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「枠から人へ」のトレンドと、「枠から番組へ」のトレンド

9 years 7ヶ月 ago

デジタルインテリジェンスNY榮枝から米国状況をレポートしてもらった。

この話の詳細は2/28のデジタルインテリジェンス主宰「デジタルマーケティング研究会」(広告主限定)で聞けます。

http://eventregist.com/e/GP7x9IUn24xT


「枠から人へ」のトレンドと、「枠から番組へ」のトレンド
「オートメーテッド・ギャランティード」の名の下に、米国で昨年から火が付いたテレビ・メディアのプログラマティック化(プライベート・オンライン取引化)が進んだが、今年は「テレビ番組視聴」の新データ指標が登場する動きがある。今年1月に日本で発表があったビデオリサーチと米ニールセンとの資本業務提携は、この米国での議論の延長線にあると考えられ、広告主各社は意味合いを掴んでおく事が必要だろう。
日本でも昨年あたりから「見逃し視聴」に関するデータの扱いがようやく注目されるようになってきたが、米国では約10年前からニールセンが提供するC3(放映から3日後までの録画視聴によるCM視聴のデータ)、C7(同7日後)という積み上げ数字がCM枠バイイング取引の通貨となっていた。しかしこのC3/C7はオンライン上でのCM+番組視聴の数字が拾いきれてなく、モバイル視聴を含めたコンテンツの分散配信に適応できていなかった。放映チャンネル局側はこの部分を加えた指標を登場を、数年待ちわびている。


■テレビ視聴数の減少の原因はNetflixやYouTubeの影響だけではない
テレビの視聴数(米国では視聴率、だけでなく視聴数を重要視する)が年々下降しているのは日米同じ。これはNetflixやYouTubeを始めとしたネット上の優良コンテンツが増え、「テレビ電波」や「ケーブルテレビ」だけが映像コンテンツでは無くなったから、が一般的な解釈だ。
しかし米国の4大チャンネル局は納得していない。彼らの考えでは「ニールセンの数字が、分散配信されている番組視聴を拾いきれて無いから数値が下がっている」、あるいは「新しいネット配信先も含めると、むしろプレミアム番組に関しては視聴者は増えているのではないか」というのが本音だ。
マルチスクリーン上でのオーディエンス・データならコムスコアやニールセン(でさえ)が、調査しているではないかと思うかもしれない。確かに「ネットに閉じた」数字は調査されているのだが、テレビ視聴の数字と足並みを揃える基準が登場していない。まさかネット上の単純インプレッション数とテレビ視聴者数は合算できないし、かと言って「1分あたりの平均視聴者」で合わせて良いのか等、技術上の難しさは想像できるだろう。さらに様々なネット上の視聴形態とテレビとの「重なり」も考慮しなければいけない。
いずれにしても基準となる土台は「これまでのテレビ視聴者数」にどう足し合わせるかであり、その意味で「新データ」はテレビ視聴データを持つニールセンが主役になる。日本ではビデオリサーチが主役になるデータであり、この背景が先の提携の意図する方向だろう。
ここで念押ししておきたい事は、現在米国で「待たれる新しい指標」というのは、「(動画)広告」の配信のカウントではなく、「テレビ番組の総露出」のカウントなのだ。上記のC3/C7の「C」はCommercialの「C」で、広告露出部分のカウントに力点を置いている。C3/C7は裏返せば番組コンテンツそのものをカウント・評価している数字ではない。プレミアム番組(コンテント)を持つチャンネル局は、自社の宝である番組そのものの価値の評価を待っているのだ。


■プレミアム番組で広告枠を減らすNBCUの場合
例えばNBCUであれば、人気番組「Saturday Night Live(SNL)」は若年層の支持が非常に厚い番組であるが、今年この番組に関しては(番組離れが起きないように)広告枠時間は30%削減させると発表している。アドレサブルにターゲティングできる「CM枠」を減らす傾向だ。その代わりNBCUの制作部がブランデッド(ネイティブ)コンテンツを特定の広告主に提供するモデルに収益をシフトさせる。
そしてNBCUは番組を自社の放映電波だけでなく、親会社のComcastのパイプ(ケーブル、ネット、OTT含む)で分散配信している。さらにNBCUは「ディストリビューション・パートナー」としてオンライン・プラットフォームであるAOL、BuzzFeed、Vox、Snapchat等とも提携関係にあり配信できる。この流通になれば「視聴者数がむしろ増えているのでは」と考えられるのは大いに理解できる。このようにNBCUの番組は、これらの分散配信露出の全ての価値を含んだ番組の「総視聴」の数字が必要になってくる。
さらにNBCUのセールスポイントは、広告主に対してプレミアム番組(前出SNL等)を「男性25-54才」のデモグラ・データを追うのではなく、「年収10万ドル以上のセダン所有者」に対して番組(コンテント)視聴数が積み上がったかどうかを検証でき、その数字に対してNBCUは「露出保障(ギャランティード)(補填)」するビジネスモデルを構築したいのだ。日本のテレビ局との事業ステージの差にも気付くだろう。


