スマホに入ってないアプリでもグーグル検索結果から実行できる時代に などSEO記事まとめ10+4本
「スマホアプリは、インストールしてからでなければ使えない」それが過去の話になる時代が近づいてきている。App Indexingによって検索結果に表示されたアプリのコンテンツは、インストールしなくてもそのまま検索結果から利用できるようにする動きをグーグルが始めたからだ。
スマホに入ってないアプリでもグーグル検索結果から実行できる時代に
「アプリだけのApp Indexing」がモバイル検索に大変革をもたらす!? (アユダンテ株式会社コラム & DIGIDAY)
スマホにインストールしていないアプリでも、検索結果からそのアプリのコンテンツを利用できる、そんな時代がApp Indexingによって実現されそうだ。
これまでは、App Indexingを実装するには、次の2つのものが必要だった。
- アプリ内のコンテンツ
- アプリ内のコンテンツに対応したウェブページ(のURL)
だが、その条件がまもなく変わろうとしている。
グーグルは、アプリだけのApp Indexingのテストを開始した。対応するウェブページを持たないアプリコンテンツでも、モバイル検索結果に表示させることが可能になる。
もっと注目したいのはストリーミングの機能だ。アプリをスマホ端末にインストールしていなくても、検索結果からそのアプリを利用できる。アプリはグーグル側で実行され結果があなたのスマホに配信されるのだ。あなたが行った操作はグーグルに送信される。いわば“クラウド”でスマホアプリを使っているようなイメージだ。
そこで、
- アプリだけのApp Indexingとアプリストリーミングが今後のグーグル検索にどのような変化をもたらすか
- 検索エンジンマーケティングにどのような影響を与えるか
などを考察した記事を、2つ紹介する(どちらも英語記事の日本語訳)。
- Googleのアプリストリーミング:「アプリのウェブ」を設立するための重要な動き(アユダンテ)
- Google、モバイル検索結果にアプリコンテンツを表示開始:アプリビジネスはどう変わる?(DIGIDAY)
モバイル検索の未来を占う重要な情報になるだろう。
日本語で読めるSEO/SEM情報
今年1年を振り返りつつの最後のウェブマスター向けハングアウト
最大の出来事はモバイルフレンドリー (ウェブマスター オフィスアワー)
グーグルの社員がウェブマスターの質問に答える「ウェブマスターオフィスアワー」の2015年最終回が開催された。今回は、App Indexingチームからのゲストも加えて豪華5人メンバーでの開催だ。
年末ということで、まずモバイルフレンドリーやApp Indexingを始めとする、今年1年間の大きなニュースを振り返っている。その後、いつものように日本のウェブマスターから寄せられた質問に答えながら解説を進めた。
今回取り上げられた主なトピックは次のとおりだ。
- ソーシャルのオーサーシップへの利用
- rel="canonical"とrel="prev/next"の使い方
- URLの削除リクエストができない
- HTTPS化にともなうSearch Consoleへの登録
- .jpドメインでの多言語サイト
- hreflangの使い方
- 大規模サイトのURL変更
- AMPについて
- サーチクオリティチームが今年もっとも力を注いだこと
録画はこちらの動画で観ることができる。
2人のグーグル社員による App Indexing 何でも相談室
30個以上の質問に一挙に回答 (グーグル ウェブマスター公式ヘルプフォーラム)
App Indexingの開発や展開に関わっているグーグル社員の2人が、App Indexingに関して一般のウェブマスターやアプリ開発者から寄せられた30個以上の質問にまとめて回答した。その名も「なんでも相談室 - App Indexing編」。
回答したのはグーグル社員のダンカン氏とEriko氏の2人。質問はツイッターやGoogle+で寄せられたもので、辻正浩氏や筆者(鈴木)の質問にも答えてもらっている。
App Indexingをすでに導入しているか今後導入を検討しているなら、参考になるだろう。すべてのQ&Aに目を通すといい。
“コンセプトダイアグラム”を利用してUXを向上させる方法
ユーザーエクスペリエンスはSEOにも重要 (SlideShare)
「ユーザーエクスペリエンスに基づいた指標設計と改善の考え方」をテーマにしたスライドを、アクセス解析で著名な小川卓氏が、公開した。「コンセプトダイアグラム」を活用して、アクセス解析指標ではない形で、サイトのKPIを設定し改善する方法を紹介している。
ユーザーエクスペリエンスの向上は今やSEOにも密接に関係してくる。小川氏流のやり方を学んでみよう。
真っ赤な警告ページの対象が増えた!
ソーシャルエンジニアリングにくれぐれもご注意を (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ)
安全でないサイトにアクセスしようとしたときに、真っ赤な画面で警告を発するセーフブラウジングを、先日紹介した。
グーグルはさらに、このセーフブラウジングの保護対象を増やしたことをアナウンスした。多様化する「ソーシャルエンジニアリング」を検出した場合にも、セーフブラウジングが警告を発する。
「ソーシャルエンジニアリング」とは、人を勘違いさせたり思い込ませたりすることで、セキュリティ的な攻撃をするものを指す。
多くのウイルスなどが、OSやアプリのシステム的な不備を突いて攻撃する。そうした攻撃は、OSのアップデートやセキュリティソフトなどで、かなり防げる。
しかし、ソーシャルエンジニアリング攻撃は、ユーザー(つまり、あなた)に勘違いさせて自分から行動させるため、システム的な仕組みでは防ぎにくいのだ。
ソーシャルエンジニアリング攻撃の例として、グーグルやChromeから配信されたコンテンツであるかのように装うものが紹介されている。次のようなものだ。
- グーグルが運営するサイトだと思わせるためにChromeのロゴと名前を使って、マルウェアや不要なソフトウェアをダウンロードして実行させようとするページ
- グーグルのテクニカル サポートの電話番号をかたって無関係の企業に電話をかけさせようとするページ
- ユーザーをだましてグーグルアカウントのログイン用認証情報を入手しようする偽のログインページ
ユーザーの視点では、こういったフィッシング被害にあわないように十分気をつけてほしい。たとえばChromeを使っているのならば、[設定]>[詳細設定を表示]>[プライバシー] で [危険なサイトからユーザーとデバイスを保護する] のチェックボックスがオンになっていることを確認しておこう(デフォルトではオンになっている)
サイト管理者の視点では、ソーシャルエンジニアリングを含むフィッシングに悪用されないようにセキュリティを常に万全の体制に保っておかなければならない。
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