国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
海外&国内SEO情報ウォッチ

悪質リンクでヤフーからインデックス削除 など10記事(海外&国内SEO情報)

「被リンクが勝手に集まるブログの書き方」「SEOのためのサイトアーキテクチャ」など。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • 悪質リンクでヤフーからインデックス削除
    (インフォキュービックSEOブログ)

    ヤフーのSEOについて、たびたび洞察力のある情報を提供しているインフォキュービックブログが今回伝えたのは、ヤフーのインデックス削除の分析。

    粗悪なリンクを張るとペナルティを受け、さらにそのまま放置しておくとインデックスから削除される傾向にあるとのこと。

    同ブログのバックリンクペナルティの事例を示した記事も、あわせて読んでいただきたい。

  • 被リンクが勝手に集まるブログの書き方
    (ホームページを作る人のネタ帳)

    自発的なリンクを集めるためのブログ記事の書き方を指南している。

    リンクが張られるようにするためには、次のようなコツがあるそうだ。

    • 使われやすいようにする
    • 使われ方を想定する
    • 文章をパーツ化する
    • あとで自分が使えるようにする
  • はてブとTwitterで、1か月で3万 PV達成
    (gerenuk.crazyphoto.org/)

    「SMO(Social Media Optimization)」という言葉を最近あまり耳にしなくなったが、ソーシャルメディアをうまく使って1か月で30,000PVを稼いだ過程を公開している。

    使ったのははてなブックマークTwitterだけ。SEO以外のマーケティング手法として参考にしたい。

  • Googlebot について、よくある質問
    (Webmaster Central 日本版 公式ブログ)

    英語版のグーグルウェブマスターセントラルブログに投稿された、Googlebotとrobots.txtについての記事の日本語訳。

    元記事が投稿されたのは2006年とかなり昔だが、内容が陳腐化しているわけではなく、確実に覚えておきたい仕組みばかりである。

    なお、記事の最初に出てくるメンテナンス中を表すための503ステータスコードを返す設定は、最近Web担のコラムで解説されて人気だった記事「メンテナンス中画面を出す正しい作法と.htaccessの書き方」を参照いただくといいだろう。

  • 検索順位はSEOの成果指標にならない
    (SEM-ch)

    SEOが成功したかどうかの判断基準として、真っ先に思い浮かぶのが「検索結果ページで1位になること」だろう。しかし、SEOの成果を検索順位だけで判断する時代はとうに過ぎている。

    理由の1つは、「さまざまな要因に応じて変化する検索結果」と「ユニバーサル検索による影響」である。元記事で具体的な要因を確認してほしい。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • 「最適化のし過ぎ」はスパムを言い換えただけ
    (YouTube Google Webmaster Central Channel)

    おなじみのグーグル、マット・カッツ氏によるウェブマスター向けのQ&Aビデオ。今回の質問は、

    行き過ぎた最適化はWebサイトに悪影響を与えるのか、
    たとえばnofollowの使い過ぎはどうなのか。

    まず、nofollowの使いすぎでペナルティを与えることはないと答えている。

    そのうえで、「Over optimization(最適化のし過ぎ)」という言葉は、スパム行為を響きがよくなるようにしただけの表現だとして、グーグルではそういった呼び方をしないとしている(たしかに、「最適が度を過ぎる」というのは意味がおかしい)。

    「キーワード密度が高い」というのは、キーワードを無理やり詰め込みんだ結果であるし、隠しテキストのようにユーザーをだますような行為は良くないとのことである。

    最適化を進めた結果ペナルティを受けることはないが、自分の行っていることが最適化なのかスパムなのかを理解しておくことは大切だということか。

  • SEOのためのサイトアーキテクチャ by マイクロソフトBing
    (Bing Community webmaster blog)

    マイクロソフトが、ウェブマスター向けにシリーズで提供しているSEOノウハウ。このエントリでは、サイト構成について以下のような項目を解説している。

    • わかりやすいファイル名とディレクトリ名を使う
    • ディレクトリの階層は4階層以内に抑える
    • ページのファイルサイズを150KB以下にする
    • JavaScriptやCSSを外部化する
    • 移動したページには301リダイレクトを使う
    • JavaScriptやmeta refreshによるリダイレクトを使わない
    • 404エラーページはカスタマイズして使う
    • フレームページ、フォームだけのページ、認証を必要とするページなど、ロボットがはまってしまうようなページにはアクセスさせないようにする
  • 動画はYouTubeと自サイトのどちらにアップするのが良い?
    (WebmasterWorld)

    SEOを意識した場合、ビデオコンテンツを自分のサイトにアップロードしたほうがいいのか、それともYouTubeにアップロードしたほうがいいのだろうか。

    WebmasterWorldフォーラムで出されたそういった質問に、管理者のtedster氏が「グーグルの動画検索では、自分のサイトに掲載したビデオよりも、第三者の動画サイト(YouTubeに限らず)に投稿したビデオのほうが上位に表示される傾向が強いので、ビデオ投稿サイトを利用するほうがいい」と回答している。

    ユーザーがビデオを見終わった後に、自分のサイトに訪れる仕掛けも必要であろう。

  • 2つのGoogle Analytics用お役立ちツール
    (Google Analytics Blog)

    Google Analyticsのオフィシャルブログが、便利なツールを2つ紹介している。

    • 1つは、「URL生成ツール」。参照元やメディア、キーワードなどをGoogle Analyticsで取得できるようにするためのパラメータ付きURLを自動的に作るもの。

      たとえばオーバーチュアで出す検索連動型広告のリンク先URLとして、次のようなパラメータの付いたURLをツールで作成できる。

      http://www.example.com/?utm_source=overture&utm_medium=ppc&utm_term=SEO&utm_campaign=seo-watch

      このURLを設定した広告がクリックされると、Google Analyticsの解析データには、参照元が「overture」、メディアが「ppc」、キーワードが「SEO」、キャンペーン名が「seo-wacth」として記録される。

      そもそもオーバーチュアでは、これらのパラメータを付けておかないと、ヤフーの自然検索からのアクセスとしてカウントされてしまうので、実はこの設定は必須だ。

    • もう1つのツールは「SiteScan」。こちらは、URLを指定するとそのサイト内のページに、Google Analyticsのトラッキングコードが正しく設置されているかどうかを確認できる。

      結果はメールで送られてくるURLにアクセスして閲覧し、CSVでの保存もできる。

      なお無償版は1000ページまでしかスキャンできないという制限がある。有償版は3万ページまで可能。

  • WordPressブログのコメントからPageRank喪失を防ぐプラグイン
    (Hobo UK SEO Company Blog)

    グーグルがnofollowリンクの扱い方を変更した影響で、ブログにコメントが付けば付くほど、内部リンクに渡されるPageRankが減少するようになったといわれている。

    Hoboブログが、この問題に対処するWordPressのプラグインを公開した。一定数のコメントを投稿したことがある常連の読者のコメントだけリンクが有効になるものだ。条件を満たしていないコメント投稿者の名前は、リンクされない単なるテキストに変換される。

    インストールは、ファイルをPluginsフォルダにアップロードして、有効化するだけ。デフォルトの設定では、4回目のコメントからリンクが有効になり(nofollowリンクではない通常リンク)、コメント文の中のリンクは、常にnofollowリンクとなる。

    なお、Lucia’s Linky Loveというプラグインがベースになっていて、使用する場合はLucia’s Linky Loveを無効化しておく必要がある。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

ROAS
広告関連の指標。「広告費用対効果」のこと。 使った広告費用によって得たビジ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]