■いよいよ新C3/C7が今年稼働、しかしTotal Content Rating(TCR)はいかに。

ニールセンは前出C3/C7のネット露出を含めたクロスプラットフォームでの数値(Total Audience Measurement Platform内でのDigital in TV Ratings)に関しては米国の非営利協会のMedia Rating Council(MRC)からお墨付きがもらえ、今年から稼働予定だ。平たく言えばC3/C7の数字に「ネット数字を加算」した数字(つまりC3・C7の数字が大きくなる)が登場する。

Nielsen Receives Media Rating Council Accreditation for Its Digital TV Measurement
http://www.adweek.com/tv-video/nielsen-receives-media-rating-council-accreditation-for-its-digital-tv-ratings/

待たれるのは「番組露出」の計測(Total Content Rating:TCR)だ。TCRのネーミングのCは「コンテント=番組」のCだ。これも、今週、3月1日に「実験版(Limited)」が開始する事も決まったらしい。

Total Content Ratings Rollout, With ‘Limited’ Release on March 1
http://www.adweek.com/tv-video/nielsen-modifies-its-total-content-ratings-rollout-limited-release-march-1-175805/

「らしい」と断定していないのは、昨年12月~今年直近まで、各大手チャンネル局はこのTCRに対し「待った」をかけて騒ぎになっていたからだ。ニールセンの計測数字が「不十分」とし、良いことナシで混乱だけが生じると各チャンネル局が同じトーンの声明を出していた。


(大手チャンネル局NBCUはニールセンのTotal Content Ratings(TCR)をプライムタイム番組の評価に当てる事を書面で拒否した時の報道。Adage 2016 年12月15日)

そんな折、1月末の上記リンク記事は、「折衷案」という着地を見せたようだ。2年も延期に延期を重ねていたTCRがまたしても今年のアップフロントに間に合わないのか、というスレスレの時期での発表だ。今年のアップフロントでの大きな話題の一つは、TCRがLimited Editionということで、どのように試験運用されるのかが注目される。今年のアップフロントの状況は例えば、

・セールスの基準にTCRを採用している、と宣言するチャンネル局はないけれど、
・ニールセンはチャンネル局のTCR情報を、その局だけには公開提供する。
・同時にエージェンシーにも公開するので、エージェンシーが裏でつなげてしまえば、複数局を比較して実験利用ができるというイメージ。その中において大手エージェンシーグループのWPPやOmnicomのメディア・エージェンシーの役割は大きい。

整理したいのは、米国でのテレビ視聴に対する新指標TCRは、「クロスプラットフォームへの対応」、というよりも番組に溶け込む「ネイティブコンテンツ配信における、チャンネル局側の新事業モデルへの対応」、という側面に気づけるかどうかだ。

この動向に影響を受ける広告主は「プライムタイムに局といっしょにネイティブコンテンツを露出する大企業」という事になる(注:タイム枠の復活、ではない)。スポット買いの広告主は、引き続き広告のプログラマティック・バイイングの動向を見て行けば良いだろう。

企業メッセージを広告枠を選んで配信するのではなくてオーディエンスを選んで配信する、いわゆる「枠から人へ」の概念がある。この概念は、チャンネル局や新興パブリッシャー(Netflixを含む)が持つ「プレミアムの番組(コンテント)」に関しては、少し当てはまらない。プレミアム番組では、広告主が広告枠でコンテントを邪魔をするのではなく、あるいはそのコンテントの枠の中でターゲット別に広告メッセージを差し替える事を喜ぶものでもなく、いかに番組に溶け込むかという「枠から番組へ」の傾向が始まった。
先のスーパーボウルで言えば、レディー・ガガの「ハーフタイムショー」では300機のドローンが空を舞い、ペプシのロゴを夜空に描いたシーンを見た人も多いだろう(実際は録画合成)。インテルがあのドローンのシステム・スポンサーだ。両社は見事にハーフタイムショーのコンテンツの中に溶け込んでいる。プレミアム・コンテンツを開発するチャンネル局は、自社コンテンツの価値が広告枠の販売だけではなく、番組コンテンツそのものの中で昇華させる考えにシフトしてきているのだ。
 続報はDI. MAD MANレポートでお伝えする。

