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【SEOクイズ】「h1タグは1つだけ」をグーグルは推奨している: ⭕? ❌?【SEO情報まとめ】

SEOクイズの時間です。「h1タグは1ページに1つだけ」をグーグルは推奨しているでしょうか? グーグルは検索評価でh1タグをどう扱う? あなたの知識をチェック!

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SEOクイズの時間です。「h1タグは1ページに1つだけ」をグーグルは推奨しているでしょうか? グーグルは検索評価でh1タグをどう扱う? あなたの知識をチェック!

ほかにも今回は「SEOのテクニック」的なことに関する情報が多めだ。

「コンテンツはファーストビュー内に置くべきか」
「画像を入れるとSEOに影響するか」
「インデックスされて消えてが繰り返す原因は?」
「パンくずリストを設置するメリットは?」
などなど、あなたのSEO力をアップする情報を、今週もお届けする。

  • ファーストビュー内にコンテンツを置けば検索順位はアップする?
  • 画像を設置してもランキングは上がらない、しかしクリック率は……
  • インデックスされたり消えたりを繰り返す、なぜ?
  • Search Consoleパフォーマンスレポートは100%正確ではない!?
  • パンくずリストの2つの利点
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  • 検索ユーザーの99%がスパムから開放! 2020年のウェブスパム対策の状況
  • 絵文字がファビコンに使える!?😄🍣✈️
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  • コア アップデートがないのにランキング変動が発生するのはなぜか?
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今週のピックアップ

【SEOクイズ】「h1タグは1つだけ」をグーグルは推奨している: ⭕? ❌?
YESと回答した人が半分以上(汗 (Cyrus Shepard on Twitter) 海外情報

いきなりだが質問したい。

  • 「SEOのためにh1タグを1ページに1つだけ使うことをグーグルは推奨している。」

    → これは⭕と❌のどちらだろうか?

SEOコンサルタントのサイラス・シェパード氏がこの質問をツイッターで投稿したところ、投票の結果は次のようなものだった(回答者は1852人):

  • ⭕と回答した人: 57.1%
  • ❌と回答した人: 42.9%

h1は1つだけにしたほうがいいと考えている人が過半数というこの結果に、筆者は驚いた。というのも、実際のところは次のようなものだからだ:

h1のSEO的な正しい理解
  • h1は必ずしも1ページに1つである必要はない
  • 少なくとも、グーグルは1つを推奨したことはない
  • 複数のh1を使ってもまったく問題ない。適切だと考えるなら、2つでも3つでも利用できる。
  • 逆にページ内にh1が1つもなくても評価が下がることはない。

複数のh1を使えることはこのコーナーでも何回か取り上げている。

クイズを出したシェパード氏は、h1を複数設定してもSEOで不利にはならないことを検証実験で確かめたこともあるくらいだ。

ちなみに、h1・h2・h3……の順番が入れ替わっていても評価が下がることもない。あるいは、h1もh2もないのに、h3が突然現れたとしてもこれもマイナスにはならない(もっとも、どちらもセマンティック的には推奨されないが)。

hタグの使い方として心得ておくべきことは、SEOにプラスかマイナスかではなく、見出しとしての働き(つまりHTMLが本来もつセマンティックの役割)をきちんと果たすようにすることだ。適切に使えば、検索エンジンがページのコンテンツを理解する手助けにもなるし、スクリーンリーダーが見出しとして適切に処理できアクセシビリティの観点からも好ましい。

もっと本音を言えば、「SEO(上位表示)を目的にh1タグをいじくり回すことに、時間を費やす価値があるかどうか疑問だ」といったところか。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

グーグル検索SEO情報

ファーストビュー内にコンテンツを置けば検索順位はアップするのか?
単純に上に置けばいいというものではなさそう (Google SEO office-hours) 海外情報

コンテンツは、ファーストビュー内に配置するほうがグーグルの評価が高くなるのだろうか?

