
メール配信サービスなどを行うパイプドビッツは6月22日、アパレル特化型ECプラットフォーム「スパイラルEC」が外部からの不正アクセスを受け、導入EC企業から預かっている個人情報が不正に閲覧された可能性と個人情報流出の痕跡が判明したと発表した。最大98万件のECサイト会員データが流出した可能性があるとしている。
「スパイラルEC(R)」を利用するファッションECサイト「NET ViVi Coordinate Collection」では、2015年8月22日~2016年4月18日の期間に注文をしたユーザー、1万946人分の個人情報が流出した痕跡が認められるという。
流出した項目は注文者氏名、注文者住所、注文者メールアドレス(PC/携帯)、配送先氏名、配送先住所、配送先電話番号、注文金額、送状番号など。会員IDや注文情報は含まれていない。クレジットカード情報はシステム内で保有していないため、流出していない。
現時点で、流出した個人情報が悪用された報告はないという。
また、「スパイラルEC」を利用しているECサイトの運営会社、43社53サイトの管理画面にアクセスするログインIDおよび暗号化されたログインパワード314人分が、第三者に閲覧された可能性が高いとしている。
上述した43社53サイトのうち、40社42サイトにおける約98万件の会員データについて、第三者がアクセスした可能性を排除できないとして、不正に閲覧された可能性があるという。
パイプドビッツはすでに同様の手口による不正アクセスを防止するための措置を実施。今後は、第三者機関であるセキュリティ専門会社の調査結果をもとに脆弱性等の課題に対処する。セキュリティレベルを強化し、人的組織的体制の整備を推進するとしている。
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オリジナル記事:パイプドビッツのECステムから個人情報漏えい、導入サイトの会員データ98万件が流出の可能性
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中国でスタートした越境ECの新制度により、税制制度のほか、通関の仕組みも変更されました。ただ、突然の発表だったため中国の現場は大混乱。保税区を活用した越境ECなどに大きな影響が出ているため、中国政府は5月、一部の新制度は1年の猶予期間を設けるといった施策内容を公表しました。新制度に関する内容や現状を踏まえ、今後のビジネスの可能性を解説します。
越境EC試験区(保税区)を活用した中国向け越境ECは多くの日本企業が利用しています。上海、重慶、杭州、寧波、鄭州の各拠点で2013年8月に施行・スタートし、中国全土の都市に越境EC試験区は広がっています。
保税スキームを活用した物流は、従来の直送方式(日本から中国に個別配送する方法)や正規通関商品(一般貿易方式)に比べ、コスト面や配送スピードなどで圧倒的な優位性があるのが特徴。国内外の企業がその仕組みを活用し、中国越境EC事業を行っています。
この保税区活用を対象にした越境ECの新制度が4月にスタートしました。これまでは暫定的な位置付けとしての運用だった越境EC試験区でしたが、中国政府は保税区を活用した越境ECを“輸入における一般的な制度”として位置付けました。
新制度のスタートにより、行郵税(個人が海外で買ってきたものや個人輸入品に対して課税する税金)による課税スキームではなく、一般貿易と同じスキームで輸入増値税(流通段階で商品に対して課す税金、一部商品は消費税も課す)を課す仕組みに変更しました。
こうした税制のほか、通関手続きなどの制度も変わりました。その内容や影響をまとめると……
- 越境EC商品に関しても輸入許可書(通関単)が求められるようになる
⇒ 通関単(正式名称は「入境貨物通関単」で、輸入港検疫局が審査し、問題がなければ検疫局が署名する通関証明書)が必要になり、手続きや審査が必要になる。商品によっては輸入許可証、輸出国の原産地証明書、放射能合格証明書などを事前にそろえなければならない。一般貿易の際には必ず必要なもの。- 保税区を活用して販売できる商品区分リストの公表
⇒ 4月8日と18日の発表で公表された商品カテゴリリストは1293種類。2回目の公表で、現状の越境ECで売れ筋となっている商品ジャンルはカバーされた。リストアップされた商品は税関に輸入許可証を提示する必要がない。一方、化粧品、健康食品、粉ミルクなどはリストアップされたものの、販売のための高いハードルが設けられた。保税区を活用して販売できる商品区分リスト
- 化粧品、健康食品、粉ミルクなどが大きな影響を受ける
⇒ 一般貿易で輸入販売が難しかった商品も、越境ECでは販売することができたため大きなメリットがあったが、今後、一般貿易と同レベルで通関手続きを経ることが厳しくなると予想される(申告書発行に必要な原産地証明および契約などの資料が取得できないケースが多いため、保税区経由での輸入を諦めざるを得ない状況が多発している)。化粧品や健康食品、粉ミルクなどは、初回輸入する際に輸入許可証の提出が必要とされた。今後、保税区を経由した販売が事実上難しくなるため、影響がかなり大きい。- 1度の購入金額の上限は2000元が厳格になる
⇒ 消費者が越境ECにスキームで商品を購入する場合、1回の購入の上限金額を2000元に変更した。上限を超える高額商品に関しては、一般貿易と同じ課税の仕組みを適用する。
⇒ 越境CtoCサイトの場合、ブランド品を取り扱う個人バイヤーの販売が厳しくなる。
ただ、中国政府がこうした制度の変更を発表した当初、明確なルール(各保税区管轄の政府機関の判断基準)が定まっていなかったため、各EC事業者は手探り状態で動いていたのが実情です。
税制度の変更と合わせて、商検(商検局が中国で販売・使用される商品の品質や安全性が国の基準に達しているかを検査すること)も問題となりました。
保税区を活用した越境ECは、中国国内の保税区域に商品在庫を置いて、簡易的な通関手続きを行ってから個配を行う仕組み。当然、一般的な通関手続きと越境ECの基準が異なるため、事業者は混乱しました。
今回の新制度は個人輸入から一般貿易に基づく基準へと変更されたため、多くの事業者は「税制が変わる」という認識がほとんどでした。しかし、制度の概要が実際に発表されると、税制変更以外の通関手続きに関しても大きな変更があることがわかり、越境EC事業者は大混乱に陥ります。
多くの越境ECモール(サイト)では発表直後、今後売れなくなる可能性の高い化粧品・健康食品・粉ミルクなどで、安売りなど在庫処分的な販売が頻繁に行われました(一般貿易並に通関手続きが厳しくなると予想されているため)。
たとえば、4月8日~5月8日の1か月間、アリババの本拠地がある杭州の越境EC総合試験区では1日平均4.6万件の出荷となり、57%も出荷量が低下したとのことです。
また、他の保税倉庫に関しても、「在庫が激減した」「今のうちに直送対応するため商品を海外に持ち出した」といったニュースがネット上であふれました。
この期間は、各越境EC総合試験区の担当者も運用基準の判断がつかなかったため、海外からの入庫を一旦ストップした例が多かったそうです。これも保税区の越境EC在庫が激減した理由です。
その混乱を鎮静化させるため、中国当局は5月5日に各部の責任者を集めた会議を実施し、次の措置を行うことを決定しました。
そして5月24日、中国税関官報によって通知が文書で発表され、上記の会議内容が正式に決定しました。保税方式による越境ECに関する新たな管轄ができるまでの猶予期間は2017年5月11日までです。