なんだか納得の調査結果→女性の3人に1人が「ECで商品が見つからない」、男性の4人に1人は「不満なし」 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

9 years 7ヶ月 ago

ネットショッピングについての調査を見ると、男女の差が明確に出ています。男性は特に不満もなく購入しているのに対し、女性は探せなかったり手に取れなかったりすることを不満に思っているようです。男性にとって使いやすいサイトも女性には使いづらいかもしれません。ユーザーテストなどで確認したいところです。

わかりやすさを優先させて機会損失を防ごう

「ネットショッピングに関する実態調査」を日本国内で実施 | GMOインターネット株式会社
https://www.gmo.jp/news/article/?id=5567

まとめると、

  • ネットショッピングを利用する理由の1位は男性が「安い商品が多いから」(60.4%)、女性は「24時間いつでも購入できるから」(68.2%)
  • 1回あたりの平均購入金額は2,000~4,000円未満が最多。4,000円~6,000円が次点
  • 不満点は男女ともに「送料が高い」が1位。女性の2位は「情報が多すぎる」
ネットショッピングの不満点(ネットショッピングを利用すると回答した男性n=439、女性n=456 複数回答)
出典:GMOインターネット

送料の高さやセキュリティ面の不安が男女に共通しているほか、「情報が多すぎる」(男性:20.7%、女性:35.7%)も、男女ともに2~3割の人が不満を感じていることがわかった。「探している商品が見つからない・見つけにくい」(男性:17.8%、女性:25.2%)という回答も約2割にのぼっていることから、情報の過剰/不足により、商品購入を迷ったり、欲しい商品を見つけられなかったりといった不満を感じる人が一定数存在しており、ネットショップ側の機会損失につながっていると考えられる。

不満は「強いて挙げれば送料が高い」といったところでしょうか。

それより気になるのは「情報が多すぎる」ですね。欲しいものが見つからないのはストレスなので、女性にとっての探しやすさを考えてみるといいのかもしれません。

しかし、女性は何かと要求が多いことがこのグラフからもわかりますね(苦笑)。

ラストワンマイル市場を開拓せよ

消費者の手元にどう商品を届ける?流通「最後の一歩」争奪戦 | ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/117284

まとめると、

  • 東燃ゼネラルがAmazonと提携。Amazonで購入したタイヤやバッテリーなどの取り付けを行う
  • オフィスグリコは“小腹空いた需要”に着目し、53億円のビジネスに成長
  • 酒類販売のカクヤスは都内23区内に半径1.2kmの場所ごとに店舗を配置。ネットなどで注文を受けて無料で配達している

つまり店舗を持たないアマゾンは、スーパーやコンビニではない店舗、異業種など消費者の身近にある拠点を使って、ラストワンマイルへのアプローチを始めたといえるのだ。

「簡単かつ無料で届けてもらいたい」というのがユーザーの考えることなので、こうしたサービスが増えていきますよね。自社に応用できないか、早速考えてみたいところです。

かつてのMicrosoftやGoogleのような勢いを感じます

アマゾンだけで米国EC市場のシェア43%、止まらない成長の理由 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/3985

まとめると、

  • 2016年の米国におけるオンライン購買の43%はアマゾンのサイト内で行われた
  • 2015年のアマゾン経由の売上高は全米オンライン売上の33%
  • 2016年9月30日の時点で米国のプライム会員数は6,500万人

アマゾンの成長には、電化製品が大きく寄与しています。また、「Amazon Echo(アマゾン・エコー)」関連製品の成功も理由の1つです。興味深いのは、ホームやアパレル、食品、健康、美容といった小さなカテゴリーが、アマゾンの売上増に貢献していることです。消費財のカテゴリーが、アマゾン拡大の大きな要因になっています。

