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リンクビルディング入門:ほぼ完全なリンクガイド(ペンギン・アップデート対応版)戦略・背景 編

まずはリンクビルディングの戦略を、いまの検索エンジンを背景に解説。
この記事はもともとSEOmozのYOUmozセクションに掲載したものですが、われわれのコミュニティにとって非常に興味深く、大きな価値をもたらしてくれるのでこちらのブログに格上げしました。筆者の意見は筆者独自のものであり、SEOmozの考え方を示すものではありません

ペンギン・アップデート以降のSEOの世界において、リンクビルディングはいかに行うべきなのか。その戦略から、いまだその重要性が薄れない「リンク調達」まで、具体的なノウハウを解説する。

リンクビルディング戦略を立てる

どんなリンクビルディングキャンペーンであれ、しっかりした戦略を立てるところから始めるべきだ。今の状況で戦略を持たないのは、目隠しをして地雷原を駆け抜けるようなもので、生き残る確率を下げることになる。戦略を立てる前に、次のような事柄について自問自答してみる必要がある。

  • (既存Webサイトの場合)現在のリンクプロファイルはどう見えるか?

    • まずリンクを削除する必要があるか?
    • 必要なのはオーソリティを高めることか、それとも話題になることか?
    • 本当にもっとたくさんのリンクが必要なのか、それとも恩恵を受けられる要素がほかにあるのか?
  • どのような方法でリンクを生み出すか?

    • インフォグラフィックスなどの独創的なプロジェクトを実施すべきか?
    • ブロガーやゲスト投稿者に協力を求めるべきか?
    • リンク先がなくなっているリンクを探して、そのリンクをこちらのサイトへのリンクに置き換えるようウェブマスターに提案すべきか?
    • ウェブマスターへの接触方法は?
      • ソーシャルネットワーク?
      • 交流イベント?
      • 電話をかける?
      • メールを送る?
  • 取り組むべきアンカーテキストのタイプは?

    • ブランドやフレーズのアンカーテキストから十分な効果が得られているか?
    • グーグルのスパム対策チームが手作業のレビューにおいて探すのはどういった点だろうか?
    • ターゲットにしたいサイトにとって、どういったタイプのアンカーテキストが最も自然に見えるか?
  • ランディングページを支えるページが十分にあるか、あるいはもっと作成するべきか?

Webサイトは1つひとつ違うので、これらの質問に対する答えも人によって異なるだろうけど、よい出発点になることを願う。

とにかく、すべてを記録し追跡することを忘れずに。

リンクの置き場所

前回記事を書いた時点から、リンクの置き場所に関するグーグルの見方が少し変わった。2010年に僕は次のように示唆した。

フッターリンクにもまだある程度の価値がある

けれども、パンダ・アップデートとペンギン・アップデート以降、フッターやサイドバーに置かれたリンクは、効果よりもダメージをもたらし、キーワードがフィルタリングに引っかかったり、あるいは検索結果ページ(SERP)でペナルティを受けたりする原因となるかもしれない。

近頃だったら、最も安全なリンクビルディングの形は、コンテンツ内からリンクしてもらうことで、そのリンクが第1段落内にあれば、さらに良い。

……でも、あくまで自然に見えるようにしておこう。

nofollowリンクとdofollowリンク

僕は2年前、Webサイトにはnofollow属性のリンクを適切な割合で混ぜるべきだというようなことを書いた。これは今でも正しいが、僕がリンクキャンペーンを実施する場合はどれくらいの比率にしているのかという質問を何度となく受けてきた。

実のところ、確実な数字をここではっきり言うことはできない。とはいえ、自分が属する分野で検索上位にあるWebサイトについて、nofollowリンクとdofollowリンク(nofollow属性の付かない通常のリンク)の比率を調べることはできるだろう。

スパム的なWebサイトは、結果の数字を膨らませてしまうので、調査するときは無視しよう。

ブランド名を使った個別ページに対するリンク

グーグルにはオーソリティや信頼性に関する独自の指標があって、それがグーグル内部のPageRankアルゴリズム(ここで言っているのはツールバーPageRankじゃなくて、本当のPageRank)を特徴付けているか、もしそうでないなら、検索順位決定アルゴリズムにフィードバックを送る何らかのサブルーチンがある。少なくとも、僕は今もそう信じている。

そう考えると、トップページだけでなく、Webサイト全体のランディングページに対しても、ブランド名を使ったリンクを獲得することがとても重要だ。

キーワードを詰め込んだアンカーテキスト

SEO担当者らは長年にわたって、長ったらしいアンカーテキスト付きのリンクをかなりたくさん構築してきたが、残念なことに、グーグルが自動化されたキーワードフィルタを導入して以降、これは有効な戦略ではなくなってしまった。ペンギン・アップデートが実施されてからはなおのことだ。

アンカーテキストのプロファイルについては、スパム対策チームによる手作業の評価まで行われている。これは、かつてグーグルのサーチクォリティチームの一員だったアンドレ・ワイヤー氏が認めていることだ(ワイヤー氏のインタビュー記事はこちらに掲載されている)。

ランディングページの分散

戦略を立てる段階では、ターゲットとしている各ランディングページについて、獲得するリンクの量をはっきり決めておこう。Webサイトの特定のセクションだけにリンクが過剰に集中すると修正困難になる可能性があるので、そうならないようにするためだ。

ページに対するリンクの数が心配な場合、最善のオプションは、各エリアに補助ページを作成し、そこに負荷を逃がすことだ。

コンテンツの質と関連性

グーグルによる不自然なリンク検出の精度はますます向上しているし、低品質のコンテンツはパンダ・アップデート以降にペナルティ対象になった。だからこそ、コンテンツの生成に労力を注ぐだけでなく、Webサイトの既存コンテンツの質をチェックすることがいかに重要かを、僕はできる限り強調しておきたい。それは、新しい記事を作ろうとするよりも先にやるべきことだと言ってもいい。

何より願い下げなのは、あるWebサイトについての記事を1時間かそこらを費やして書いた後で、そのサイトがペナルティを受けたことに気づき、その記事がユーザーにとっても検索エンジンにとっても無価値だとわかることだ。

コンテンツを作るときには、エンドユーザーを常に意識しておこう。検索順位を上げることだけではなく、トラフィックを送リ込むことや、アンカーテキスト内かリンクの手前に、あまり商売っ気を見せずに行動喚起(CTA)をさりげなく用意することも、リンクに望まれる役割だ。

さらに、コンテンツで取り上げる内容も、顧客のサイトのための話題だけに絞るべきではない。自分のWebサイトのための内容も取り上げよう。

※Web担編注:上記はSEO事業者向けのアドバイスなので「顧客のサイトのための話題」となっている。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。後編となる次回は、リンクの「調達」について説明する。→後編を読む

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