今回の制度変更で、保税スキームを活用した越境EC事業を行う事業者は、ルールに即した運用が求められます。そのため、さまざまな影響が出てくるでしょう。主なカテゴリに関する影響を予想してみました(※税制変更ではなく通関制度変更に絞った内容としています)。
中国政府が発動した越境Eの新制度は、課税や商品検閲を免れる「直送モデル」、中国で巨大な市場(流通量)となっている個人が行う「代理購入(代購)」の排除が目的であるという目的から考えると、今回の新制度によって、保税方式が越境ECの主流から外れることはないでしょう。
中国政府の目的通りに対策が進めば、保税方式による越境ECはまだまだ大きな成長余地がある販売方法です。
ただ、一般流通に即した制度運用になることから、1年後以降は化粧品、健康食品、粉ミルクなどのベビーフード・食品といったジャンルは、厳しい状況になると予想されます。このカテゴリを扱う事業者にとっては、次のような対策が求められるでしょう。
【小売業】
猶予期間終了までに売ってもうける。また、越境ECユーザーを囲い込む。1年後以降、(もし本当に)厳しくなった時のために、別の商品カテゴリを準備しておく。1年後の新制度でも販売できる商品はあるので、その情報と商品の仕入れ先を確保しておく。
【メーカー】
猶予期間終了までにしっかりと自社商品のブランディングをしておき、1年後以降、(もし本当に)厳しくなった場合でも、ユーザーが「料金が高く、時間がかかる直送方式でも購入したい!」と思ってもらえるようにファン化を進める。また、人気の出た商品であれば、代理購入による人気商品として、日本での売り上げが伸びると思われる。
といった準備を進めることを推奨します。
越境ECは、最大カテゴリのファッションや美容雑貨、ベビー用品、雑貨など売れ筋が多くあり、一般流通から見ると優遇されている面があります。そのため、保税式越境ECは、大きな成長が見込まれている有望な分野であることは変わりません。
中国市場を狙う日本企業は、現状の制度変更をよく理解し対応をし続けることで、大きな流通額を見込むことが可能です。日本以外の多くの国が、中国市場を狙い、越境EC市場で売り上げを伸ばそうと日々努力をしています。
個々の事象にとらわれずに、その場その場できちんと対応し、中国という巨大マーケットに少しでも多くの日本商品が流通することを切に希望します。
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オリジナル記事:中国の新越境EC制度、通関と税制の変更内容は知ってる? 今後の見通しも徹底解説
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ロコンドは22億円を投じて物流機能を拡張する。Global Logistic Properties社が千葉県八千代市に構える物流倉庫「GLP八千代倉庫」に物流機能を移転。総額22億円となる5年間の賃貸借契約を結び、ロコンドのEC事業者のほか、EC支援事業の商品配送の拠点とする。
新倉庫の所在地は千葉県八千代市。地上4階建ての倉庫の1階と4階を賃借する。増床を予定しており、敷地面積は約3万6000平方メートル。新倉庫の延べ床面積は現在比2倍となる予定。
現在倉庫を構えているのは東京都江東区。今回の倉庫移転は創業から4回目。

ロコンドではEC事業のほか、EC支援などのプラットフォーム事業が拡大している。自社EC支援事業(BOEM)は合計8社、店舗欠品フォーローなどのLOCOCHOCは合計約500店舗、全国百貨店や直営店に商品を配送する倉庫運営受託事業は合計2社。
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オリジナル記事:ロコンドが22億円を投じて物流機能を強化、GLP社の新倉庫に移転
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お酒をたしなむ中国人のうち、90%が店舗で酒類を購入しつつも、オンラインでも55%がワインなどのアルコール飲料を購入しているという調査結果をニールセン社が発表しました。飲酒習慣のある中国人の55%が、オンラインでお酒を購入しているのです。
なかでも、若い消費者がオンライン購入を利用しているようです。アマゾン中国の発表によると、2015年の輸入ワインの売り上げは550%増加。ワインの平均注文価格も40%上昇したそうです。
中国での酒類販売において、オンラインは重要なチャネルになっています。
ニールセン社は、酒類のオンライン売り上げは2014年比で23%増加したと試算。オンラインは酒類のバリエーションが豊富なため、多く購入すると答えた中国人回答者もいました。
2015年の中国での酒類売り上げは2014年比で8.9%上昇。ビールの売り上げは8.3%増だったのに対し、輸入ワインの売り上げは26.8%も伸びています。
一方、生産者が流通量を抑えたため、ウォッカ、ウィスキー、リキュール類の売り上げは落ち込みました。なお、調査の中で詳しい金額は明らかにされていません。
30~39歳の消費者が最も多くオンライン注文を利用しており、その世代は酒類の22%をオンラインで購入しています。この年代の消費者は、高級感のあるパケージのお酒を買う傾向があるそうです。
ニールセン社は、アルコール飲料のブランドや小売業社は、中国でのデジタルマーケティングを強化すべきだと指摘。20~39歳の中国人の8割は毎日インターネットを利用しているため、インターネット広告やソーシャルメディアでの活動が有効だそうです。
中国の小売企業にとって、ワインは注目度の高いカテゴリーです。インターネットリテイラー社発行の「中国 EC事業トップ500社 2016年版」で第4位に入っているアマゾン中国では、2015年の輸入ワインの売り上げが550%増加。ワインの平均注文価格も40%増えました(金額は非公開)。
アマゾン中国によると、中国の消費者はフランス、オーストラリア、チリ、アメリカのワインを好む傾向があるようです。
インターネットリテイラー社発行「中国 EC事業トップ500社 2016年版」で1位の「JD.com」は先日、オーストラリアのワインブランド「ペンフォールズ」の販売を中国で開始すると発表しました。
「JD.com」は、2015年に2200万本のワインを販売。ワイン販売数は2014年の倍以上になっているそうです。「JD.com」のマーケットプレイスである「JD Worldwide」では、外国の小売企業が中国で酒類を越境販売できるようにしています。
「JD Worldwide」を利用する海外の小売企業は、消費者からオーダーが入ると、簡易的な通関システムを利用して、中国国内に商品を配送することが可能です。
中国でオンライン販売を始めたい海外ブランド向けのレポートは、2015年11月号のインターネットリテイラー誌内に、「オープン・ドア・ポリシー」(英語)というタイトルで掲載しています。
中国のECデータは、最新の「中国 EC事業トップ500社 2016年版」(英語)で閲覧できます。
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オリジナル記事:中国向けECは酒類の販売に“商機”あり。ワインなどがオンラインでバカ売れする理由 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ
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Search Consoleにリッチ検索結果のフィルタが表示されていたスクリーンショットが流出していたが、現在は全てのユーザーが使えるようになっている。
GoogleはSearch Consoleの検索アナリティクスに、”リッチ検索結果”をフィルタリングできる機能を、ひっそりと追加した。
リッチ検索結果とは、リッチカードやその他のリッチスニペットで検索結果に表示された場合を指す。このレポートにより、どのくらいのインプレッションとクリックがリッチ検索結果からもたらされており、通常の検索結果と比較し、クリック率がどのように異なっているか、などを知ることができる。
下記に、検索での見え方に含まれている、リッチ検索結果フィルタのスクリーンショットを記載しておく。
Google I/Oにて、我々はこのフィルタが近いうちに実装されるという証拠を目撃しており、そして、それが現実のものとなった。ちなみに、Googleは数日前に、AMPフィルタをレポートに追加している。
Googleは、リッチ検索結果がレポート内で使用できるようになったことを公表していないが、あなたのアカウントでもきっと確認できるはずだ。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google brings rich results filter to Search Analytics report within Search Console」を翻訳した内容です。

