Web担当者Forum
記事掲載オリジナルサイト:Web担当者Forum (https://webtan.impress.co.jp)
オリジナル:https://webtan.impress.co.jp/e/2009/09/25/6428
ホーム > 喜んでもらえるのが嬉しいから/まつゆう*さんのブログ論(第15回)

いしたにまさきのブロガーウォッチング

喜んでもらえるのが嬉しいから/まつゆう*さんのブログ論(第15回)

数々の「完売伝説」を持つ、まつゆう*さんに聞いた、ハッピーが広がるブログの作り方
いしたにまさき 2009/9/25 10:00 広報/ネットPR | マーケティング/広告 | 事例/インタビュー
1322 印刷用

いしたにまさきのブロガーウォッチング

いしたにまさきのブロガーウォッチング [1]

いしたに 今回のゲストは久々の女性ゲスト、まつゆう*さんです。

まつゆう* こんにちわ♪ まつゆう*です! よろしくお願いします。

いしたに このインタビューは、企業のWeb担当者向けではあるんですが、最近は化粧品会社やコスメ会社なども、Webに力を入れているところもあるので、その辺を中心に話が聞ければと思います。よろしくお願いします。

まつゆう* 了解です!

敏感肌ブロガーです

いしたに ということで、まずは自己紹介から、お願いします。

まつゆう* アートユニット"chelucy"のリーダー・まつゆう*です。

chelucyのサイトは1998年11月22日からやっています。ブログではないですが、その頃より今と同じ感じで、自分のライフスタイル、買い物日記、おしゃれについてなどを発信してきました。デジタル系の大きなお仕事としては、2000年から1年間、NHK BS1『デジタルスタジアム』で司会アシスタントを担当。その後、2001年7月9日『ヤプース! ─ メールでフォト日記!』に、アートディレクターとして参加。ブログはまだ当時日本にはなかったと思いますが、2001年7月17日よりヤプースのプロトタイプを使ってモブログのようなものをアップしはじめました。その後、ヤプース!がヤプログになり、今はヤプログのプロデューサーをしています。「プチレディブログ matsu-you's eye!!」ではコスメやファッションなどを、chelucy流の視点で紹介しています。

ブログ名「プチレディブログ matsu-you's eye!! [2]」
一言で言うとどんなブログ?ちまたの流行とはちょっと違うかもしれないコスメやファッションなどを、でも流行のいいとこをちょっと意識しつつ、chelucy独自の視点で提案するフリーペーパーのようなブログ
運営者略歴画像:まつゆう*氏 まつゆう*。15歳の時に小学館プチセブンのモデルコンテストで約4,000人の中から選ばれ、モデル活動を開始(モデル時代は、スペースクラフトに所属)。「プチセブン」で1年間モデルをつとめた後、16歳から企業スチール・CF系モデルとして活動の幅を広げる。50本以上のCF出演歴あり。その後chelucyのまつゆう**としてモデルに留まらない様々な分野での活動を開始。現在はブログサービス「ヤプログ!」のプロデューサーだが、ブロガーとしての活動も活発に行う。 2008年7月、wired.comの特集"Japan's Hottest Celebrity Bloggers"にて、"日本のセレブブロガー11名"のうちの1人として紹介 [3]される。
開始年2004年6月(前身のモブログは2001年)
1日のアクセス数非公開
Google PageRank6
訪問者の来訪元RSS経由よりも「お気に入り登録」からの直接アクセスが多い
プチレディブログ matsu-you's eye!! [2]
「プチレディブログ matsu-you's eye!! [2]」

いしたに 最近は雑誌とかからの取材依頼も多いんだって?

