ウェブマスター2.0の仕事術

ウェブマスター2.0の仕事術 (1):すべての業務を把握してバランスをとる

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ウェブマスター2.0の仕事術

単なる調整役ではない統括役の知見とプランを持とう
ウェブマスターの業務マニュアル完全版

ウェブマスター2.0 — Webmaster 2.0

長谷川 敦士(株式会社コンセント)

ウェブサイトの管理者は、更新業務やホスティング契約に始まり、SEO、リスティング広告、アクセス解析、ユーザビリティなどさまざまな仕事で忙しい。また、これらの業務は個別のものだと思われがちだが、実はそれぞれが相互に強く関係している。たとえば、SEMでプロモーションを行った場合、アクセス解析で効果測定をするのは当然だろう。企業のウェブ管理者としては各要素の関連やつながりを意識する必要があるのだ。また、こういった対策にどれくらい費用をかければよいのか、全体予算の中でどういった費用配分をすべきなのかも難題である。

この記事では、Web 2.0時代におけるウェブサイト管理者の仕事の全体像を解説する。説明する内容は多岐にわたり、それぞれの要素は突き詰めると深い専門性を持つ。ウェブサイト管理者自身が個別の業務すべてを遂行する能力を身につける必要はないが、少なくとも、その全体像とバランスを把握しているのが「ウェブマスター2.0」だと言えるのではないだろうか。

ウェブサイト管理者が関わる業務は、図1のように、大きく3つのパートに分けられる。ウェブサイト管理者はこれら3つの要素全体のバランスを考えて、それぞれのパートの中で何をやっていくかを考える必要がある。この全体像をそれぞれのウェブサイトに適用しながら、限られた予算と時間、人的リソースの中でどの部分を実施していくか、現時点で不足しているところはどこか、改善すべき点はどこなのか、といった検討を行う。

図1 ウェブマスター2.0の3つの業務分野。
図1 ウェブマスター2.0の3つの業務分野。

それぞれのタスクは、日々の運用の中で検討すべきこともあれば、リニューアルの際に検討すべきこともある。いずれにせよ、それぞれの企業に合った運用フローや課題の改善、効果の検証といったものは、全体像を前提に連続的に考えていく必要がある。重要なのは、すべてを一度にやろうとせずに、計画的に実施していくことだ。

同様に、予算に関しても、個々の業務のコストや効果と全体像を把握したうえで総合的に検討されるべきである。

全体像とそのバランスを理解していれば、外部の専門家に相談をする際にも、出された提案を適切に判断できるようになる。まっとうな業者であれば、企業側がこういったビジョンを明確に持っているほうが具体的な提案を行ってくれるだろう。

ウェブマスター業務《1》
たくさんの人を呼び込む

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