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クロールバジェット最適化について知っておくべき、たった1つのこと【SEO記事12本まとめ】

あなたは「クロールバジェット」と「クローラビリティ」の違いを理解できているか?

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あなたは「クロールバジェット」と「クローラビリティ」の違いを理解できているか? あなたのサイトに必要なのはどちらなのか? ジョン・ミューラー氏の発言から考える。

ほかにも、タグマネージャと構造化データ、素材集の写真と検索ランキング、WordPressをモバイルフレンドリーにするためになどのSEO関連情報や、AMPの最新情報、DMCA問題などなど、あなたの仕事に役立つ情報をまとめてお届けする。

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クロールバジェット最適化について知っておくべき、たった1つのこと
クローラビリティの最適化なら大切 (John Mueller on Twitter) 海外情報

SEO担当者のなかには、「クロールバジェット」を気にしている人もいるだろう。クロールバジェットとは、グーグルがサイト内のページを日々どれぐらいクロールできるかに関するSEO用語だ。

Googlebotが効率的にクロールできるようにして、新しいコンテンツや更新したページを最速で漏れなくインデックスしてもらうための「クロールバジェット最適化」を意識している人もいるかもしれない。

このクロールバジェットに関して、グーグルのジョン・ミューラー氏は次のようなコメントを残した。

私の考えでは、クロールバジェットは過大に評価されている。ほとんどのサイトはクロールバジェットをまったく気にする必要はない。

クロールバジェットはたしかに興味深いトピックではある。もし(プログラムで)ウェブをクロールしていたり数十億ページもあるサイトを複数運用していたりするなら、クロールバジェットは重要だ。

しかし、一般的なサイトではそこまで重要ではない。

クロールバジェットを決定する要因としては、主に次の2つがあると言われている。

  • クロール速度の制限
  • クロールの必要性

詳しい内容はグーグルの公式解説を参照してほしい。

サイトのリンクやmetaタグ、robots.txtなどを調整することで、こうした要因をうまく制御するのがクロールバジェット最適化だ。しかしそれは、ほとんどのサイトには不要な施策だ。

なぜなら、そのサイトに最も適したクロールバジェットをGooglebotはアルゴリズムで自動的に割り当てているからだ。サイト管理者が何らかの方法で制御する必要はなく、グーグルに任せておけば最適な状態でクロールしてもらえる。

例外があるとすれば、超々大規模のサイトだ――たとえばアマゾン、楽天市場、アメブロのような。

こうしたサイトでは、すでに何百万、何千万というページを公開しており、さらに毎日大量のページが増え続けている。そうした規模のサイトならば、グーグル任せでは、新規ページや本当に重要なページが効率よくクロールされないことがある。

クロールバジェットの最適化が求められるのは、そうしたサイトだ。

ところで「クロールバジェット」に似た用語として「クローラビリティ(Crawlability)」がある。これはクロールのしやすさを表す言葉だ。

この「クローラビリティ」は、小規模や中規模のサイトであっても重要だ。なぜなら、クロールバジェットが十分に割り当てられていたとしても、URLを発見できなければクロールしてもらえないからだ。

クローラビリティを改善する具体的な施策としては、「内部リンクをきちんと張る」「リンクの階層を深くしすぎない」などがある。そうすることで、サイト内のURLをGooglebotが発見しやすくするのだ。

ひょっとしたら、クロールバジェットとクローラビリティを混同している人がいるかもしれない。2つの違いを正しく理解しておいてほしい。

★★★★☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

グーグル検索SEO情報

タグマネージャで構造化データを挿入するのはやめた方が無難
いろいろと面倒なことが起きる (John Mueller on Twitter) 海外情報

Webページに構造化データを含めるのに、Googleタグマネージャを使ってブラウザ側での表示時に動的に挿入することができる。サーバー側のページ生成処理をシンプルにして表示速度を改善するなどのメリットがある。またタグマネージャのJavaScriptさえ最初に挿入しておけば、サイトの管理権限がなくても構造化データを操作できるという管理面での利点もある。

しかしこの方法に関してグーグルのジョン・ミューラー氏は次のような見解を示した。

正直に言って、サイトの操作ができるなら構造化データを直接記述したいところだ。

タグマネージャを使うと、いろいろと複雑になってきて、デバッグがより面倒になる。そしてうまく動作しなくなる可能性が高まってもくる。

構造化データをHTMLに直接追加するのが実際に本当に難しいということも、実際にはあるかもしれない。でも少しくらい難しいだけなら、私だったらタグマネージャを使うのではなく、HTMLに直接追加したい。