まつゆう* 自分でその道を選んだわけではないんだけど、最近は「美肌ブロガー」ってことになっちゃっていて、スキンケア系、美肌系の取材依頼が多いんです。あとは、「コスメ座談会に出席して」というご依頼とか。でも実際は、「美肌ブロガー」じゃなくて「敏感肌ブロガー」なんです(笑)

いしたに あはは。

まつゆう* 皮膚が薄くて、敏感肌なので調子がいい時はめちゃくちゃ肌がきれいに見える。だけど、荒れるとボロボロなので色々と研究するし、お試しもかかさない。肌に合っていて、自分に合うスキンケアブランド『MASSHU(マッシュー)』を見つけちゃったので、バンバン色んなコスメを試せるんですよ!「荒れても、マッシューがあるから大丈夫」みたいな(笑)

いしたに なるほどねえ。

まつゆう* 雑誌にも「敏感肌の私でも大丈夫でした!」って書かれました(笑)

モデルからブロガーへ
平子理沙さんと並んで雑誌に掲載されました!
まつゆう*がいい化粧品を伝えたがる理由とは?
全部フリーペーパーの代わり、っていう気分で書いてる
記事から「完売」→「雑誌掲載」→「デザインの依頼」!

モデルからブロガーへ

いしたに まつゆう*は、もともとは今よりも芸能系の仕事してたでしょ? そういう人が自分でブログを書いたり、ブログのプロデュースをしているというのが、すごく面白いと思うんですが、なんかきっかけとかはありました?

まつゆう* そうですね。15歳から24歳くらいまでは広告系のモデルをしていました。デビューは「プチセブン」っていう雑誌です。

いしたに おー!、王道ですね。

まつゆう* 一応4,000人の中から10名に選ばれまして、モデルデビューしました。応募の理由も王道で、友達の付き添いで応募したら受かっちゃったってやつです(笑)

いしたに だはは(笑)。でも、10年やったわけでしょ。そこからネットに移って行っていうのは、単純に面白そうだった?

まつゆう* お仕事は大好きだったんですが、ディレクターさん、メイクさん、スタイリストさんなどなど、クリエイティブな大人に囲まれて、周りに作られるより、自分で作る方に興味が湧いたんです。あとは、自己主張がしたかった。

いしたに なるほど。

まつゆう* 当時は、広末涼子さんが全盛期で、わたしもショートで黒髪、元気だけど清潔感のあるイメージが売りだったんです。時代にマッチしたからでしょうが、オーディションなしでお仕事も頂きました。モデルってオーディションなしってあんまりないんですよ。ホントにたくさんの体験をしました!

いしたに いい時代だ。

まつゆう* でも、ホントの自分は全然違っていて、古着も好きだし、ロングヘアにしたいし、金髪にしたい。モデル時代は全部禁止されていて、もっと自分のイメージに合ったものを作りたい!っていう欲求が高まったんです。

いしたに その媒体としてネットが最適だった?

まつゆう* chelucyは2人組なんですが、もう一人、よしけいって子がいて、その子は、天才レベルに絵がうまいんです。でも、お話を作ったりできない、「まつゆう*原作、よしけい画」で、某有名少女漫画雑誌から「モデルの日常をエッセイ漫画で連載しないか?」というお話をいただきました。それで着手したんですが、よしけいは「最後のカットに必要な電車の絵が描けない!」といって、放棄してしまう。もちろん、連載はダメになりました。

いしたに 惜しい!

まつゆう* そのとき、商業ベースはこの人には合わないな。と思って、フリーペーパーの創刊を思いついたんです。でも、コストはかかる、配れても全国には無理。

いしたに いろいろやってるなあ、まつゆう*。

まつゆう* どうしたら、人に見てもらえるのか…って悩んでいたら。たまたまお仕事で出会ったメイクさんに「ホームページを作ってみたら?」と言われて、その日の仕事帰りに、すぐパソコンを買いに行きました。それがパソコンを始めるきっかけです。

いしたに やってみて、そこからブログに変わっていって、どういう変化があった?