筆者補足: 「ファーストビュー」はページに訪問したときに、スクロールしなくても見えるエリアのこと。英語では一般的に、"Above the fold"と表現する

英語版オフィスアワーで次のような質問が出た。

競合サイトが、ファーストビューより下のほうに置いていたコンテンツと内部リンクを、ファーストビュー内に移動した。すると、検索順位が大きく上昇した。

「最初は見えないところに配置したコンテンツ」と「ファーストビュー内に配置したコンテンツ」で、グーグルの評価は変わるものなのか?

ジョン・ミューラー氏の回答を、わかりやすく補足しながら説明すると、次のようなものだ:

グーグルのアルゴリズムで「ファーストビュー内かどうかで評価を大きく変える」というものがあるとは思わない。

大事なのは、見たいと思うコンテンツがファーストビューにあるかどうかだ。言い換えると、「ユーザーがそのページを訪問する際にもっている事前期待をファーストビューで受け止めているか」だ。

たとえば、ホテルのサイトを例に考えてみよう。

ホテルの宿泊プランの詳細を知りたいユーザーがページを訪れたとする。その場合、ページのファーストビューには大きなホテルの写真があって、宿泊プランの詳細情報を見るにはスクロールしなければいけなかったとしたら、良くないだろう。

でも、同じファーストビューに大きな写真がある場合でも、ホテルサイトのトップページで、ホテルに関する簡単な説明が添えられていたらどうだろうか。それは問題ないだろう。

単純に「コンテンツはファーストビュー内に置くべき」というものではないが、コンテンツをファーストビューで見えるようにしておくべき場合はあるだろう。

ややはっきりしないが、検索ニーズがどのようなものなのかにもよるのだろう。いずれにせよ、次のようなコンテンツはファーストビューに置いておくほうがよさそうだ:

  • そのページのメインとなるコンテンツ
  • 検索意図に応えるコンテンツ

そもそも、SEOの観点から離れてユーザー体験(UX)の視点から考えると、特にユーザーが求めている情報はすぐに目につくところに配置しておくほうが良いだろう。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

画像を設置してもランキングは上がらない、しかしクリック率は上がるかも
画像は間接的にトラフィックを増やす可能性あり (John Mueller on Twitter) 海外情報

ブログ記事に画像を追加したら、ランキングに良い影響を与えますか? それとも悪い影響を与えますか?

ツイッターで質問を受けたグーグルのジョン・ミューラー氏が、次のように反応した:

画像を追加したからといって自動的に影響が出ることはない。

ミューラー氏の回答は、SEOに携わる人ならば予測できたものだろう。「画像があるかないか」だけで単純に検索評価が上がったり下がったりはしない(画像検索は別として)。

ポイントは、ミューラー氏の選んだ「自動的に影響が出ることはない」という部分にある。つまり、影響がないのは、グーグルがページのコンテンツを分析して評価する処理に関してだけ言いっているということだ。

その意図をふまえてか、次のようにフォローアップしたユーザーがいた:

ジョン・ミューラーが言うことはもっともなことだ。

だが、サイトに画像を追加すれば訪問者にもっと訴求でき、それはサイト所有者にとっては最終的な目的になる。

この意見にミューラー氏は賛同を示している:

まったくそのとおりだ。

(ページ訪問者への訴求だけでなく)Discoverのような場所にページが表示されたなら、プレビュー画像は、ページがどのくらい魅力的に見えるかやコンテンツへのクリック率に大きな役割を果たす(大きなプレビュー画像も考慮したほうがいい)。

ランキング要因ではないが、トラフィックには影響する。

ページに画像を掲載しているかどうかは、ランキングに直接影響しなくても、次のようなユーザーエンゲージメントには影響する:

  • ページ訪問者の行動
  • Discoverなどでのクリック

コンテンツに関連し、ユーザーの関心を引きつける画像であれば、効果的に設置すべきだ。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

インデックスされたり消えたりを繰り返すのはなぜ?
考えられる理由は2つ (John Mueller on Twitter) 海外情報

グーグルのジョン・ミューラー氏にツイッターのフォロワーが次のように質問した。

管理サイトのページが、

  • インデックスに登録される
  • インデックスから消える

を繰り返しています。インデックス登録をリクエストしても、数日で消えてしまいます。なにが原因でしょうか?