トランスコスモスは6月20日、中国でコスメ・パーソナルケア・食品EC向けに流通事業を手がける優趣匯(上海)供応鏈管理(UNQ)に追加出資し、資本・業務提携を強化することで合意したと発表した。出資比率をこれまでの26.3%から39.9%に増やす。
追加出資でUNQとの関係を強め、トランスコスモスの顧客である日本企業の商品を、中国のEC事業者を通じて販売するモデルを推進する。
UNQは、資生堂、コーセー、サンスター、ユニチャーム、カルビーなど日本ブランドを中心にしたEC向け流通事業者。ブランドや販売会社からEC販売代理権を取得し、中国のさまざまなEC事業者に卸・販売促進を手がける。
EC向けの化粧品/パーソナルケア、食品流通事業者としては中国で最大規模。2020年の売上額は600億円を上回る計画。
トランスコスモスはUNQと2015年3月に資本・業務提携。これまで大きな実績が生まれているようで、連携強化で中国EC市場での顧客企業の商品の流通を促進する。
トランスコスモスは、グローバルECワンストップサービスに力を入れている。中国や東南アジア、欧州、米国など各国に対応。EC進出アウトソーシングサービスのほか、現地有力モールへの出店サービス、越境EC、商品仕入販売、商品ディストリビューションなど、企業のニーズに合わせて提案している(参考記事)。
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オリジナル記事:中国EC向け流通業者に追加出資、顧客企業の中国でのEC販売を促進、トランスコスモス
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ネットショップ構築サービス「MakeShop」で2014年に発生した情報漏えい事件で、GMOメイクショップは6月21日、当時公表した数字を大きく上回る6116店舗の会員情報、合計62万5578件のメールアドレスなどが流出していたことを明らかにした。
警察からの情報提供をもとに再調査を実施したところ、当初発表を上回る情報漏えいの件数が発生していることが判明したという。
問題となった事件は、「MakeShop」への不正アクセスで最大320店の店舗管理者用IDやパスワード、39店舗で最大10万1624件の会員情報が漏えいした可能性があると、2014年9月24日に公表していたもの。
改めて調査を行った結果、6116店の店舗管理用ID、パスワードのほか、当時店舗に登録されていた62万5578件の会員ID、ハッシュ化したパスワード、氏名、生年月日、性別、住所、メールアドレス、職業、ポイント情報、決算区分などの情報が流出していたことが明らかになったという。クレジットカード情報の流出はないとしている。
6116店舗のうち、現在も運営中の店舗数は531店舗。退店済みの店舗数は5585店舗。
GMOメイクショップは、運営中の店舗に対してパスワードの再設定をメールで案内。未対応の店舗に関しては強制的に変更した。すでに退店済みの店舗に対しては連絡ができないとして、専用フリーダイヤルで問い合わせの受け付けを行っている。
今回の事態を受けて、「MakeShop」管理画面ログインのセキュリティ強化を図り、抜本的なシステムリスク管理体制の強化策を進める。社内にシステムリスク管理委員会を設置。セキュリティ専門の第三者機関を交えたさらなるシステム運用改善計画を立案し、実行する。
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オリジナル記事:店舗情報6116件・会員情報62万件が流出していた。漏えい事故でGMOメイクショップが再調査
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米国のEC業界では、ソーシャルメディアを駆使した“独自モデル”を構築して成長しているEC企業が増えています。なかには2500%という驚異的な成長を遂げている企業も。そんな事例などが明らかにしされた世界最大規模のeコマースイベント「IRCE(Internet Retailer Conference+Exhibition)」(6月7~10日にシカゴで開催)から、最新のEC事例、オムニチャネル事例を紹介します。
大手ではできないスピード感で、“独自モデル”を築いて急成長を遂げた事例をいくつか共有します。その事例に共通する成長のポイントは次の通り。
こうした点は、独自サイトを持つ中堅企業の成長のヒントになるはずです。
食品の通販で新しいカテゴリー創出したECサイト「HOME CHEF」。このサイトは2500%という驚異的な伸び率で成長しています。
レシピや食材をすべてセットにして消費者に配送、ユーザーはそれをレシピに沿って簡単に調理して食べるという日本でもありそうなビジネスモデル。「HOME CHEF」が急成長している理由は、「料理が苦手な人」をターゲットに設定しているという点です。

「単品」商材の販売に集中するマットレス販売の「saatva」のほか、男性用の髭剃りをユニークなYouTube動画をきっかけに新規客を獲得し、髭剃りの替刃やスキンケア用品を定期購入へつなげる「サブスクリプションコマース」の成功事例も紹介されました。

こうした自社ECサイトを中心に成長している企業の集客方法は「YouTube」のほか、「Instagram(インスタグラム)」の活用といったソーシャルメディアを最大限利用しています。「IRCE」ではソーシャル経由売上が急速に増えているデータも紹介されています。

最近は、投稿した写真や動画が短時間で消える機能を持つ「Snapchat(スナップチャット)」も、ネット上のセール活用で急速に広がっています。近いうちに、日本でも利用が広がる可能性がありますので注目しておきたいところです。

日本のEC市場で注目を集める「オムニチャネル」は、米国においてその言葉が強調して使われることはありません。店舗やブランドを持つ企業にとっては、「ごく普通の活動」となっていることが印象的でした。
オムニチャネルの事例で有名なターゲット社の幹部が登壇したセミナーでは、これまでの取り組みを振り返り「いきなり理想のオムニチャネルをめざしても上手くいかないので、手順を追って進めていくべき」と指摘。ステップを踏んで進めることの重要性を説明していました。
その手順とは以下の通りです。
その結果、ネット売上を増やしながら、ネット注文の内15%は店舗受け取りとなったとのこと。店舗への誘導を増やすことができ、ネットと店舗の相乗効果を出せるようになったそうです。