まつゆう* 買ってきたけど、結局パソコンの電源の切り方も知らなくて(笑)、でも、初めてのホームページは3日徹夜で完成しました。そもそも、ブログになる前にヤプース!(モブログ)をずっとやっていたので、特に変わった感じはしないですね。

いしたに なるほど。

まつゆう* 短いキャッチコピーみたいな日記が好きだったので、最初に「ブログをやれ」と言われたときに「やりたくない」と断ったんですよ(笑)

いしたに わはは。

まつゆう* モブログは2001年からやってて、その延長線上にブログがあるので、ブログをやって変化があったって記憶はないかも。

平子理沙さんと並んで雑誌に掲載されました!
まつゆう*がいい化粧品を伝えたがる理由とは?
全部フリーペーパーの代わり、っていう気分で書いてる
記事から「完売」→「雑誌掲載」→「デザインの依頼」!

平子理沙さんと並んで雑誌に掲載されました!

いしたに もう8年か。すごいな。客層の変化はあったでしょう?

まつゆう* chelucyのWebサイトがメインの頃から、SEO対策はバッチリだったので、特に客層の変化は感じないのですが、もちろん新規の読者は増えたと思います。びっくりするんですが、ブログ以前からの読者さんが「今でもずっと読んでます」というのが結構多いです。あと、雑誌社、メーカー、代理店からの閲覧が多いかな。

いしたに 固定ファンとメディアとメーカーが見ているって、ある種の理想だなあ。

まつゆう* 面白い話があるんです。某雑誌に、私が書いたレビューが若干修正された程度で使われてることがありました。好きな雑誌だったので、立ち読みしてたら、「あれ? これってどっかで読んだことある……」って自分の文章じゃん!!!(笑)これが5年くらい前の話ですね。

いしたに でも、最近そこまで直接じゃなくてもネットを情報源にしている雑誌とかってのは増えている気はするね。

まつゆう* そうですね! 以前は許可なしがまかり通ってたけど、最近はちゃんと連絡来る方が多いです。この間、美容雑誌『bea's UP』で「特集 おしゃれモデルたちの『美ブログ』集」というのがあって、掲載してもらいました、これはブログ発でヒットしたコスメを紹介するって企画だったんですが、どうやら、私の書いた記事で問い合わせがメーカーに殺到して、売り切れになる店舗も出たそうです。

bea's UP+ [4]
「bea's UP+ [4]」

いしたに それはメーカーの人から連絡があったの?

まつゆう* 雑誌社から連絡がありました。「掲載したいので、ヘッダの画像とブログの写真を使わせてほしい。この商品を乗せます。ブログの紹介します」って感じでトントンと進んで、発売されたら、平子理沙さん、モデルの美香さん、ビューティスタイリストの仁香さん+まつゆう*という、普通じゃ考えられないような並びになってました! ブログに有名人、一般人は関係がないんだなって。ホント、ビックリしました!

いしたに なるほど。

まつゆう* 雑誌に掲載されるということになって、今後発売予定の商品のケースデザインを依頼されたんです!思わぬ展開にびっくり! 嬉しかったので、この特集が掲載された号で発表しました!これは、ブログのすごさを感じましたねー。

いしたに それはスゴイ! ということは、少なくとも女性誌ではブログは認知されているんですね。

まつゆう* 女性誌全部では、認知されてはいないと思います。系統が一緒のところとか、あとは口コミを大切にしてる雑誌とか、なんとなくだけど、ブロガーと雑誌って壁があるような気がして。

いしたに わかります。

まつゆう* 芸能人とか読者モデルさんのブログは紹介されまくりだけど、私みたいなブロガーはあまり相手にされていないような(笑)。なので『bea's UP』さんの記事は本当に嬉しくて!

いしたに たしかに一昔前を考えるとあり得ない展開ですね。

まつゆう* 1回載せていただいて、評判がいいと結構お声がかかるので、今では楽しくアンケートに答えていますよ! 平子理沙さんと同じ枠に、一般ブロガーが入ってること自体がブロガー業界的にすごいことじゃないですか!

