グーグルはマウスの動きも順位決定に使っている? など10+2記事(海外&国内SEO情報)
- グーグルはマウスポインタの動きも順位決定のアルゴリズムに使っている?
(SEO by the Sea)グーグルが興味深い特許を出願している。その特許情報によると、検索結果の関連性を測る指標として「マウスポインタの動きや動くスピード、位置」といった情報を利用するもののようだ。
SEO by the Seaのビル・スロースキ氏が要点をまとめている。マウスポインタの動きから、たとえば次のような仮説をたてられるとしている。
- 検索結果ページに長い間マウスポインタがとどまっているときは、検索結果が適切である。
- マウスポインタが普通に読むスピードと同じ速さでスニペットを1行1行移動しているときは、マウスポインタの動きが止まっていたりあちこちに動いたりしているときより、ユーザーがじっくり読んでいる。
- 広告のスポンサーリンクがいくつか並んでいて、そのうちの1つの上でマウスが止まっているときはその広告に注意がいっている。
- SERPのトップに地図が表示されて(「ワンボックス」と呼ぶ)、その上にマウスポインタがしばらくただよっているときはユーザーの手助けになっている。
マウスポインタの動向まで検索結果の順位を決めるアルゴリズムに利用するというのは、興味深い話だ。ただし特許を取得したからといって実装しているとは限らない。どうやってマウスの動きを知るのかという疑問が出てくるが、SERPにJavaScriptのコードを埋め込んでいるのではないか、被験者はJavaScriptを埋め込むためのプロキシサーバー経由で検索結果を見ているのではないか、とスロースキ氏はツイートで推測している。
日本語で読めるSEO/SEM情報
- 関西SEOサミット総括レポート ~ドメイン名とリンクとコミュニケーションのポイント
(Webutubutu!)7月6日~7日の2日間、大阪で「関西SEOサミット2DAYS」という日本では規模の大きいSEOセミナーが開催された。業界の著名人もスピーカとして登場していた。
このイベントのセッションで学んだ注目ポイントをこちらのブログではレポートしてる。2日目のレポートと合わせてSEOの参考にしていただきたい。
ちなみに、東京でも、まる1日SEOのことを語り尽くすイベント「CSS Nite LP, Disk 10」が7月24日(土)に開催される。こちらでも紺野氏や住氏の講演を聴ける(コーディネータとしてWeb担の安田編集長も参加している)。SEOに携わる人なら、チェックしておかないと損をするイベントだ。
- ウェブサイトのユーザーインターフェイスにおける6つの暗黙の了解
(livedoor ディレクターブログ)ウェブサイトのユーザーインターフェイスには、特に意識せずとも「こういうものだ」と“刷り込まれている”デザインがある。好むと好まざるとにかかわらず、これらを無視するとユーザビリティを低下させる恐れがある。
この記事では、そういった暗黙の了解として認識されているユーザーインターフェイスを6つ紹介している。なお6番目の「OK」ボタンの位置については決着がついてないとのこと。
- リンクテキスト
- ログインリンクの位置
- ロゴクリック時の挙動
- ページャーの遷移
- ブログのアーカイブにおけるページャーの遷移
- OKボタンの位置
- Bingってどんな検索エンジン?
(SEMアドバイザーの揺さBrain!)前回のこのコーナーでお伝えしたように、マイクロソフトの検索サービス「Bing」が7月13日に正式版に移行した。
そのBingの特徴をまとめて解説しているのが、こちらの記事だ。Bingのロボットのインデックス能力はグーグルやヤフーに比べて劣っているようだが、検索結果のユーザーインターフェイスには、いくつもの独自の特徴を備えている。
ヤフーやグーグルに押されてシェアの低いBingだが、これを機にBingを試してみてはいかがだろうか。
また、SEOに取り組むウェブ担当者としては、先週のこのコーナー同様にこちらの記事でも紹介されている「Webマスター向けTips」に必ず目をとおしておこう。SEOに役立つ情報が満載だ。
- Bingの背景画像を消す方法
(Bing 日本版(BingJP) on Twitter)Bingの特徴のひとつとして日替わりで変わるホームページの背景画像がある。
ただ、表示に時間がかかったり好みに合わなかったりして「ウザい」と感じるユーザーもいそうだ。画像を表示したくない場合は、http://www.bing.com/?rb=0 のリンクにアクセスすることで設定変更できる。再び表示させたいときは http://www.bing.com/?rb=1 にアクセスする。
Bingの公式ツイッターアカウントは一般ユーザーだけではなくウェブ担当者向けの情報を発信することもある。さらにこのツイートのように、送った質問に返信してくれることもある。フォローしておけば良い情報が入るかもしれないし、BingのSEOで問題が生じたときは尋ねてみるといいかもしれない。
- 国別・言語別サイトの選択はユーザーに任せる
(Google ウェブマスターセントラル ヘルプフォーラム)複数言語でサイトを運用しているときに、ブラウザの言語設定やアクセスするユーザーの場所(IPアドレス)で振り分けることがある。しかしブラウザに相当するGooglebotは言語設定など持っていないし、現状では本社のある米カリフォルニア州から常にアクセスしている。そうすると、クロール・インデックスされない言語のページが出てきてしまう。
また米国に住んでいる英語を話す人が、旅行先のドイツにでたとえば世界チェーンのレンタカーのサイトにアクセスした場合、ドイツ語のページしか見られないということもありうる。
検索エンジンのロボットのアクセスおよびユーザーの使いやすさを考えると、言語の選択はユーザーに任せたほうがいい。代表となる言語でホームページを作成し、「English」「Deutsch」「français」「日本語」のように言語選択メニューを目立つ場所に準備しておけばいい。このときロボットのことを考えてメニューのリンクはJavaScriptではなく通常のリンクにしておこう。
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