【決定版】E-E-A-T徹底解説。SEO担当者が知っておくべきポイントを簡潔に解説【SEO情報まとめ】
グーグルのE-E-A-Tとは何なのか(何ではないのか)、サイトやコンテンツのE-E-A-Tを高めるには何をすればいいのか。住太陽氏の詳細だが読みやすい解説であなたもバッチリ理解しよう。
ほかにも「ChatGPTにサイト内容を学習させない方法」「SEO会社を変えたときのSearch Console権限」「低品質コンテンツの削除でトラフィック15倍」などなど、あなたのSEO力をアップさせる情報を、今回もお届けする。
- 【決定版】E-E-A-T徹底解説。SEO担当者が知っておくべきポイントを簡潔に解説
- ChatGPTに自社コンテンツを学習させないrobots.txtの設定方法
- SEO会社を変えたときにしておくべきSearch Consoleの権限設定
- 検索流入を15倍に伸ばした低品質コンテンツ削除のSEOとは?
- 2023年8月のオフィスアワー: E-E-A-T、AI生成コンテンツ、ニューストピックオーソリティなど
- SEOツールのスコアをグーグルはランキングに利用しているのか?
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【決定版】E-E-A-T徹底解説。SEO担当者が知っておくべきポイントを簡潔に解説
E-E-A-Tを体現した記事 (bodhi) 国内情報
グーグルの提唱する「E-E-A-T」について、住太陽氏が解説した。詳細だが必要な情報をまとめた文章で、非常にわかりやすい。SEO担当者なら一読しておく価値がある良記事だ。
E-E-A-Tとは、次の4要素の頭文字をとってグーグルが作った用語だ:
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trust(信頼)
E-E-A-Tはグーグルがランキングを決定する際に重要視(クエリによっては最重要視)するコンセプトだ。検索結果の品質を検証する際にグーグル(に委託された品質評価者)が用いるガイドラインに登場する。
E-E-A-Tという言葉を聞いたことはあっても、具体的にどういったコンセプトなのか十分に理解できていないウェブ担当者も多いのではないだろうか。理由の1つは、品質評価ガイドラインは非常にボリュームがありしかも英語だからだ。大枠でしか理解していないとしても仕方のないことかもしれない。
しかし安心してほしい。住氏の解説記事を読めば、E-E-A-Tの全体像をしっかりと掴めるはずだ。長い記事ではあるのだが、それでも品質ガイドラインを読むよりは格段に理解しやすい(なによりも日本語だ)。
E-E-A-Tの概念を的確に説明し、かつE-E-A-Tを高める方法にも踏み込んだこの解説記事は、まさしく住氏がもつ「E-E-A」を体現しており「T」を感じさせるものだと筆者は感じる。
筆者のようにこの記事にE-E-A-Tを感じたとしたら、どういった要素に感じたのかを言葉に表してみるといい。そして、自社サイトにどのように応用できるかを考えてほしい。あなたのサイト(とあなた自身)のE-E-A-Tを高める手助けになるに違いない。
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グーグル検索SEO情報①
ChatGPTに自社コンテンツを学習させないrobots.txtの設定方法
自分では使いたいけど使われるのは嫌 (OpenAI) 海外情報
記事作成などにChatGPTを活用している人もいることだろう。しかし、自社のSEOにChatGPTを利用したいが、自社サイトのコンテンツをChatGPT(の学習)に使われるのは嫌だという人も、なかにはいるかもしれない。
この要望は実現可能だ。ChatGPTが利用するウェブクローラのクロールをrobots.txtで拒否できるのだ。ChatGPTのクローラはGPTBot
というユーザーエージェント名をもつ。
GPTBotのサイト全体へのアクセスをブロックしたければ、robots.txtに次のように記述する:
User-agent: GPTBot
Disallow: /
robots.txtの仕様に完全に準拠しているかどうかはドキュメントからは明確に判断できないのだが、一般的な命令には従うと思われる。
ニューヨークタイムズ、アマゾン、スタックオーバーフローなどChatGPTの学習データに確実に使われていそうな大手サイトは、すでにGPTBotをブロックしている。
GPTBotに対応したrobots.txtに書き方に関する技術ドキュメントはこちらから参照できる。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- 技術がわかる人に伝えましょう
SEO会社を変えたときにしておくべきSearch Consoleの権限設定
自分がオーナーになり代理店には必要な権限だけ (#AskGooglebot on YouTube) 海外情報
SEO代理店を変更する際は、Search Consoleのアクセスと認証を確認する必要がある。このときの注意点に関してグーグルのジョン・ミューラー氏が動画で解説した。
要点を簡潔にまとめると次のとおりだ:
自分自身がSearch Consoleで「確認済み」の「オーナー(所有者)」であることを確認する。
また、外部のSEO代理店が「確認済み」の「オーナー(所有者)」ではないことを確認する(「確認済み」状態でなければ「オーナー」でも問題ない)。
もし外部の人が「確認済み」の状態ならば、その権限を削除したうえで、「所有権トークン」も削除する必要がある(そうしなければ、外部の人が勝手に権限を再取得できる)。
右上の[残りの所有権トークン]が0ではない数字になっている場合は、そこをクリックして削除方法を確認する。
SEOツールには、原則として「オーナー」の権限を付与していないことを確認する(ツール類は「制限付き」権限で問題ないはず)
SEO代理店の人がSearch Consoleにアクセスできるようにする場合は、原則としてHTMLファイルなどを使った「確認」による追加は行わない。そうではなく、[ユーザーと権限]ページから[ユーザーを追加]ボタンを使う。これによって、管理者が「委任」する形でユーザーを追加でき、権限を剥奪する場合にも前述のような所有権トークンの削除などが不要になる。
詳細は動画で確認してほしい(自動翻訳だが日本語字幕あり)。
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検索流入を15倍に伸ばした低品質コンテンツ削除のSEOとは?