いしたに いろいろと境界や敷居が取っ払われていくのはいいことです。

まつゆう* 5年かかってこんな感じなので、5年後にもっとブロガーが色んなとこで活躍できてたらいいなぁ。って思ったりして。

いしたに そこはもうホントにコンテンツの積み上げだよね。

まつゆう* そうですね! よく「ブログのレビュー見て、商品を購入しました!」って読者さんがいるので、レビューだけは信頼できるものを書いています。

いしたに ブロガーに対する信頼なんて、そこにしかないものなあ。

まつゆう*がいい化粧品を伝えたがる理由とは?
全部フリーペーパーの代わり、っていう気分で書いてる
記事から「完売」→「雑誌掲載」→「デザインの依頼」!

まつゆう*がいい化粧品を伝えたがる理由とは?

いしたに ということで、過去の数多いエントリーの中からベスト3を選んでもらいました。最初は「トラブル肌の駆け込み寺"MASSHU(マッシュー)" [5]」。まずはこれはコスメというか、女性にとっては大事なスキンケアの記事ですね。

MASSHU [6]
「MASSHU [6]」

まつゆう* 私のブログって、他のブロガーさんみたくしっかりした感じじゃないんですが、これは、ほんとに1年間使ってみて書いたレビューです。しかも、すっぴん公開!してます。

いしたに 「シワも、ほくろも、そばかすも、毛穴もPhotoshopで消してません。」(笑)

まつゆう* これを見た人がたくさんMASSHUさんに行ってくれたようで、MASSHUさんに届いた、お手紙やFAXを読ませてもらって、感激の声に嬉しくなりました。

いしたに これはいつもまつゆう*のブログ読んでいる人なら行くだろうなあ。

まつゆう* 秋田から来た方もいたみたいですよ。

いしたに いい話だ!

まつゆう* 書いてから1年弱くらいですが、いまだに色々な方が見えるみたいです。

いしたに 人にとって大事な記事って平気で1年以上見られますね。

まつゆう* 自分で使っててもホントにいいものだという実感があるので、嘘っぽくならないように、ホントのことだけをしっかり書かせてもらっています。だから異常に長いエントリになっちゃっている。そういえば、MASSHUのおばさんに、「まつゆう*ちゃんは、どうして人にこうやって伝えたがるの?」と聞かれたことがあるんです。

いしたに あ、いい質問。

まつゆう* おばさん曰く、「女の人は自分だけがきれいになりたくて、いい化粧品を独り占めしたがる人が多い」んだって。だから、「なにもしてません。」って人が多いらしい。でも私は、なんか隠してるのって性に合わないんですよ。情報発信したい欲求が強いのか、「自分が使って良かったものを人に伝えたい!」そして、使ってみた人たちが喜んでくれて、「きれいになったよ!!!!」って声を聞くのが嬉しいからブログ書いてるんだと思うんですよね。

いしたに 基本はそこだよね。

まつゆう* 自分だけじゃなく、周りの人もみんながハッピーになった方がいい。

いしたに だから、メーカーでもユーザー主体で考えているところは情報を出し惜しみしないものなあ。ということで、次。

全部フリーペーパーの代わり、っていう気分で書いてる

いしたに 次は記事ではなくカテゴリーですね。「まつゆう**私服&衣装クリップ☆ / my clothes [7]」。

まつゆう* 人気カテゴリです。ブログを開始した当初から、ものすごいゆるくやっています。

いしたに こういうのこそ、実は参考になるよね。

まつゆう* そうみたいですね、つい最近だと、まつゆう*が持ってるかごバッグ、通称「まつゆう*かご」が大ヒットで、完売、入荷待ちになってたみたいです。そのかごはブログにずっと載せていたんだけど、たまたま商店街の小さなお店で買ったもので、メーカーもわからなくて、「どこで買えますか?」っていう質問にも答えられなくて、ちょっと困ったなぁ、と思っていたんですよ、そしたら、ある日知り合った雑貨屋さんから「同じものを見つけたら仕入れてもいいですか?」と聞かれて、私も紹介する場所がなくて困っているので、「見つけたら紹介しますので、探してください」ってお願いしました。そしたら、3ヶ月後くらいに見つかって。