オムニチャネル化が進むと、日本では「ネットの売り上げは伸びるが、店舗の売り上げが喰われてしまう」と懸念する声もあります。ターゲット社の事例では、店舗での受取来店や商品体験をしたいというユーザーが増え、店舗売上アップつながることが起きています。
米国の事例を聞いてみると、日本の流通企業もオムニチャネルの取り組みを“普通に”進めていかなければ、主に20~40代の顧客を他社(オムニチャネルを推進している企業)に奪われるリスクが大きくなるでしょう。
企業経営にとって最大の効果は、店舗在庫の削減や最適化が進んでいくこと。全社の「資産の有効活用」によって経営効率指標も改善することが説明されました。今後のEC戦略の参考になる点も多いはずです。
次回は、展示会で得た情報をご紹介。米国のEC支援企業が提供する注目のソリューションや気になったブースなどから、日本のECの近未来を予測していきます。
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オリジナル記事:成長のカギはソーシャルメディア活用 自社ECサイトを伸ばす最新の米国EC事例 | IRCE2016から見えた米国eコマース最前線
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「通販」が社会的認知を得て大手メーカーの参入が増える中、地方の発信力を武器に大手に挑む中小通販が増えている。地域に根差す通販企業にとって、“地方の旗”はブランド価値を醸成する上で強みになる。だしを中心とする「茅乃舎」ブランドの久原本家や、洋菓子中心の「ルタオ」ブランドを展開する寿スピリッツはその成功事例。これに追随する企業が増えている。通販市場の競争が激化する中、顧客からその実態が捉えにくい通販とリアルの融合に挑む企業は独自価値を築くことができるか。
20億円前後の売り上げだった当時、茅葺屋根の古民家を建てるのに数億円もの設備投資をした。誰があんなに田舎に来るのかという話だった。今思えば通販に持っていく一つのツールだったのではと感じる。
久原本家の「茅乃舎」ブランドをある通販関係者はこう評価する。
「茅乃舎」がだしの販売を始めたのは約10年前。福岡県糟屋郡に「レストラン茅乃舎」を展開。そこで扱うだしを全国の店舗と通販で売り、今では「売り上げの5割前後が通販では」(久原本家に近い関係者)と話すほどに成長している。
冬場の大根や、ニーズが下がる夏場にナスの煮びたしを使った広告のインパクトが強い。“茅乃舎だし2袋”など自社商品のリピートを意識した料理レシピ本など、CRMツールも工夫されている。「だしはリピート商材である点からももともと通販向き。けれどうまくいかない。地元に展開するレストランが生み出すブランドイメージで“通販だし市場”を築いた」と、注目する通販関係者が少なくない。
もう一つ、注目される企業が寿スピリッツグループのケイシイシイが展開する菓子ブランドの「ルタオ」だ。廃業寸前の道内の菓子工場を買収して98年に開業。小樽市を中心に道内にしか常設店を展開せず、通販や催事販売で全国に売る。「通販も焼菓子では面白くない。徹底した冷凍技術の研究でケーキを通販できるようにした点と優秀なパティシエの囲い込みがポイント」とみる通販関係者もいる。地方ならではの手法で通販とリアル店舗との融合に着目する企業が増えている。

健康食品通販を手掛けるアイリンクスが目をつけたのは、JA糸島が運営する産直市場「伊都菜彩」で知名度が高まっている福岡県糸島市。久原本家が拠点を構える福岡県糟屋郡と市街を挟んでちょうど30、40分の距離にある。ここで展開する大正年間創業の福寿醤油を2014年末に買収。昨年4月、レストランやカフェ、無農薬野菜や調味料を販売する売店を併設する店舗「伊都安蔵里(いとあぐり)」をオープンした。

野菜の宅配・通販(8~14品、3000円~6500円のパック)も行うがまだ売り上げは年間数千万円規模。ただ、通販顧客への商品紹介を始めており、今後、アイリンクスが通販で培ったノウハウを活用していく。

同じく健食通販を行う愛しとーとも14年、岩本初恵社長の地元である佐賀県唐津市に約10億円をかけてバイキングレストランをオープン。7月5日に2周年を迎えるが、広告塔になる岩本社長のファンをはじめ、すでに来店者数はのべ20万人を突破している(今年5月末時点)。「社長抜きのオペレーションを予定していたが、会いにくる人が多く、テレビ出演や講演以外は土日もできる限りレストランに出ている。当初、想定していなかったが愛用者との交流の場になっている」(同社)という。

通販展開も進める。「レストランの食」シリーズとしてだしや万能つゆ、ドレッシングなどを展開。2月には人気の「もちもちパン」の専用通販サイトも立ち上げている。これら商品で百貨店での催事販売も行う。

