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検索結果1ページ目入りを「保証」するSEO業者ってどうよ?

この記事はもともとSEOmozのYOUmozセクションに掲載したものですが、非常に優れているのでこちらのブログに格上げしました。

最近、ランキングを保証するなどと謳い、ウェブマスターをだましてリンクを張らせようとする悪質なSEO業者に関する記事が急に増えてきた(※Web担編注 残念ながらすべて英語記事)。

検索結果1ページ目入りを「保証」するこの手のSEO業者に対し、小規模企業のSEO専門家や検索マーケティング(SEM)に携わる者は、どう対抗したらいいだろう?

そのためには、2つの要素を考慮しなければならない。1つは既存の顧客を悪質業者から守ること。もう1つは新規の顧客に正しい知識を持たせることだ。

まずは、既存顧客の保護について説明しよう。わかりやすくするために実例を挙げておく。以下は、つい最近僕が顧客と電子メールで交わした会話だ(無関係な部分と個人の特定につながる情報は削除した)。

顧客 以下のメールを見てください。これらの業者はいったい何をしてくれるのでしょうか?

転送メール

第1ページへのランクインを保証云々

Google AdWords認定云々、お客様の声をお聞きください云々

喜んでお答えしますが、まず少し質問していいですか?

顧客 遠慮なく訊いてください。

では。

  1. 正直なところ、検索結果の1ページ目で3位以内にランクインしていないキーワードで、あなたが現在ターゲットにしようとしているのは何ですか?
  2. 普段、こういった予約なしの営業にはどう対処していますか?
  3. 「Adwords Professional」という言葉をググったことはありますか?
  4. 1年以上一緒に仕事をしてきて、今ではあなたがSEOの基本をよく理解していると確信しています。その「自称」SEO業者のサイトを観察して、気づいたことを教えてもらえますか?
  5. 私は以前、あなたにGoogleのガイドラインを送りましたが、それにはランキング保証についてどのように書いてありましたか?

顧客 そういう上から目線は勘弁してくださいよ。でもまあ、お答えしましょう。

  1. 特にありません。
  2. 普段なら悪態をつきますね。
  3. オーケー、PPCはSEOと関係がない。わかりました。
  4. 画像にalt属性がない。サイト全体で同じtitleタグを使用している。複数のリンク切れ。
  5. ランキングを保証することはできないと書いてあります。
  6. 言いたいことはわかりました。メールはスパムフォルダへ移動。
  7. もっとお手柔らかにお願いします。

ご覧のように、僕はこの顧客との協力に努め、先方との関係を築いてきたわけだけど、同時に、僕が何をどのように行っているかについて、正確に理解してもらえるようにもしてきたんだ。僕は顧客たちに対し、SEOとはどんなものなのかを正しく理解し、厳然たる事実に基づいて、他のビジネス判断を行う場合とまったく同様に判断することを学ぶよう奨励している。さっき挙げたのは「教育と啓発」がうまくいった例だね。

これによって、SEO担当者が果てしない議論から解放されるだけでなく、顧客たちは経験の中から、スパム的な行為と「本物の」リンク依頼を区別する方法を理解できるようにもなっていくんだ。

SEOを神秘的なものにしておく、という間違いを犯してはいけない。SEOの秘密を自分の顧客に明らかにし、顧客に信頼してもらうための基礎を築こう。そうすれば、相手の期待を裏切らない限りその信頼は揺らがないはずだし、もし期待に応えようという気ががないのなら、作業に着手するふりさえもすべきではない。

マンガ訳

1コマ目(左上):ブラッドリーがSEOの見込み顧客と話をしている
見込み顧客:「で、SEOってのは、正確に言ってどんな仕組みなんですか?
ブラッドリー:「そうですね、やらなきゃいけない作業はたくさんありますが、要するに、検索順位を上げるために質のいいコンテンツを作り、信頼度の高いリンクを構築するってことです

2コマ目(右上):
見込み顧客:「本当ですか? ほかのSEO会社は、複雑すぎて一般人になんか説明できないと言ってましたよ
ブラッドリー:「おやおや…

3コマ目:「ほかのSEO会社」では…
黒魔術的SEO:我ら、汝の検索順位を引き上げん。されど、そのすべを問うなかれ。
検索上位に入るぞぉ〜。キーワードで検索上位に入るぞー。グーグル、グーグル、グーグル……

見込み客と契約交渉をするとき、相手がこうした「保証付き」SEOに毒されていたら、どのように対処すればいいだろうか?

実際のところ、僕ならシンプルに行く。情報はすでに出回っているんだから、それを顧客が理解できるよう、きちんと整理してやるだけでいいんだ。

たとえば、最初に提供する基本的な説明としては、次のようなものがある。

  • グーグルのウェブマスター向けガイドライン

    契約交渉プロセスの一環として、キーワード調査やクリックスルー解析など、自分が提供する予定のサービスをあれこれ説明するだけでなく、このガイドラインすべてに基づいてサイトを検証することも含めておく。

  • GoogleによるSEOの定義

    これは理想的な参照先だ。確実に強調しておきたい2つの段落を引用しよう。

    不審なメールを送信する SEO 企業やウェブ コンサルタントまたは代理店に用心してください。Google にも次のような迷惑メールが届きます。

    google.co.jp 様
    あなたのウェブサイトは、主な検索エンジンやディレクトリのほとんどに登録されていないことがわかりました。

    検索エンジンについての迷惑メールを受け取った場合は、「寝ている間に脂肪を燃やす」ダイエット薬や、 追放された独裁者の資金を移動する手助けを求めるメールなどと同じように疑ってかかることをお勧めします。

    誰も Google で最上位に掲載されることを保証できません。

    サイトの掲載順位を保証したり、Google との「特別な関係」や Google への「優先登録」を主張している SEO には注意してください。Google への優先登録などというものはありません。Google にサイトを登録するには、サイトの登録ページを使用するか、サイトマップを送信するしか方法はありません。サイトの登録はご自身で行うことができ、費用はかかりません。

  • 「AdWords認定業者」に対応する場合は、僕は必ずこのリンクを見込み客に伝える。

    Google の検索結果は自動的に生成されます。Google の検索結果は本来の検索結果であり、Google では表示位置を保証する有料サービスは行っていません。アドワーズ広告はクリック単価を基準として検索結果の上部や横に "スポンサー" というラベルとともに表示されます。

これらの「SpamEO」たちに比べ、なぜ自分の方が優れていて、倫理的であり、正しい選択肢なのかという理由を説明するのに使える文献は、それこそ山ほどある。自分にとって、また売り込み先の見込み客にとって、何が正しいのかを考えてみるだけでいいんだ。

前にも言ったことがあるけど、もう一度強調しておこう。「知識で印象づけようとするな。心がけるべきは、戦略で印象づけることだ

まだ終わりじゃないよ!

僕が使っている中小企業向けSEMのプロセスについてもっと詳しく知りたいなら、僕の記事「SEOにおけるSWOT分析」(英語記事)のほか、以下のページを読んでほしい。

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