いしたに なるほどね。

まつゆう* ショップに置かれることになり、ブログに載せたらすぐ完売。「同じものを持ちたい」って思ってくれる人がいるのはとても嬉しいことです。

いしたに なにその完売伝説(笑)

まつゆう* 地方から買いに来る人や、同じかごを3個買った人もいるんだって! こういうのはアフィリエイトではないので、何も私は得するわけではないんだけど、みんなが喜んでくれたってのがやっぱり嬉しい。あと、面白いのはこの私服クリップに掲載してるお洋服の組み合わせ、全部まねっこしてくれてる子に会ったことがあります。

いしたに 普通にやっていることでも、シェアすることで展開があるってことですね。

まつゆう* 今ではブログの書き方として、第三者へ向けて発信するのが当たり前になっていますが、私のWebサイト&ブログは、昔にchelucyのWebサイトやってるときからずっと「magazine style HP」というテーマを意識して、発信する書き方で書き続けてきました。そもそも、chelucyのwebサイト、モブログ、ブログは、全部フリーペーパーの代わり、っていう気分で書いてるんです。だから、波は小さくとも小さなところで普及してプチブームが出来ていることは本当に感激する出来事なんですよね。

いしたに まつゆう*のすごさはそこだな、やり続けている。

記事から「完売」→「雑誌掲載」→「デザインの依頼」!

記事から「完売」→「雑誌掲載」→「デザインの依頼」!

いしたに 最後は「チョコムースみたいなUV化粧下地"カロン・メイクラボベースホイップUV" [8]」。これもコスメの話ですね。

まつゆう* 最近はコスメ関連が増えてます。これがさっき話した、『bea's UP』に掲載されて完売したっていうコスメです。このエントリ [8]を書いて、問い合わせが殺到して、完売店が出て、雑誌に掲載されることに!そしてデザインの依頼が来て、雑誌で発表☆というすごい展開があったので、これを選ばせてもらいました! そもそもは、友達からの頂き物なのですが、面白いし、ものも良かったので、動画付きでアップしたら、好評だったみたいです。来春くらいにはまつゆう*デザインのものが発売されてるといいなぁ。

いしたに ブログ書いてて、デザインの依頼がくるってのはなんか夢のような話です。まつゆう*はもちろんすごいけど、ブロガーに依頼するメーカーもすごいな。

まつゆう* 私的には、ほんとは読者さん絡めてコスメのデザインとかさせてもらえると嬉しいなって思ってるんですよね。実は、ブログから発展したコスメデザインは今回で3メーカー目なんです。過去の実績が2社あったので、それもあってかスムーズに決まりました。2005年の夏に、【Dicton×chelucy】コラボパッケージ [9]というのを発売してるんです。

いしたに おお。

ディクトン×chelucyコラボパッケージ
「ディクトン×chelucyコラボパッケージ」

まつゆう* メーカーの担当さんと2人で、勝手にデザイン作っちゃって、社長に持っていってみたんですよ。そしたら、20本サンプルをくれて、それに手ばりでシールを貼り付けて、お手製のDictonを作ったんです。それをブログに掲載してみたら、読者の反響が良くて、使いたいって意見もいただいて、プレゼント [10]してみることにしたんです。そしたら、すごいたくさんの応募があったんですよ。結局、それは大盛況となりまして、商品化 [11]されました。そのときには、プレゼントが当たった人みんなにレビュー [12]を書いてもらったんです。ユーザーの意見を反映しつつ作ったコスメです。結局は、当時のソニープラザ、ドンキホーテ、マツモトキヨシ、アインズトルベ、などで販売されて、パケ買いする人もいたそうです!