都内に拠点を置く企業ではあるが、世田谷自然食品は14年末に立ち上げた新会社、吉祥寺スイーツで菓子販売を始めた。東京・武蔵野市の吉祥寺を拠点にバウムクーヘンの専門店「バウム吉祥寺」を出店。以降、昨年10月にはケーキなど生菓子、焼菓子の販売、カフェも併設する「パティスリー吉祥寺」も出店。通販も行っている。
これら企業の狙いの一つは、通販のブランディングだろう。通販にマッチした“単品モデル”は鋭い切り口を生む。一方で単品依存は脆さもある。多くの企業が直面する課題が単品への集中で形成された「商品ブランド」から企業ブランドへの転換。その中で、「ブランディングの一つの手法として、通販とリアル店舗との融合が大事だと考えた」(アイリンクス)という。
ここ数年、健食市場は競争が激化。接点を持った顧客のLTVを意識する中、医薬品や食品など新たな領域に活路を見出す企業が増えた。
世田谷自然食品は、グルコサミン以降も青汁など複数の商材を育てるが、一方で食品通販も前期(15年6月期)に約15億円と拡大している。愛しとーとも食品通販を強化。14年8月に豆腐製造の五ヵ山豆腐(佐賀県神埼郡)の事業を継承したほか、水の販売事業を始めている。アイリンクスも今回の食品事業参入に「健食の表示規制があって機能が表現しづらい中、機能性表示食品やトクホ、医薬品など“機能”に寄せるのも一つの手法。一方で食もある。ただ、店舗がない中で“良い会社”をアピールしても伝わりづらい」と出店の理由を話す。
地域密着型の展開も事業展開を後押しする。愛しとーとは、岩本社長が地元である唐津市への貢献を目的に立地を検討。レストランは物流センター、健食の製造設備も併設し、すでに約100人の地元雇用を生んでいる。将来的に300人の雇用を目指す考え。開店時は佐賀県知事、唐津市長が駆けつけ、来店客の増加が地元活性化につながっていることから、旅行社も積極的にバスツアーを組むなどバックアップする。アイリンクスも「伊都安蔵里」で行うイベントに糸島市長が参加するなど、人口減に悩む糸島市との連携を強化していく。
先行する「茅乃舎」「ルタオ」モデルの好例のように、単品で成功をおさめた通販企業が店舗を持つこと自体それほど難しくはない。ただ、これら先行モデルの成功も商品や接客へのこだわりなど複合的な要素があってのもの。「ブランドイメージ」の醸成のみを目的にした店舗展開では厳しい競争を勝ち抜けない。通販とリアル店舗の融合に挑む企業の今後の行方が注目される。
「通販新聞」掲載のオリジナル版はこちら:
"地方"の発信力で大手に挑む、通販とリアル店舗の融合へ(2016/06/16)
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オリジナル記事:なぜ、ルタオや茅乃舎は元気なのか? 地方の通販企業に学ぶ成長のヒント | 通販新聞ダイジェスト
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SEO担当者、Webマスター、デジタルマーケター。皆、それぞれお気に入りの”強力なツール”があることだろう。
その中でも、”絶対に必要なツール”についての記事を書きたいと思う。それなしでは、SEOを行うことができない、といったツールだ。
そのツールとは何だろうか?
GoogleのSearch Consoleだ。略してGSCと呼ぶこともある。(かつてはGoogle Webマスターツール、もしくは、GWTと呼ばれていた。)
GSCはGoogleから提供されている無料のサービスであり、あなたのサイトの検索における機能性を管理することができるツールだ。Search Consoleは一連のレポート集であり、検索でのランキングを戦略的に最適化すると同時に、エラーの修正も助けてくれるツールである。
今回の記事では、この強力なツールを用い、あなたのSEOをより良いものとするための方法について、記したいと思う。
乱暴な表現かもしれないが、SEOにとってのGSCは、人間にとっての酸素のようなものだ。必要とされ、それなしでは生きていけないものなのである。
*リンク先でメールアドレスを入力すれば、今回の記事のまとめをPDFでダウンロードできます。
今、あなたが読み進めているこの記事は、GSCにおける、大学卒と言えるレベルの内容を記載している。ここでの内容をマスターすれば、あなたはGSCニンジャとなることができるだろう。
そして、それはあなたのSEOに非常に大きな違いを生むこととなるはずだ。
まずはこの記事の概略を説明したい。非常に長い記事となっているため、キリの良いところで区切って読みたいと感じるだろう。
この記事はセクションとサブセクションに分かれているが、この分け方は、GSCのメニューに基づいている。
*元記事では英語画面のキャプチャですが、日本語画面のキャプチャに差し替えています。
上記のセクションの内、始めの4つのセクションに注力している。つまり、パートAからパートDまでである。パートEとパートFも重要ではあるが、あまり説明を必要としないものだからだ。
検索での見え方のセクションは、あなたのWebサイトが検索結果画面でどのように見えるか、をビジュアル化するのに役立つ。
ここでは多くのメニューがある。リッチカード、リッチスニペット、Accelerated Mobile Pages (AMP)などだ。さらに、通常のHTMLの修正もあり、こうしたメニューは、あなたのWebサイトを検索結果画面で目立たせたり、追加情報を表示させるといった作業を手助けしてくれる。
下記では、このセクション内のそれぞれについての要素を解説し、検索における優位性を得るための使用法を説明する。
(リッチスニペットとしての)構造化データをHTMLのコード内に記述すると、Googleがカテゴリ分けとインデックスをより良く行ってくれる。Googleはこれを利用し、”リッチ”な検索結果を提供してくれる。
下記のような検索結果は、構造化データを使用した例である。
上記は”blackberry sauce(ブラックベリー ソース)”とGoogleで検索した結果画面である。
上位4つまでの検索結果だ。
こちらを注意深く見てほしい。3位と4位の検索結果は、より”リッチ”に見えるだろう。なぜなら、評価、投票、レビューを表示しているからである。4位の検索結果では、カロリーの情報も表示されている。
上記の内、どの検索結果をクリックしたくなるだろうか?もちろん、あなたがどんな情報を探しているかに依るが、私は3位か4位の検索結果をクリックしたくなる。
なぜか?その理由は、こうしたリッチな検索結果は、そのサイトが私にブラックベリー・ソースの作り方を教えてくれるだけでなく、実際に作った人のレビューも知ることができると、伝えているからだ。
さらに、ソースを作るために必要な時間も知ることができる。他の人が実際に作り、それを好んでいるという点について、自信を持つことができるのだ。また、そのソースを食した場合、どのくらいのカロリーがあるのかも知ることができる。
リッチな検索結果のパワーを実感できただろうか?
視覚的にリッチな検索結果はより多くのトラフィックを運んでくれるだろう。
現在、Googleがサポートしているリッチスニペットの対象範囲は下記の通りである。
豊富なラインナップとは言えないかもしれないが、自身のサイトに追加できるリッチな情報の量には驚くだろう。
それは、非常に大きな違いを生むはずだ!
SEOのために構造化データを活用する方法:
私が上記で言及した要素の内、あなたのWebサイトで使用可能なリッチスニペットを全て実装するように、開発者に依頼しよう。コードの内容やヘルプの参照のために、Schema.orgのサイトを確認しよう。
GSCの構造化データのセクションを活用する方法:
こちらのセクションでは、リッチスニペットのコード内でエラーがある場所を確認できる。また、実際のデータを用いたテストを行うこともできる。(下記画像の青いボタンがそれにあたる。)
リッチカードは、Googleによる新たな発明だ。構造化データ(上記に記載)のような見え方であるが、視覚的によりアピールできるものになっている。両者の違いを確認するために、下記の画像を見てほしい。
画像のソース:https://webmasters.googleblog.com/2016/05/introducing-rich-cards.html
自身のコンテンツを視覚的にアピールできれば、大きなユーザー・エンゲージメントを獲得できるだろう。その結果、トラフィックや売り上げへの貢献も期待できる。現在のところ、リッチカードはレシピとムービーで使用可能だ。
SEOのためにリッチカードを活用する方法:
リッチスニペットと同様、レシピやムービーの情報に対し、リッチカードを実装してもらうように開発者へ依頼しよう。サンプルコードはこちらのページで見ることができる。
GSCのリッチカードのセクションを活用する方法:
ここでは、リッチカードのコーディングにエラーがあるかどうかを確認することができる。また、リッチカードに対応している数も見ることができる。リッチスニペットのセクションと同様、Googleは実際のデータを使用したテストを行えるツールも提供している。
画像のソース:https://webmasters.googleblog.com/2016/05/introducing-rich-cards.html