タグマネージャによる構造化データの挿入は、クライアントサイド(ブラウザ側)でJavaScriptがきちんと実行されたうえでレンダリングが正常に完了しなければならない。

それにJavaScriptのレンダリング結果がインデックされるまでには数日かかることがある。直接書き込まれた構造化データよりも認識されるのが遅くなる。

またつい最近、構造化データテストツールの仕様が変更になり、今まで問題がなかったタグマネージャでの記述にエラーが出るようになったとのことだ。アナウンスがあったわけでもないので、突然のエラーに困惑しそうだ(解決策はこちらを参照)。

このようにJavaScriptによる構造化データの挿入には厄介さがつきまとう。ミューラー氏が指摘するように、サーバーから送り出す時点でHTMLに構造化データが含まれている状態にできるのならば、可能なかぎりそうするほうが安心できていいようだ。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
  • 技術がわかる人に伝えましょう

素材集の写真はグーグルの評価が低いのか?
低くはないが高い評価もされない (John Mueller on Twitter) 海外情報

グーグルのジョン・ミューラー氏にツイッターのフォロワーが次のような趣旨の質問を尋ねた。

サイトに掲載する写真は、素材集の写真を使うよりも、完全に独自の写真のほうがグーグルの評価が高くなりますか?

ミューラー氏は次のように答えた。

画像の選択がウェブ検索のランキングに影響を与えるかどうかを尋ねているんだと思うが、それならば答はNOだ。

とはいうものの、ほかにない独自の写真は(ウェブ検索の)画像ボックスに出てくることがあるし、画像検索にも出てくる。あなたのサイトのテーマにもよるが、どちらかが関係してくるかもしれない。

素材集の画像を使っているからといって、それだけでグーグルの評価が下がることはない。だがオリジナル性がないのでその画像が検索結果に出てくるとも思えない。画像検索からのトラフィックを期待するのであれば、画像はやはり独自のものにしたい。

さらに言えば、ページのテーマに合致していてクオリティが高い画像をオリジナルで用意できれば、ページに来てくれたユーザーにも印象が良いだろうし、ソーシャルでのシェアなども促進できるかもしれない。

(もちろん、「このモデルさんあちこちで見るよね」という突っ込みのソーシャル投稿を誘発したいのならば別だが)

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

MFIに移行したページが、グーグルキャッシュで404に!?
反映していないだけ、心配なし (John Mueller on Twitter) 海外情報

モバイルファーストインデックス(MFI)の開始をグーグルが発表してから2か月以上が経過した。移行の対象になった通知を受け取ったウェブ担当者もいることだろう。

自分のサイトがMFI移行されたのかを確認する方法として、次のような方法を開始のアナウンスで紹介していたことを覚えているだろうか?

検索結果と Google のキャッシュ ページにモバイル版のページを表示します。

※強調は筆者による

グーグル側のキャッシュページ(グーグルの検索結果から確認できる)がモバイル向けページになっていれば、モバイルファーストインデックスに移行したことがわかるということだ。わかりやすい確認方法だ。

ところが、モバイルファーストインデックスに移行したページのキャッシュを表示させようとすると、404ページが返されることがあるようだ。

Error 404 (Not Found)!!1

グーグルのジョン・ミューラー氏によれば、反映するのに時間がかかっているだけとのことだ。クロールやインデックス、ランキングには影響しない。

モバイルファーストインデックスに本当に切り替わっているかどうかを確かめようとしてキャッシュを調べたときに、エラーが返ってきたとしても心配しなくていい。

★★★☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

WordPressをモバイルフレンドリーにするために必要なこと
主だったCMSをモバイルフレンドリーするためのポイントをグーグルが解説 (Google Developers) 国内情報

CMS(コンテンツ管理システム)で構築したサイトをモバイルフレンドリーにするための重要ポイントを解説するセクションをグーグルは開発者向けサイトで解説している。

世界で最も多く使われているCMSのWordPressほか、Joomla!Drupal、ホスティングサービスのBloggerGoogleサイトなど10種類以上のCMSが対象だ。

深く突っ込んだ解説ではないが、ひととおり目を通しておくことには価値があるだろう。

★★★☆☆
  • 該当CMSを利用しているすべてのWeb担当者 必見!
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