いしたに また完売伝説(笑)

まつゆう* なので、今後もこういうブロガーの意見を取り入れつつやるプロジェクトがやりたい。1人で作ってると独りよがりになっちゃうし、自分で携わったものへの愛着はみんな強いはずだし。

いしたに その製品は他人事じゃないよね。その場合、ブログと読者という形で関係が出来ているところにメーカーが協力するってのはいい形だと思いますね。

まつゆう* その商品の開発に関わったということで、携わった人みんながその商品が子供の様な気分になる。それってステキなことですよね♪

いしたに いいことです。

まつゆう* コスメだけに限らず、みんなで何かを作ろう!って企画をまたブログでやれたらいいなぁーってのはずっとあります。

いしたに ということで、まつゆう*がメーカーさんをお待ちしてますので、メーカーのみなさんご連絡どうぞ! 連絡先はコチラ [13]で。

まつゆう* あはは。よろしくお願いします!

まとめ

まつゆう*のすごいのは、まずはやり続けているところ。そしてブログの読者に伝えること、つながることを、心から楽しんでいるところです。

ブログだから読者とつながりを作ってクチコミ、あるいは共同開発という発想では、ここまではできないし、やったとしても、これほどまでの結果は伴わないはずです。まつゆう*の場合、読者とのリレーションシップや、メーカーとブロガーの共同開発というのが、題目だけでなく、「本当にいいモノを作りたい! 伝えたい!」という気持ちが中心にあるから、読者も喜ぶし、完売伝説が続出するんだと思います。

「波は小さくとも小さなところで普及してプチブームが出来ていることは本当に感激する」というのは、ブロガーの醍醐味です。それがあるから続けようという気持ちになる。

今回、ここまでまつゆう*の話を聞いてきて思ったのは、単に「ブロガーが情報発信源」とか「ブログはクチコミの媒体」いうことじゃなくて、「ブロガーを一緒に製品を作るパートナーとして考える」、そういうのがもっと増えていいのではないか、ということです。確かにコスメというのは@cosme(アットコスメ) [14]などの成功事例もあり、やりやすいというところはあるのかもしれませんが、まだまだ他にも応用できる分野はたくさんあります。

自分がかかわったものには思い入れがあるし、当然自然と紹介に熱も入ります。「作る」「使う」「人に薦める」がいいスパイラルに入る。どこが始まりとか目的ということもなく、その中心にブロガーがいて、そのスパイラルが回り続けるというカタチが、ブログマーケティングの理想型なのかもしれません。これからもまつゆう*から目が離せません!

  • Web動画はいきなりクライマックスでいい/ジェット☆ダイスケさんのブログ論(第14回) [15]
  • 「らしさ」を打ち出すネタセレクトのコツ/広告会議さんのブログ論(第16回) [16]
1 [17]3 [18]22 [19]

元のURL: https://webtan.impress.co.jp/e/2009/09/25/6428

リンク
[1] https://webtan.impress.co.jp/l/2141
[2] http://yaplog.jp/matsu-you/
[3] http://mitaimon.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/gallery_japans_.html
[4] http://beasup.com/
[5] http://yaplog.jp/matsu-you/archive/2689
[6] http://www.masshu.co.jp/
[7] http://yaplog.jp/matsu-you/category_25/
[8] http://yaplog.jp/matsu-you/archive/3109
[9] http://yaplog.jp/matsu-you/archive/653
[10] http://yaplog.jp/matsu-you/archive/290
[11] http://yaplog.jp/matsu-you/archive/666
[12] http://yaplog.jp/matsu-you/archive/346
[13] http://yaplog.jp/matsu-you/archive/1126
[14] http://www.cosme.net/
[15] https://webtan.impress.co.jp/e/2009/07/16/6023
[16] https://webtan.impress.co.jp/e/2009/12/14/6922
[17] http://realtime.search.yahoo.co.jp/search?p=https%3A%2F%2Fwebtan.impress.co.jp%2Fe%2F2009%2F09%2F25%2F6428&ei=UTF-8&sv=3
[18] https://twitter.com/search?q=https%3A%2F%2Fwebtan.impress.co.jp%2Fe%2F2009%2F09%2F25%2F6428
[19] http://b.hatena.ne.jp/entry/https%3A%2F%2Fwebtan.impress.co.jp%2Fe%2F2009%2F09%2F25%2F6428