データ ハイライターは、構造化データの代わりとなる素晴らしいものだ。HTML内にスニペットのコードを記述するよう、開発者に依頼する必要がなくなる。
これは、構造化データと同じように、コンテンツをマークアップできるのだ。
また、このツールには限界があるとも言える。URL単位でタグを書かなければならないのだ。あなたのWebサイトが数千ものページがあるのであれば、大きな苦痛となってしまうだろう。
SEOのためにデータ ハイライター(*)を活用する方法:
*原文ではリッチカードと記載されていますが、おそらく間違いであるため、修正しました。
下記に、この機能を使うためのチュートリアルの動画を記載しておく。
HTMLの改善では、Googleがあなたのサイトをクロールし、インデックスする最中に発見した、問題のある個所を明らかにしてくれるレポートである。
下記に、このレポートに含まれる問題個所をまとめておく。
SEOのためにHTMLの改善レポートを活用する方法:
非常に簡単だ。Googleがレポートしてくれた問題を修正すればよい。
既にご存知かと思うが、下記に基本的なSEOのルールをまとめておく。
サイトリンクはGoogleによって自動的に生成される。サイトリンクへあなたが特別な変更を加える必要はない。Googleはアルゴリズムを用いて、いつ、どのようにして表示させるかを決定しているからだ。
下記に、サイトリンクが検索結果画面で表示される例を記載しておく。
サイトリンクをコントロールすることはできないが、それでも、改良したり、表示する可能性を高めるためにやれることはある。
検索結果画面に表示されるあなたのサイトのURLの下にGoogleがサイトリンクを表示するためには、関連性を強め、ユーザーの手助けとなり、意味のあるコンテンツをあなたのサイトに追加し続けることが大事だ。
あなたのコンテンツが多くの人にリーチすれば、Googleは自動的にサイト内のカテゴリを、サイトリンクとして表示するようになる。
*こちらの記事は、SEO Japanで翻訳しています。
「Accelerated Mobile Pages (AMP)とは何か?ニール・パテル氏による決定版ガイド。」)
Accelerated Mobile Pagesとは、開発者が読み込み速度の速い、HTMLとJSのページを構築するための技術だ。AMPはオープンソースの仕様に基づいている。
AMP HTMLの背景には、モバイルデバイスにおける読み込み速度の向上を目指す、という考えがある。インターネットに接続するためにモバイルデバイスを使用している人の数は増加し続けている。GoogleはAMP HTMLを導入し、Webサイトのオーナーがモバイルデバイスでの読み込みの遅延となる要素を排除できるようにしたのである。
SEOのためにAMPを活用する方法:
テクノロジーの恩恵を受けよう。開発者に依頼し、AMPの実装を進めよう。そして、通常のHTMLをAMP HTMLへと対応させるのだ。
GSC内のAMPセクションは、Webマスターへコードのエラーを伝えてくれる。詳細は、GoogleのWebマスターブログを確認しよう。(日本語記事はこちら。)
*上記の見出しは原文にはありませんでしたが、おそらくミスであるため、追加しておきました。
このセクションでは、あなたのサイトへのリンク、どのキーワードでランキングされているか、Googleからのペナルティ、モバイルフレンドリーなどの情報が得られる。
非常に多くの情報がこのセクションにはある。私は、ここのセクションがSEOにおける実行可能なデータのための、GSCで最も価値のあるセクションであると考えている。
このレポートはあなたのサイトについての詳細をレポートしてくれ、検索結果画面にどのくらいの頻度で表示されているかを示してくれる。
このレポートは、キーワード毎のクリック数、キーワードの地域別の順位、クリック率などの情報を表示してくれる。下記は、それぞれのカテゴリーをパートごとに分けたものであり、より良いSEOを行うための、それぞれの機能やフィルタの活用方法をまとめたものだ。
1.キーワード毎のクリック数
それぞれのキーワードが検索結果で何位に表示され、どのくらいのクリック数を獲得したかがわかる。バックリンクの構築、コンテンツの追加や最適化、特別なランディングページの作成などを行い、キーワード毎のクリック数を増加させよう。
2.キーワード毎のインプレッション数
それぞれのキーワードに対し、ユーザーがどのくらい反応したかがわかる。例えば、高いインプレッション数で低いクリック数を示した場合、ページのタイトルやディスクリプションが最適化されていなかったり、リッチスニペットが表示されていない、といった気づきを得ることができる。
3.CTR(click-through ratio)
クリック率はパーセンテージで表示される。基本的に、こちらのパーセンテージは、CTRとインプレッション率の比率で表されている。
4.掲載順位
キーワード毎の掲載順位がわかる。高順位を獲得したいキーワードを元に、キーワードやページを最適化しよう。
5.クエリフィルタ
任意のキーワードの掲載順位、1つのキーワードと別のキーワードとの比較、キーワードのソート、などを行える。こちらのフィルタを使用することで、それぞれのキーワードに対する、より深い洞察が得られるだろう。キーワード毎の分析を進め、高順位のキーワードにおけるパフォーマスをさらに改善しよう。
6.ページフィルタ
ページフィルタはURLをフィルタリングし、1つのページを別のページと比較したり(A/Bテストの場合、非常に便利だ)、クリック別のURLのより分けなどが行える。この機能を活用し、ページのパフォーマンスを、高・中・低に分け、順位を改善するためのSEO施策を行おう。
7.国別フィルタ
グローバルでオーディエンスを獲得したい場合に、国別フィルタは便利だ。私はこの機能を使用し、このブログを82か国語に翻訳するという実験を行った。そして、驚きの結果を得ることができた。このフィルタは、国ごとのサイトのパフォーマンスを計測することに役立ち、2か国間での順位を比較することができる。
8.デバイスフィルタ
デバイスフィルタはあなたのサイトにアクセスした、デスクトップ、タブレット、モバイルのそれぞれのデバイスをフィルタしてくれる。それぞれの数値をデバイス間で比較することができ、新たな気づきが得られるだろう。このフィルタを使用することで、どんなデバイスからのアクセスが多いかを把握し、そのデバイスに最適化した施策を行おう。例えば、モバイルからのアクセスが大部分を占めている場合、モバイルにおけるユーザー体験の向上に努め、読み込み速度の速いページの作成に注力しよう。
9.検索タイプフィルタ
こちらのフィルタは、Web、画像、動画の検索ボリュームを表示してくれる。例えば、あなたのサイトがギャラリーページを持っていたとしよう。しかし、画像検索でのランキングが低ければ、各画像のalt属性や画像タイトルを改良し、掲載順位の改善に役立てることができる。
10.日付フィルタ
このフィルタは日付の範囲を設定できる。2つの日付範囲からサイトパフォーマンスを比較することができる。ちょうど、Googleアナリティクスと同じように。
このセクションでは、あなたのサイトにリンクを張っているWebサイトと、バックリンクで使用されているキーワードの情報を得ることができる。
このレポートから多くの気づきを得ることができるはずだ。
下記に、その中でも大きな2つのポイントを挙げておく。
このセクションでは、該当のページヘ向けられている、内部リンクの本数を確認することが出来る。
下記に、このレポートのSEOにおける活用方法を記載する。
このレポートは、スパムやブラックハットの手法を理由に、あなたのサイトへGoogleがペナルティを与えた場合にお知らせしてくれるレポートだ。
ここで、”手動による対策”はアルゴリズムによるペナルティとは異なることを意識してもらいたい。アルゴリズムによるペナルティは自動で行われ、このセクションでは反映されないものだ。一方、手動による対策はより厳しいもので、広範囲な対応があなたに求められる。
レポートに記載された問題を修正し、あなたのサイトが有益なコンテンツを掲載していることを確認した後に、順位を戻すために再審査リクエストに必要事項を記載する。
Googleの品質ガイドライン(日本語ページはこちら)を読み、Googleがスパムだと考えているものを学ぼう。
このセクションは、メインのロケーション以外の異なる地域のユーザーに対して、その地域の言語に翻訳され、修正されたコンテンツを提供しているWebサイトのみ、利用価値のあるセクションとなっている。
例えば、あなたのサイトがイギリスからのユーザーをターゲットとしているのであれば、イギリス英語で書かれたページを彼らに見せたいはずだ。
もしくは、フランスやドイツの顧客に商品を販売したい場合、彼らの言語に翻訳したページを用意しておくべきだろう。
こうした場合、開発者はhreflangタグを使用し、その地域に適したページを表示するようにGoogleへ伝えることができる。
このセクションでは、そのhreflangタグが適切に使用されているかを確認できる。その情報は、コーディングを修正し、最適化するために必要となるはずだ。