先週もお伝えした「Amazon Echo」が電化製品の売上アップにつながっているようです。ネットの長所を活かしつつ新たな分野を切り拓いていくAmazonは、今年には米国のシェアの半分を占めそうですね。

今週のAmazon関連記事も集めていますので合わせてお読みください。

関連記事

EC全般

店舗では60秒でピックアップ可能!英アルゴスが進める「デジタルストア」と「ファストトラックサービス」 | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/4176

あらゆる接点が一体化しているまさにオムニチャネルといった感じです。参考になることが多い記事です。

1配送350円のサービスを「Yahoo!ショッピング」店限定で提供、エコ配との連携で実現 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/3976

集荷エリアは東京都、大阪府、愛知県、兵庫県、京都府。こちらもトップの記事と合わせてお読みください。

「出す意味あるの?」から二度おいしいコンテンツへ BtoB企業の「一問一答式メルマガ」とは | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/4184

メール広告ベンダーが語る、メールマーケティングの効果を上げる10個のテクニック | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2017/02/06/24817

メールの記事と思ったら間違い。コンテンツ作りの記事だと思って読むとヒントだらけです。

フェイクニュース、キュレーションメディア、SEO…藤村厚夫、古田大輔、辻正浩がメディアとテクノロジーの未来を語る──Webの未来を語ろう 2017 | HTML5Experts.jp
https://html5experts.jp/shumpei-shiraishi/22160/

多少なりともSEOに関心があれば必読です。「長く読まれていることが評価される」というのは気になりますよね。

「EC革命は大成功」--ヤフー決算、第3四半期は増収増益、売上高は過去最高に | NET Japan
https://japan.cnet.com/article/35096064/

「取扱高・広告ともに過去最高を記録」。この次はどこを目指すのかが気になります。

今週の名言

まずはホームページという時代ではないですし、新しいサービスや仕組みなどはどんどん出てきます。

飲食店・美容室・エステなどの小規模店舗でのウェブ活用 | フォルトゥナ ブログ
http://www.color-fortuna.com/blog/web_development/web-strategy-for-shop.html

小規模な店舗はECサイトで販路を広げるよりも、できることを確実にやってリピーターを増やしたほうが良いですよね。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

アマゾン日本事業の売上高は約1.1兆円で17%増(円ベース)、ドルベースでは3割増

9 years 7ヶ月 ago

アマゾン日本事業の売上高が円ベースでついに1兆円を突破した。

2月10日に米Amazonが公表した「Annual report」によると、アマゾン日本事業の2016年(2016年1~12月)における売上高(ドルベース)は107億9700万ドルで、前期比30.6%増の驚異的な伸び率を記録した。2015年の日本事業売上高は82億6400万ドルで、前の期比4.4%増だった。

Amazon日本事業の売上高推移(ドルベース)
Amazon日本事業の売上高推移(ドルベース)

2016年の年間平均為替レート(108円)で換算すると、日本事業の円ベースの売上高は1兆1660億7600万円で前期比17.5%増。

なお、アマゾン日本事業の売上高は直販のほか、第三者による販売(マーチャント売り上げ)の手数料収入なども含まれる。

Amazon日本事業の売上高推移(年間平均為替レート換算)
Amazon日本事業の売上高推移(年間平均為替レート換算)。平均為替レートは、2010年が87円、2011年は79円、2012年は79円、2013年は97円、2014年は105円、2015年は120円、2016年は108円で換算

グローバルから見たAmazonのEC売上高

グローバルでのアマゾンの2016年売上高(ドルベース)は、前の期比27.0%増の1359億8700万ドル。日本事業の売上高が占める割合は7.9%、2015年度から0.2ポイントアップした。

地域別の売上高(ドルベース)では、

  • 北米 → 903億4900万ドル(前期比)
  • ドイツ → 141億4800万ドル(前期比19.7%増)
  • 日本 → 107億9700万ドル(前期比30.6%増)
  • イギリス → 95億4700万ドル(前期比5.6%増)
  • その他 → 111億4600万ドル

2016年度の主なトピック

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

Googleには2種類のインデックスがある――プライマリ インデックスとファスト トラック インデックス

9 years 7ヶ月 ago

Googleには少なくとも2種類のインデックスが存在しているようだ。1つは「プライマリ インデックス」で、もう1つは「ファスト トラック インデックス」。プライマリ インデックスは、通常の正規のインデックス。URLはインデックスに正式に登録され検索結果に出続ける。一方、ファスト トラック インデックスはより速くインデックスされるが、その後もずっと検索結果に出るとは限らない。永続性がない、いわば”即席”のインデックス。