サイトを高品質に保つ方法 (bodhi) 国内情報
サイトを高品質な状態に保つために、低品質なコンテンツを削除または改善するべき
住太陽氏はこのように提唱し、具体的な施策手順を自社ブログで共有した。施策後に検索流入が4倍や15倍(!)に増加したサイトもあったという。
サイト内に低品質(と思われる)コンテンツがあっても、ごく一部のページであれば、問題になることは少ないだろう。しかし訪問者が頻繁に遭遇するほど多数の低品質コンテンツページがあるならば、サイト全体が低品質だとみなされることがある。
たとえば、コンテンツ品質を評価する代表的なランキングシステムであるヘルプフル コンテンツ システムは、次のように動く:
(ヘルプフル コンテンツ)システムでは、サイト全体のシグナルが生成され、Google 検索(Discover 含む)で使用されるシグナルの一つとして扱われます。
有用でないコンテンツ自体だけでなく、そうしたコンテンツを比較的多く含むと判断されたサイトにあるコンテンツも、ウェブ上の他のコンテンツを優先して表示すべきと判断されて、検索での掲載順位が下がります。そのため、有用でないコンテンツを削除することで、他のコンテンツのランキングが改善する場合があります。
ここで難しいのは「低品質」の判断だ。自分では品質が高いと思っているコンテンツでも、グーグルは品質が低いと判断することがある。逆に、実際にはユーザーの役に立っているコンテンツにもかかわらず、役に立たないと思い込んで削除対象にしてしまうこともありうる。
住氏は、低品質かどうかの判断基準を次のように定義している:
企業サイトの場合は「見込み客の関心に沿ったコンテンツであるかどうか」だけを基準に選別すればよい
見込客でも潜在客でもない人々を呼び寄せるコンテンツは不要
基準に照らし合わると、たとえば次のようなタイプのコンテンツは削除対象だ:
- 自社の専門外のトピックを扱うコンテンツ
- ターゲットを外したトピックを扱うコンテンツ
改善しようがないコンテンツはばっさりと削除する。改善の余地があるならば改善することを住氏は推奨している。
改善手段には次のようなものがある:
- 同じトピックの記事をまとめる
- 独自の価値を提供する
- 出典を示し正確性を担保する
- 記事としての体裁を整える
- 古くならないようにメンテナンスし続ける
住氏が提唱する低品質コンテンツの削除の考え方とプロセスの詳細は元記事で学んでほしい。ここでは触りにとどめておく。
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2023年8月のオフィスアワー: E-E-A-T、AI生成コンテンツ、ニューストピックオーソリティなど
SCL Tokyoのライブオフィスアワーの録画公開 (Google 検索オフィスアワー on YouTube) 国内情報
2023年8月のグーグル検索オフィスアワーが公開された。今回は事前に投稿された質問への回答ではなく、6月16日に渋谷のグーグル本社で開催されたSearch Central Live Tokyo 2023でのライブオフィスアワーの録画公開だ。
次の質問が取り上げられた:
各分野を専門にしているグーグル社員からの回答なので、普段よりも濃い内容も含まれている。参加できなかった人はもちろんのこと、会場にいたとしても復習のために視聴するといい。再生時間はその場所から始まるようにリンクしてある。
なお、前半はグーグル検索の最近のニュースまとめだ。グーグルSEO情報のキャッチアップに少しでも不安があればこちらも見逃さないように。
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