このレポートでは、あなたのWebサイトにある、モバイルデバイスにおけるポジティブな体験を損なうような問題をリスト化している。
互いに近すぎる要素、スクリーン幅よりも広いコンテンツ、ビューポートが設定されていないコンテンツ、小さすぎて読めないテキストがある箇所などをレポートしてくれる。
このレポートに記載されているエラーは全て問題となるものだ。モバイルの最適化は重要なランキング要素であり、確実に標準レベルに達していなければならない。
SEOの目的から言えば、レポート内の問題を全て修正し、あなたのWebサイトがあらゆるデバイスで素晴らしい体験を提供していることを確信しなければならない。
このセクションは、GoogleがあなたのWebサイトとキーワードをどのようにクローリングし、インデックスしているかをレポートしている。
ここのインデックスのステータスは、GoogleによってインデックスされているURL、(robots.txtによる)ブロックされているURL、削除されたURLの状況を表示している。
インデックスがされていなかったり、ブロックされていたりするページがあれば、その原因を究明し、エラーを修正しよう。
インデックスに何らかの問題があれば、robots.txtファイルや、サイトマップの内容が正確かを確認してみよう。
ここのセクションでは、コンテンツ内のキーワードと、検索結果における重要性をレポートしている。
それぞれのキーワードを深掘りすることで、特定のキーワードやそれに近しいキーワードで表示されているページを理解することができる。
このレポートでは、上位に表示されていないキーワードとページを理解することにも役立つ。タイトル内、ヘッダー、alt属性、オンページSEO、タグ、コンテンツなどに、キーワードや関連語などを含めることにより、コンテンツを最適化するための手助けとなるだろう。
Googleはあなたのページを正確にインデックスし、レンダリングするために、JavaScript、CSS、JQuery、画像、ファイルなどに完全にアクセスすることを必要としている。
robots.txtやその他の方法でGoogleによる上記のリソースへのアクセスをブロックすれば、Googleがあなたのページをインデックスし、レンダリングすることを妨げてしまうことになる。
このセクションでは、ブロックされたリソースの設置個所を知らせてくれる。
検索結果のランキングを上昇させるために必要なものは、全て、ブロックを解除すべきだ。
いくつかのページはプライベートであるべきで、検索エンジンに見られたくない内容があるはずだ。
例えば、会員の個人情報、サードパーティー製のコンテンツ、ユーザーにとっては価値のないコンテンツなどは、検索エンジンがクローリングすることを避けたいと思うだろう。
このセクション内のツールは、Googleへ、そうしたURLをインデックスさせないように伝えることができる。”一時的に非表示にする”の内容を記載した後、キャッシュ、検索結果、どちらも、から該当のURLを削除するか選ぶことができる。一時的にURLを隠し、その後インデックス可能にすることもできる。
低品質なコンテンツ、価値のないコンテンツ、サードパーティーのコンテンツなどのURLを削除することは、SEOの改善につながる。そして、検索エンジンによる会員の個人情報へのアクセスをブロックすることは、あなたのブランドを守ることにつながる。
このセクションには、Googleボットのクロール率、抽出されたエラー、サイトマップ、ロボット、URLパラメータなどのレポート、そして、必要不可欠なFetch as Googleツールがある。
ここでは下記の項目を確認できる。
上記のエラーを修復することで、あなたのSEOが改善されるだろう。
クロールの統計情報は、1 日あたりのクロールされたページ数、ダウンロードされるキロバイト数、ページの読み込みに必要な時間、が表示されている。
これら全ての情報が行動を喚起するものではないが、注意すべき情報も含まれている。
概して、GoogleボットがあなたのWebサイトにおいてどの程度活発か、あなたのページがどの程度重いか、軽いか、を知ることができる。
ページスピードの改善のためにPage Speed Insightsを既に使用している方もいるだろう。そして、新鮮で、助けとなるようなコンテンツを定期的に投稿していることだろう。もしそうでなければ、Page Speed Insightsを使用して、アドバイスに従って改善しよう。
Fetch as Googleは、GoogleがあなたのURLを取得し、レンダリングする方法を試すことができる。
下記に、このFetch as Googleの使用法を記載する。
その後、Googleは下記のステータスを返す。
Fetch as Googleを使用し、ページの再インデックスをする場合は、どんなときか?
Robots.txtファイル(domain.com/robots.txt)は、検索エンジンへ、クロールすべき(または、すべきでない)ページを伝えるものだ。
クローラーがこのページを参照した場合、非許可となっていないものは全てクロールする。
例えば、CGI-BIN、管理者のログイン、パスワードを忘れた場合、会員の個人情報などのページへは、検索エンジンによるクロールをさせたくないはずだ。
こうしたページへ検索エンジンがクロールすることを防ぐために、robots.txtファイルを記述する必要がある。
robots.txt テスターセクションはrobots.txtファイルをテストし、エラーや警告を報告してくれる。また、あらゆるブロッキングの確認テストも行える。
sitemap.xmlはSEOにおいて非常に重要だ。検索エンジンへ、変更があった日付とともに、あなたのサイト内のURLを伝えることができる。これにより、検索エンジンがあなたのURLを効果的にクロールし、インデックスする手助けとなる。
GSC内のこのセクションで、サイトマップの送信を行うことができる。また、送信したURLとインデックスされたURLの数も確認できる。
このツールを活用し、あなたのURLの全てがインデックスされるように、sitemaps.xmlをチューニングしよう。
注意:コーディングについての知識がある場合のみ、このセクションを使用しよう。もしくは、開発者に依頼して、このセクションを使用してもらおう。
URLパラメータはURL毎に動的に付随される値だ。例えば、グローバルに商品を販売しているサイトの場合、異なる地域に適したページを表示するために、国別パラメータを使用しているだろう。
GSCのこのセクションでは、GoogleがこうしたURLを扱う方法を伝えることができる。
前述した通り、ここは非常にテクニカルな分野だ。そのため、開発者がいなければ、このセクションには近づくべきではない。間違ったパラメータを設定してしまうと、あなたのSEOを破壊してしまうだろう。
今日、セキュリティの問題はあらゆるWebサイトの関心ごとだろう。
Googleはこの問題を非常に重要に扱っている。下記のようなスクリーンを見たことがあるだろう。
Googleは検索結果にも、下記のような画像を表示している。
また、フィッシングの警告も行っている。
あなたのWebサイトが感染していたり、ハッキングされていたり、脆弱性があった場合、それについての情報をここのセクションで確認できる。
一方、下記のメッセージが表示されていれば、あなたのサイトはきれいな状態であるということだ。
もし、サイトがハッキングされた場合はどうすればいいだろうか?
下記の動画を確認しよう。
サイトがハッキングされた場合、時間とお金の両方の意味で、コストがかかってしまう。幸運にも、Googleはこうした場合のチュートリアルを公開しており、こちらで確認できる。
下記に、そのプロセスのまとめを記載する。
“その他のリソース”は、Googleのツール、ヘルプ、テスターのコレクションである。
下記に、まとめを記載しておく。
上記のリソースは全て役立つものであるが、全てが必須というわけではないだろう。
全てのツールに目を通すことに時間をかけるべきではないだろう。例えば、商品を販売しているサイトでなければ、”Google Merchant Center”を確認する必要はないだろう。
あなたのビジネスとSEOに最も重要なものを選び、それに注力すべきだ。
下記に、重要性を付けるために必要な4つのポイントをまとめておく。
今回のガイドを読み込んでいただければ、地球上の大多数の人間よりもGSCについての深い知識が得られたはずだ。さらに良いことは、ここで得られた情報をあなたのSEO、Webサイト、そして、ビジネスのために実際に活用することだ。
GSCは強力なツールだ。そして、あなたがGSCについて詳しくなればなるほど、より優秀なSEO担当者となるだろう。あなたはどう思うだろうか?すぐにでもGSCを活用し、あなたのサイトの順位の改善に役立てようと考えているだろうか?
この記事は、QUICKSPROUT「The Ultimate Guide to Using Google Search Console as a Powerful SEO Tool」を翻訳した内容です。