- Googleには2種類のインデックスがある――プライマリ インデックスとファスト トラック インデックス -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

楽天の国内EC流通総額は3兆円台に突入、伸び率は12%増【2016年度】

9 years 7ヶ月 ago

楽天が2月13日に発表した2016年1~12月期連結業績によると、国内ECの流通総額は前期比12.0%増の3兆95億円だった。

2015年12月期の国内EC流通総額は2兆6748億円(2015年12月期)で伸び率は10.2%増。2016年度は四半期ベースで2ケタ成長を維持し、通期で2ケタ台の成長率を維持している。

国内EC流通総額は「楽天市場」の流通総額に加え、トラベル、楽天マート、楽びんなどの流通額を合算した額。

「楽天市場」のモバイル流通総額比率は60.8%(2016年第4四半期)で、前年同期比6.6ポイント上昇した。

決算説明会に登壇した三木谷浩史社長は、「リオ五輪で消費者の関心が消費よりもオリンピックに向いたが、第4四半期は14.7%成長した。やってきたことはSPU(ポイントを中心とした施策)と、顧客・店舗向けの品質向上を徹底的にやったきたことの効果が出た」と説明した。

なお、2020年度に向けて国内EC流通総額を5兆2000億円まで引き上げる計画も発表している。

2016年度の国内EC流通総額の四半期ベースの推移

  • 2016年10~12月期(第4四半期)  前年同期比14.7%増の8545億円
  • 2016年7~9月期(第3四半期) 前年同期比10.0%増の7555億円
  • 2016年4~6月期(第2四半期) 前年同期比10.7%増の7113億円
  • 2016年1~3月期(第1四半期) 前年同期比12.5%増の6882億円

楽天の国内EC流通総額は3兆円台に突入、伸び率は12%増【2016年度】

国内EC流通総額の推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

2016年度の主なトピック

  • 「楽天ページ診断サービス」(楽天市場の平均的な転換率やカート到達率に比べて低い数値となっている商品ページを割り出し、楽天のノウハウを盛り込んだ改善パターンをA/Bパターンを提案するもの)のスタート
    「楽天ページ診断サービス」では転換率が平均43%向上した(2016年利用店舗数1100店)
    「楽天ページ診断サービス」は転換率が平均43%向上(2016年利用店舗数約1100店)
  • 2016年1月開始のエントリー不要で最大ポイント7倍になる「スーパーポイントアッププログラム」によって新規会員数、復活顧客が継続的に増加(「スーパーポイントアッププログラム」開始前は会員数の成長率が毎月マイナス状態だったが、サービス開始後は増加に転じ、2016年6月度は約12%の成長となっていた)
  • サイト上でのポイント獲得倍率の表示、納期情報の徹底といった品質改善も実施(2016年1月から強化したレビュー投稿ユーザーへのフォロー電話などにより出店店舗の平均レビュー評価も継続的に改善しているという)
  • フリマアプリ「フリル」のFablicを買収
  • 生活雑貨ECを展開する爽快ドラッグを約89億円で買収
  • 育児用商品の割引クーポンなどを付与する無料プログラム「ママ割」を開始
  • 店舗への「ペナルティ制度」(「レビューへの傾聴施策」「違反点数制度」)のスタート……など

決算説明会で登壇した三木谷浩史社長

「国内ECは再加速。今後の利益成長に期待できる」と話す三木谷社長

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

Google アナリティクス 360 スイートにユーザー ポリシーを導入

9 years 7ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Introducing Google Analytics 360 Suite Policies」を元に構成しております。
Google アナリティクス 360 スイートの管理セクションは、今日の大企業のニーズに合うよう改良が重ねられ、先ごろアカウントの復元が簡単にできるようになりました。そしてこのたび、組織向けユーザー ポリシーを求めるご要望にお応えし、新しい機能を追加することになりました。ユーザー ポリシーは、Google アナリティクス 360 スイートの組織管理者が、企業データにアクセスできるユーザーを適切に管理できるようにサポートするユーザー管理機能です。

