシップを締結した村田機械が用意した動画(編集部が追加)

    Walmartは2016年、Alert Innovationと取引を開始。2019年末には、ニューハンプシャー州セイラムにあるWalmart初のMFCで、Alert Innovationの「Alphabot System」を試験的に導入しました。このパイロットプログラムは、ロボット技術の可能性を探求するWalmartの幅広い取り組みの一環です。Walmartは2021年1月、他のフルフィルメントに関するベンダー企業であるDematicやFabricなどと、別のシステムも試験的に導入しています。

    Walmartのロボットによるフルフィルメント戦略は軌道に乗りつつあります。2022年2月、店舗からピックアップしたオンライン注文が、過去12か月の間で170%増加したと発表しました。

    この技術へさらに投資することで、Walmartの店舗(米国人口の90%から10マイル以内に位置する4700店舗)を保管とフルフィルメントに活用できるようになります。(Walmartのイノベーション&オートメーション担当上級副社長のデービッド・ギギーナ氏がWalmartのブログに投稿) 

    「Alphabot System」の仕組み

    Alert Innovationは、小売業のサプライチェーンにおける注文処理を自動化するためのマテリアルハンドリング技術を開発しています。「Alphabot System」は、Walmartのために特別に開発。2万平方フィートの倉庫型スペースで稼働し、自律走行するカートを使って、オンライン食料品の注文に応じて棚に保管されている商品、冷蔵・冷凍商品を取り出します(Alert Innovation社によると、「Alphabot System」は完全な自律走行型ロボットです)。

    「Alphabot System」のイメージ動画(編集部が追加)

    完全自律型のロボットは、リフトやコンベアを使わずに、温度が異なる3つのエリアを、水平、横、縦に移動しながら、注文品の保管、取り出し、分配を行います。注文の品物を取り出すと、それをワークステーションに運びます。そこで、Walmartの社員が注文と商品が一致していることを確認。その後、商品を袋詰めして発送します。

    また、リアルタイムでデータを共有。商品をストックしながら学習していきます。この技術は時間とともに、より高性能になっていくでしょう。

    たとえば、消費者が受け取る品切れのお知らせの量を減らすために、どのように商品を代用するかを学習することが期待されています。ニューハンプシャー州セーラムの店舗に設置された試験的なシステムは、今後も試験的な場所として機能する予定です。

    Walmartは、このシステムをラストワンマイル戦略の一環として全社的に導入する前に、引き続き改善と調整を行うそうです。

    Walmartのラストワンマイル戦略を担う「Alphabot System」
    Walmartのラストワンマイル戦略を担う「Alphabot System」(編集部が追加)

    オムニチャネルのさらなる自動化

    今回の発表は、31カ所のeコマース専用フルフィルメントセンターと店舗を拡大しようとしているWalmartの取り組みと関連しています。

    Walmartは2022年6月、今後3年間で4つの次世代フルフィルメントセンター(FC)を建設する計画を発表しました。

    その第1号が2022年9月、イリノイ州ジョリエットにオープンしました。Walmartのプレスリリースによると、この新しいフルフィルメントセンターは、人間の作業員、ロボット工学、機械学習の組み合わせによる、特許出願中の新しいプロセスを特徴とする4つセンターのうちの1つだそうです。

    4つのフルフィルメントセンターが完成すれば、米国人口の75%に翌日または翌々日の配送を提供できるようになります。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    【ステマ検討会】「規制導入により企業の自浄作用、モラル醸成が進む」と事業者から期待の声 | 通販新聞ダイジェスト

    3 years 5ヶ月 ago
    消費者庁の「ステルスマーケティングに関する検討会」は第2回会合で、事業者からヒアリングを行った。規制導入による市場健全化の有効性を期待する企業もみられる
    消費者庁の「ステルスマーケティングに関する検討会」は9月22日の第2回会合で、事業者からヒアリングを行った。1社は、規制導入による市場健全化の有効性に触れている。検討内容については、「非公開。ヒアリング後に振り返りの場を設ける」(表示対策課)としている。

    リデルは「規制でモラル醸成が進む」考え

    第2回会合のヒアリングは、広告代理店のオプト、SNS、インフルエンサープラットフォーム運営のリデル、くちコミサイト運営のアイスタイル、「TikTok」などを提供するBytedance、TwitterJapanの5社。ステマについて、各社は自主基準や啓発活動を通じて排除に取り組んでいる。

    インフルエンサーなど約3万人が登録するリデルは、登録時に投稿内容やフォロワーの質、過去の不適切投稿などを審査。登録後も定期的な審査で退会を含む措置を講じる。

    また、企業による直接依頼ではなく、プラットフォーム(PF)を介して企業が案件を公募。これにインフルエンサーが応募する仕組みでマッチングすることで、「依頼を断ったら次に声がかからない」「収入が減る」などインフルエンサーが弱者となることを防ぐ
    リデルはインフルエンサーが応募する仕組みを採用している(画像は編集部がリデルが消費者庁に提出した説明資料からキャプチャし追加)
    規制には、「PR」などの表記がステマと認識される懸念に触れつつ、規制導入により企業の自浄作用、モラル醸成が進むとみる。

    アイスタイルはクチコミ投稿を全件有人監視

    アイスタイルは、クチコミの中立性維持など運営方針、ガイドラインで違反事例を示し、登録ユーザー、企業の協力を求めるほか、投稿は全件有人監視する。ランキング操作など恣意的な投稿がみられる場合は、クチコミの削除、メンバー登録抹消などの対応を行う。
    アイスタイルは違反事例の明示やクチコミ投稿の全件有人監視を実施(画像は編集部がアイスタイルが消費者庁に提出した説明資料からキャプチャし追加)

    また、すべてのくちコミに「通報ボタン」を設置するほか、携帯電話番号を用いた個人認証で実存性を確保する。

    ※記事内容は紙面掲載時の情報です。
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