忙しいひとり社長でも可能な「SEOアクション」は?
ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「忙しいひとり社長でも可能な”SEOアクション”は?」です。この回答は「事例を充実させましょう」です。

「事例を充実させましょう」です
ひとり社長の次の一手は?
今回の質問は「日中は現場で忙しいひとり社長でも可能な”SEOアクション”は?」というものです。Webサイトには料金や問い合わせフォーム、会社情報など基本的なことは備わっていて、Googleビジネスプロフィールにも良い口コミが集まっているという状況ですが、次の一手に困っているそうです。今回の質問は、ペンネーム「赤ちゃんマン」さんが寄せてくださいました。いつもありがとうございます。
いただいたメールでは、赤ちゃんマンさんは「ひとり社長で、ドア修理の会社を運営しています」とのことだったのですが、「ドア修理の会社」というのがまったくピンとこず、軽くググってみてもどういう業態かわからなかったので、的外れな回答になってしまったらすみません。
ただ、日中は現場で忙しく、Webの作業をしてくれる従業員もいないという状況はよくわかりますので、その前提で進めます。その状況ですと、一般論でよく言われるようなコンテンツ施策やSNS施策は難しいと思います。お役立ちコンテンツを作ることやSNS対応は、意外と時間がかかります。そこでおすすめしたいのは「事例の充実」です。
ポイントを絞った簡易な事例ページを作る
事例ページも、理想をいえばキリがないです。お忙しいでしょうから簡易な事例ページで済ませることを考えましょう。長大なレポートをしっかり作りこまなくても、ポイントをおさえた事例ページを作れば、きちんと検索でヒットします。おさえておきたいポイントは次の通りです。
- 現場はどこか?
- お客様の立場で、困っていたこと、不便に感じていたこと、改善したかったことは何か?
- それを解決する方法はどんなもので、なぜその方法を選択したか?
- 結果としてお客様はどんなふうに満足されたか?
- 修理前と修理後の写真の掲載(特に修理前の不具合箇所がわかりやすいもの)
現場の場所については、Googleに営業エリアを知らせる意図がありますので「○○市○○町」のようなよくある情報のほかに、現場の近隣の目印になる場所を含めましょう。たとえば「○○小学校に近い○○町の現場です」とか「○○市役所が見える現場です」とか「○○公園で、子供が遊ぶ声がよく聞こえます」のような形で、近隣の施設名(場所に紐付くエンティティ名)を記述しておきます。
あとの項目は、困っているお客様が検索しそうな語句を自然に含ませるためのものです。お客様が困っていたこと、その解決法とそれを選んだ理由、結果、といったことを簡単に書いておけば、それらを探しているお客様に届く可能性はグッと上がります。
なお、上記の各項目をすべて含み、それぞれの事例ごとにユニークな文章を書くのは、簡単に見えてわりと大変です。手間をできるだけ減らすために、箇条書きまたは表を使って簡易に表現するといいでしょう。定型のパターンを作っておき、穴埋め式で簡単に更新できるようにしておけば、手間を最小限にできます。
まとめ
できるだけ手間がかからない形でも、ポイントをおさえた事例ページを作っていけば、効果は得られます。たとえば「ドア [困りごと] ○○市」のような検索でヒットしたページに、困りごとが解決してお客様が満足した例があれば、問い合わせにつながりやすくなるでしょう。一日にほんの数分だけの作業でも、結果はついてきますよ。
P.S.
本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。
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