ユーザー ポリシーの仕組み


組織のユーザー管理者は、組織内の Google アナリティクス アカウントで各ユーザーに許可する行為と許可しない行為をユーザー ポリシーで指定できます。次の例をご覧ください。

画像をクリックするとフルサイズで表示されます



ポリシー違反となるユーザーの監査


ユーザー ポリシーに照らして違反となるユーザーは、スイートの管理ユーザーのレポートでハイライト表示されます。ポリシーで許可されたユーザーかどうかは、対象ユーザーの Google ユーザー アカウントに登録されたメインとサブの両方のメールアドレスでチェックされます。いずれかのメールアドレスがポリシーで許可されていれば、そのユーザーは許可されているとみなされます。



ポリシー監査 - ポリシー違反となるユーザーの横には、赤色の(!)アイコンが表示されます




ポリシー違反となるユーザーのアカウントへの追加



現在のところ、ポリシー違反となるユーザーをスイート サービスに追加してもブロックされることはありません。アカウント管理者はユーザー ポリシー違反となるユーザーであってもアカウントに追加できます。そのユーザーは赤色の(!)アイコンとともに監査レポートに表示されます。今後は、違反となるユーザーの追加をブロックする機能も付加してまいります。


投稿者: David Wieser、Google アナリティクス チーム

千趣会が「減収覚悟のカタログ削減」を進めるワケ | 通販新聞ダイジェスト

9 years 7ヶ月 ago

千趣会は、2016年12月期に通販が全セグメントの中で唯一、赤字となったことを受けてテコ入れを強化する。

通販セグメントは主力のベルメゾン事業が不調なため、今期は構造改革に重点を置き、「(ベルメゾン事業は)減収を覚悟で過去最大のカタログ部数削減に着手する」(星野裕幸社長)とし、とくに苦戦しているファッション系の媒体を統合することになるようだ。

千趣会では、「1年近く前に企画を固め、自社で在庫を抱えて販売するというカタログのビジネスモデルは将来が見通せない」(同)として縮小する方針で、カタログを好むユーザーには、よりスペシャリティの高い媒体に絞って展開することでレスポンス率を高める。

一方、前期はネット受注件数比率が通期で初めて80%を超えたものの、カタログ依存の体質が抜け切れていないため、「ネット企業らしい業務フローにできるだけ早く切り替える」(同)とする。

一環として、これまで消化率の低い商品はカタログの業務フローの中で値下げしていたが、1月1日付けの組織変更により、ECの販売部隊が機動的に価格を変更して売り切る体制とした。

今冬は、あったかインナーの「ホットコット」や、毛布や掛け布団などを展開する「とろける」シリーズなどが好評だったが、在庫を抑え過ぎたこともあり、欠品が相次いだ。新しい組織では商品カテゴリーごとに品ぞろえと在庫管理の責任の所在を明確化。ネット需要期の在庫コントロールを徹底して消化率改善と売り逃し防止に努める。

また、ネットでも支持される通販を目指し、MD面ではカテゴリーごとに品ぞろえのバランスをとっていく。これまでは売り上げの約7割を占めるオリジナル商品にこだわり過ぎた部分があり、オリジナルで作れない商品カテゴリーは品ぞろえが薄くなるなどの弊害があったようで、消費者の要望に応えられる魅力的な売り場を目指す。

ファッション分野を中心に不足する商品群は、ナショナルブランドで品ぞろえを補完。その際、主要顧客層である“育児ママ”というターゲットを明確にしたMDを組み、「ベルメゾンとしてのセレクト感をしっかりと出していくことが大事」(星野社長)とする。

一方、中長期経営計画で新たなターゲット層に設定したシニアへのアプローチについては、このほど100%子会社のフィールライフを設立。JFRオンラインから「大丸・松坂屋 通販販売カタログ」を軸としたシニア女性向けの通販事業を譲り受け、3月から運営を始める。

当該事業の中心顧客は70歳前後で、通販カタログが有効な年齢のため、ベルメゾンで長年培ったノウハウも活用できる。また、ベルメゾン会員と比べて客単価が高いこともあり、「チャンスは十分にある」(同)とする。実際、前期は大丸松坂屋百貨店でも展開するオリジナルファッションブランド「ケイカラット」の商品を提案し、よく売れたという。

加えて、千趣会は百貨店による販促支援を前提に同事業を継承したようで、百貨店カード会員へのアプローチを行いたいほか、将来的には百貨店外商顧客へのアプローチもあり得るとしている。