「ポンパレモール」に出店すると、初期費用・固定費用ゼロ円で中国向け越境ECに参入できます。
リクルートライフスタイルは2016年夏、「ポンパレモール」出店者の商品を「Tmall Global(天猫国際)」で販売する取り組みを始める。
「Tmall Global(天猫国際)」への出店・運用を代行するC2Jジャパンと業務委託契約を締結し、中国向け越境ECをスタートするための準備を始めた。
「ポンパレモール」出店者は、基準をクリアした商品を初期費用・固定費ゼロ円で中国向けに販売することが可能。リクルートライフスタイルと業務提携を結んだC2Jジャパンを通じて、「Tmall Global(天猫国際)」への出品、翻訳、決済、発送までをワンストップで利用できる。
出品情報の翻訳は手動翻訳。誤翻訳を防ぐことができ、商品の魅力を適切に表現することができるという。
中国向けの配送業務は、日本の通販商品を世界各国へ海外発送(国際転送)するサービスを提供するJapanTensoと組む。

「Tmall Global(天猫国際)」は、アクティブ会員6500万人(2016年5月現在)を超える中国最大級の総合オンラインショッピングモール「Tmall(天猫)」の越境型ECとして、2013年9月にスタート。日本からの直送モデルで販売できる。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:リクルートが中国EC市場に本格参入 「ポンパレ」店舗は負担なしで「天猫国際」に出品へ
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2016年6月18日(土)、ベルサール九段 イベントホールでCSS Nite LP46「ビジュアル・ドリブンのデザイン」を開催し、250名ほどの方にご参加いただきました。
ツイートは下記にまとめました。
次のブログなどで取り上げていただきました。ありがとうございます。
100名を超えるキャンセル待ちをいただいたため、再演版を7月16日に開催します。
残席20を切りました。
先日DIGIDAYにテレビのプログラマティックバイイングについて書いた。
http://digiday.jp/agencies/tv-programatic-buying/?platform=hootsuite
で、もっと話を付け加えておきたい。
そもそも日本でテレビスポットがGRP買い付けになったのは、コカ・コーラさんが始めた経緯がある。もちろん米国流を導入したということであるが、当然それまではタイムランク別に1本いくらだった。
しかし人口動態の変化で今は、テレビスポットには今構造的に若年層に当たりにくいということと、フリークエンシー分布が過少と過多に2極分化するという問題点があり、選局、パターン選定、GRPという基本発注形式だけではこのあたりはクリアしにくい。
また昔からアクチャル達成率がままならない場合も多く、かく言うベムも昔クライアントさんから「お肉屋さんに行って、300gくださいと言って、300g分払って帰って、家の計りにかけたら200gしかなかったら怒るでしょ?」と言われたこともある。
このあたりは、アクチャルは保証しないことは分かっていても、GRPという従量課金であるが故に、保証されないことへの不満がいつまでもつきまとう。
米国では一部アクチャル保証もするらしく、その代わりに「補填分をテレビ放送でするかオンライン動画でするかはお任せ」というプログラムまである。
そのため、外資系の一部のクライアントからはアクチャル保証の要請は強い。
しかし、よく考えると、アクチャルを保証させられると、テレビ局は在庫管理が出来ない。
バイサイドからすると「アクチャルを保証せ~い。」は正当な主張かもしれないが、単にアクチャルが保証されればそれでいいのだろうか・・・。
そこでベムも考えてみるのだが、結局テレビCMの効果は、どう出稿したかとCMクリエイティブ力の掛け算である。ブランド力、クリエイティブ力はテレビ局がギャランティすべきものではない。またバイサイドによって見合うコストは違う。
ということは、将来的に最もリーズナブルなテレビCMの取引は、「バイサイドが視聴質を含めた「出稿プラン×クリエイティブ力」の本当の効果を把握しながら、適正な価格で入札する」ということになるのではないかと思う。
ベムが思うにCMの効果のためにはステブレはできるだけ少なくした方がいいし、番組もバラ売りする方が「いい値段」をつけてもらいやすくなるのではないかと思う。(昔と違って今の番組には1社提供のような番組提供価値が希薄で、ネットスポットの意味合いが強い。)
本格的なプログラマティックバイイングかどうかは別にして、1本1本、オンライン入札をかける仕組みがあってもいいように思う。
人気のこの番組直後のこのステブレなら1本300万円出してもいいという広告主はいっぱいいるはず。もちろんいきなり手売りをなくせと言っているのではない。大量出稿をするが故にパーコストを下げて効率的に買い付ける従来の方法もあっていいが、セルサイドから言えば、有限な枠をいかに上手に高く売るかを考えるのは当然で、そこは「入札応札」による価格形成が経済合理性をもつと思う。
さて、先日あるローカル局の人が訪ねてきたが、4K対応に関しては「ハイビジョン対応にちょっと毛の生えた程度で済みそうで安堵している」と言っていたが、その考えは甘いと言わざるを得ない。
アタラの有園氏が書いているように、確かに4K、8K対応はBSやネット配信で進み、独自コンテンツに強みのない、特にローカル局は存在意味が問われるだろう。
http://unyoo.jp/2016/06/year2030-5g-mobile/
いちおう制作能力の高いキー局は、放送波はどんどんコンテンツ・ディストリビューション手段のひとつになっていき、コンテンツごとにベストなディストリビューションを視聴者が選ぶことになるだろう。
4K、8Kまでの高精細に意味はないということを言う人もいるが、ベムはそうは思わない。実際にそこにいるかのような感覚を持たせる技術は特にバーチャルリアリティで進化しつつ、テレビ画面にも現実空間のような高精細画質が求められるようになる。
もう端から放送を受信しない大画面モニター(テレビと呼んでいいかどうかも分からない)ものも出ている。
視聴者がオンデマンドで視聴するコンテンツの方が注視されている訳で、そこでの広告価値も推して知るべしである。テレビ局が放送だけを事業モデルとして考える時代ではなく、広告の効果的なターゲット到達のためにもっと番組コンテンツとの連動を考えなければならないのだから、単に「放送での世帯視聴率」が取れる取れないで奔走する人ばかりではテレビ局の将来は危うい。
広告主とそのブランドが求めるターゲットとの親和性が高く、ブランドを訴求しやすいモードを形成できるコンテンツ開発をいっしょにしていくことが必要にある。
その昔「鉄人28号」の主題歌の最後に「グリコ、グリコ、グ~リ~コ~」と歌い込めれていたことをよ~く憶えているベムは、今一度ブランドと番組コンテンツがもっと融和した番組開発の時代が来ると思う。
それは、今関東地区で、若年層ターゲットでテレビスポットを出稿しても、ティーンと20代で男女どちらかがターゲットだと、そもそも人口で10%、リーチするターゲットの割合は7%台、ターゲットに当たるCMの表示回数は5%台になる。つまり20回に1回しかターゲットに当たらない。であれば、端からティーンや20代が観る番組コンテンツを局と開発して、多少視聴率が低かろうが、SNS連動やいろんな手段でターゲットへの拡散を企んだ方がいいのではないかと思う。
テレビCMの売り方・買い方も、デジタル化の波と視聴実態のデータによって変わってくるだろう。ベムはそれが、売る側、買う側 いずれにも決して不都合なことになるとは思わない。今より合理性が高くなるはずだ。変わることへの不安はあって当然だが、いい方向に変わることへの期待はもっともっとある。