ひとりSEO担当者の疑問に答えます

製品カテゴリページに設置した関連情報へのリンクは残すべき? 削除すべきです

SEO担当者の質問に、SEOのエキスパートである住 太陽さんが実践的で有効な解決法を答えます。今回の質問は「製品カテゴリページに設置した関連情報へのリンクは残すべき?」です。

ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。

今回の質問は「アクセスのある製品カテゴリページに設置してある関連情報へのリンクは削減してもいい?」です。この回答は「削減ではなく、すべて削除しましょう」です。

「アクセスのある製品カテゴリページに設置してある関連情報へのリンクは削減してもいい?」に対する回答は、「削減ではなく、すべて削除しましょう」です

製品カテゴリページに製品以外のページへのリンクは不要

今回の質問を寄せてくださった「ぐにぐに」さんの会社では、ある程度のアクセス数のある製品カテゴリページに、サービス情報や関連するコラムなど関連情報のリンクを表示していて、その表示数を減らすことを検討されているそうです。「ぐにぐに」さんは、できれば減らしたくないようです。

回答ですが、結論から言いますと、関連情報のリンクは削減ではなく、まるごと削除したほうがよいでしょう。製品カテゴリページに期待される役割はあくまでも個々の製品紹介ページへのリンクですから、それ以外のリンクを設置するのはユーザーや検索エンジンを混乱させてしまいます。

ページごとの役割を明確に

「ぐにぐに」さんのお話では、製品カテゴリページにはかなりのアクセスがあるそうです。製品カテゴリページはサイト内でも特に重要なページのひとつですから、そこへの誘導がうまくいっているのは良いことです。

製品カテゴリページにアクセスするユーザーは当然、個々の製品紹介ページに進むつもりでいることでしょう。それを、製品紹介ページ以外へのリンクを設置して阻害してしまうのは、ユーザビリティの観点から好ましくありません。

ユーザーにとって好ましくないことは多くの場合、SEOの観点からも好ましくありません。今回のケースもそうで、個々の製品紹介ページに配分されるはずのリンクジュースが他のページに流れてしまうのは得策とはいえません。可能であれば、関連情報へのリンクは削除してしまいましょう。

まとめ

ページ内の余計なものを削除することはSEOの基本のひとつです。複雑なナビゲーションメニューや定型文などをできるだけ廃し、そのページに期待される固有の情報を中心にページを設計していくことで、検索エンジンにページの内容や役割を正しく認識させることができます。

今回の相談でも、もし関連情報へのリンクが「なくても機能上の問題はない」ものなら、いっそすべて削除してしまったほうが良い結果につながるでしょう。

P.S.
本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。判断に迷うこと、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せくださいね。ただ、いただいた質問のすべてを記事で取り上げるわけではなく、個別の質問にメールで返信をすることはありませんので、あらかじめご了承ください。

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