新会社のフィールライフではカタログ発行部数の適正化を図るほか、JFRオンライン時代の物流やコールセンター、システムなども順次、千趣会の持つインフラに切り替える方針で、それらがすべて完了すればコスト構造は大きく改善されるという。

通販新聞

楽天・アマゾン・ヤフーはどう攻略する? などECトレンド予測【2017年】 | いつも.ECコンサルタントが明かす売り上げアップにつながるEC最新情報

9 years 7ヶ月 ago
Trends for 2017 concept on chalk board

みなさんこんにちは。いつも.のECコンサルタントです。2017年の日本経済全体の成長率は1~2%と予測されていますが、EC市場だけを見ればまだまだ2桁台の成長が見込めると弊社では予測しています。そんな2017年EC市場で成長するためにはどんなポイントを抑えておけば良いのでしょうか。昨年後半から弊社に寄せられたお問い合わせの傾向から予測した最新のECトレンドをご紹介しましょう。

まず重要となるのがEC事業の中心となる楽天市場・ヤフーショッピング・アマゾンといった主要モールの成長です。しかし、モールの成長と共に競争が激化することが予想されますので、「競合対策」が非常に重要になってきます。楽天市場やヤフーショッピングが提供を開始し始めた「分析ツール」を活用することは必須となってくるでしょう。当然他社も同じように分析ツールを活用してくることが予想されますので、より高度な分析を行いながらしっかりと考えうるだけの守りを固めることが必要です。さらに主要3モールが提供している「クリック課金型広告」は攻めとして有効な手段になります。積極的に投資を行うことで攻めと守りを同時に行うことが激しい競争を勝ち抜くために必要となってくるでしょう。

amazon

続いて見逃せないのが、主要モール以外にも大きな成長を見せている高成長モールの活用です。特に注目が集まるのがKDDIが事業を取得したため大幅な刷新が見込まれる旧DeNAショッピング(Wowma!)を筆頭に、「Qoo10」や「SHOPLIST」、「LOHACO」なども前年比20%以上の成長を目指したいところです。

lohaco

そして引き続き成長のテーマとなるのがオムニチャネルの推進ですが、大手を中心とした在庫統合型のオムニチャネルが現在進行系で進んでいます。2017年は店舗を持つ小売企業が競い合うようにオムニチャネル化を進め顧客の囲い込み競争が激化する見込みです。また、バックヤードの改革も合わせて重要になります。オムニ化が進めば「多チャネル展開」「実店舗連動」などで業務が圧迫されるため、利益率を維持するためにもバックヤード業務の効率化が必須となってきます。他にも越境対応を実現するためにもゼロからバックヤード業務の見直しを行う必要があるでしょう。

さらに競争が激化する背景に、高い成長率に目をつけてメーカー企業が本格的にECに参入を始めます。これまで自社サイトでECを行うケースはあったものの楽天やヤフーショッピングに自ら出店するというケースは少なかったのですが、2017年はこれまでの商習慣を乗り越えてECに積極的に乗り出すことが予想されています。メーカーが豊富な資金と粗利率の高さから、初年度から積極的に販促費用を投下して一気にシェアを伸ばすことも考えられます。また、兼ねてより注目の集まっていた越境ECも検討の段階から遂に本格的に投資を行う企業が増える見込みです。特に中国のEC市場では越境のみならず圧倒的な市場規模を誇る中国国内ECにも現地法人によってEC売上の拡大を狙う動きも活発化する見込みです。

ECトレンドjindon

いかがでしょうか、実際に寄せられたお問い合わせを元にした業界予測であるため、2017年のECにおけるキーワードとなることは間違いありません。ぜひこの一年を戦う上で参考にしてみて下さい。

株式会社いつも.

Eコマースビジネス支援に特化し、成功に必要なコンサルティング、集客、構築・制作、販売、CRM、物流、カスタマー対応までを一社完結で提供。

現在、国内最大規模となる7700社以上の企業(2016年6月時点)とサポート実績があります。約4年前から米国Eコマースの成功事例や情報を研究する専門部署(EC未来研究所)を設け、情報収集と発信を実施。そこから日本流のスマートフォン、ソーシャル、O2O、フルフィルメント、CRMなどのコンサルティングも提供している。

株式会社いつも.