ミューラー氏は、考えられる主な理由として次の2つを示した:

  • インデックスされているが、すべてのデータセンターにデータが行き渡っていない ―― この場合、検索するたびに結果が異なることがある。頻繁にあることではないが、実際にありうる。問題があることの兆候ではない。

  • そのページの価値をグーグルが確信できていない ―― この場合はサイトのページ数をもっと少なくして、大事なページの価値を高めるほうがいいかもしれない。

インデックスの登録・削除を繰り返す場合、その原因は2つ目の理由にあることが多いように思う。

グーグルは、いったんインデックスしたページであっても質が低いとインデックスから消すことがある。検索結果に出ないようなページをインデックスに保存しておくのはディスクスペースの浪費につながるからだ(興味がある人は筆者の個人ブログの記事を参照してほしい)。

品質が問題でインデックスから消えてしまう場合の対処は1つしかない。品質を高めることだ。

1つ目の理由のほうを補足しておくと、「データセンター」とはグーグルがサーバーを設置している施設だ。現在、世界各地に23か所のデータセンターをグーグルは運用している。1つのデータセンターには数百万台のサーバーが稼働していると言われる(すべてのサーバーが検索用ではない)。

データセンター間のデータの同期が完了していないと、検索ユーザーが接続したデータセンターによって検索結果が異なることがある。コア アップデートの展開完了までに1~2週間ほどかかるのは、データセンター間の複製にそのくらいの時間がかかるからだ。

影響範囲が大きいアップデートや新規公開のページはデータセンターの同期が理由で結果が異なってくることがありうる。とはいえ、ミューラー氏が言うようにそれほど頻繁ではないだろう。またサイト側の問題ではないので、同期処理が完了するのを待つほかない。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

Search Consoleパフォーマンスレポートは100%正確ではない!? その理由と対策
さまざまな理由でデータが削除される (株式会社JADE) 国内情報

Search Consoleの検索パフォーマンスレポートは、検索結果からのトラフィックを分析するうえで非常に有用なツールだ。しかし、100%完全なデータを提供しているわけではない。通常の利用であればさほど問題にはならないだろうが、データを詳細に分析している人にとっては無視できない欠損が生じることがある。

検索パフォーマンスレポートのヘルプページは一部のデータを除外していることについて言及している。だが、これ以外にもデータが完全には表示されない仕様があるようだ。JADEの村山氏が細部にわたって検証している。

次のようなことが理由でデータが不完全になるそうだ。

  • プライバシー保護のための検索キーワードデータの欠損
  • Search Console のUI上での1,000URLを上限とした表示制限
  • データポータルを利用した場合、1日あたり5,000URL以上のデータは表示されない切り捨て
  • データポータルを利用した場合、1日あたり5,000キーワード以上のデータは表示されない切り捨て
  • データポータルを利用した場合、ページURLとキーワードの組み合わせ種類数50,000以上のデータは表示されない切り捨て

初めにも触れたように、検索パフォーマンスレポートのデータが欠損していたとしても一般的な利用であれば気にかける必要はないだろう。

一方で、特に検索トラフィックが多い大規模サイトで、検索パフォーマンスレポートを細かく分析し、成果の把握やサイトの改善に活用しているのであれば、村山氏の調査結果をしっかり読んでおくといい。ある程度の解決策も提示してくれている。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
用語集
Discover / HTML / SEO / アクセシビリティ / インデックス / クリック率 / クロール / ナビゲーション / ファーストビュー / フィード / リンク / 検索エンジン / 構造化データ / 訪問 / 訪問者

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