モバイルファーストインデックスについてGoogleに何でも聞いてみた #inhouseseo ―― 内部リンクの評価は? 導入時期は? 分割数が異なるページネーションは? など

9 years 7ヶ月 ago

In-house SEO Meetup主催のGoogle MFI NightでのAMA with Googleセッションレポート。メインテーマはモバイル ファースト インデックス。内部リンクの評価は? 導入時期は? 分割数が異なるページネーションは? など2人のGoogle社員がMFIに関するさまざまな質問に答えてくれた。

- モバイルファーストインデックスについてGoogleに何でも聞いてみた #inhouseseo ―― 内部リンクの評価は? 導入時期は? 分割数が異なるページネーションは? など -

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Kenichi Suzuki

「Google アナリティクスの仮想ページで計測しているページでイベントトラッキングを実施した時の落とし穴」を書いた

9 years 7ヶ月 ago
有料ですが、半分弱程度まで無料で読み進められます。下記でどうぞ。
https://note.mu/ibukuro/n/n740eb56722eb

仮想ページビューの計測、イベント トラッキングという二つのトラッキングコードのカスタマイズを組み合わせた場合に、想定どおりに動作しなくて大けがをすることがあるよという話。

組み合わせで使っていない人には関係ない話だけど、もし組み合わせる予定がある方は見ておいた方が良いかもよ。

その他の有料コンテンツのリンクも含めたまとめページは下記です。よろしかったらどうぞ。
http://ibukuro.blogspot.jp/2017/01/google.html
[email protected] (hiromi ibukuro)

「枠から人へ」と言った私が言うのはなんですが・・、さらに新たな「枠」にシフトします。

9 years 7ヶ月 ago

  「枠から人へ」というワードはずいぶんいろんなところで使っていただいたようだが、DSP/RTBを象徴する概念だったのは間違いなかった。ただ、プログラマティックの進化は一方で、掲載面の質を問うことを怠ってしまった。
クッキーやIDをターゲティングする配信なので、ターゲットの出現率を高めるために掲載面は基本どんなものでも良いという感覚で掲載面網羅が進んだ。結果、とりあえず検索からビューを獲得できるならと他人のコンテンツをコピペするキュレーションメディアなどというものも誕生させた。質が悪くても1ページビューは1ページビューという「広告」の本質論からは受け入れがたい方向に行ってしまったと思う。


さて、昨年問題になったいくつかの事象は、ネット広告における「掲載面」の再評価と良質な一次コンテンツをつくるパブリッシャーがマネタイズできないと結局損するのはユーザーであることを再認識させたと思う。

「べき論」だけで言っている訳ではない。「枠から人へ」は、新たな「枠」志向にシフトする。
手売り対象だった純広枠と、プログラマティックなオンライン入札対象枠は、さらに再編と再整備が進むだろう。あらゆる掲載面に繋げたRTBだけではなく、ホワイトリスト化やオートメイテッドギャランティードや本格的なPMPもその価値を追求されるだろう。また、過度なリタゲによるブランド毀損も考慮されるだろう。

広告主も今後「質」を問う。ビューアビリティやアドフラウドの課題も検証されることになるはずだ。

新たな「枠」の概念は、プログラマティクの優位を生かしつつも掲載面の質をいかに担保し再構成するかという考え方になる。
ターゲティングは、コンテンツによるターゲティング、オーディエンスデータによるターゲティング、タイミングのターゲティング、などブランド側からその効果的な配信設計が必要になる。広告主はしっかり勉強して、セルサイドからのターゲティング提案を受けるだけではだめだ。

2020年代にはデジタル広告がテレビ広告を超えるだろう。


デジタルと従来のマス広告との構造的な違いを理解し、買う側が次世代のデジタル広告「枠」はどうあるべきかを主張しないといけないし、それにセルサイドも真摯に対応しなければならない。

モバイルの「続きを読む」ボタンにグーグルの主要メンバーが不快感、将来は検索で不利になるのか?【海外&国内SEO情報ウォッチ】

9 years 7ヶ月 ago

Web担当者Forumの連載コーナー、「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。今週は、『モバイルの「続きを読む」ボタンにグーグルの主要メンバーが不快感、将来は検索で不利になるのか?』、『グーグル、日本オリジナルのアルゴリズム更新を実施』、『titleタグとh1タグが同じだとペナルティを受けるのか?』など10記事+2記事。

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