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ソーシャルメディアにおける「なりすまし」を規制するには

企業や個人が、自分の名前や一般的なキーワードで検索してみたら、自分にとって否定的な記述が検索結果の中にあったというだけでも、評判管理は十分に厄介な問題よね。でも、その好ましくない記述が、何か不満を持っている人がその相手について書いたものではなく、誰かが他人のふりをして書いたものだった場合、状況はさらに難しくなるわ。

ソーシャルメディア、特にソーシャルネットワーキングの普及に伴い、こういった問題はますます深刻になる一方のようだけど、この種の行動をもっときちんと規制すべき時期にきてるのかしら?

なりすましが悪用される下地はずい分前からあったわけで、それがなぜ最近になって急増したのか、はっきりしたことはわからない。SEOやアフィリエイトマーケティング界でTwitterを使っている人なら、ジェレミー・シューメーカー氏のTwitterアカウント(shoemoney)が削除されたあと、その機に便乗してよく似たTwitterアカウント(shoemoneymedia)を作成した非常に風変わりな「ファン」が起こした「shoemoney/shoemoneymedia事件」を知ってるんじゃないかな。なりすましアカウントの主は、かなり変なことを書いたり、怪しげなリンクを張ったりした。

似たようなのエピソードはほかにもあって、ある英国の男性が、自分の名前を騙る元友人にFacebookプロフィールを作成された話とか、ある学校管理者が、自分の名前でFacebookのアカウントを作られ、そのアカウントから生徒に不適切なメッセージを送られた話なんかもあったわ。

オンラインで他人のふりをするのはまったく新しい話じゃないんだけれど、最近の新しいソーシャルネットワークで人気のあるところはどこも、「ユーザー名を今すぐ登録」なんて促しているのよね。Plurkは、Twitterよりも良いという評判もあって人気が急騰したおかげで、ユーザー数もいきなり増えたわ。ある人が指摘していたんだけど、Plurkのサービス利用規約には、以下の文章が含まれているの。これで、企業のユーザー名が勝手に登録されたり、悪用されたりするのが防げればいいんだけど。

当サービスにおけるユーザー名の中に、企業または個人が法的権利を有する名称や商標が含まれていた場合、これらの企業や個人に代わって、当社が当該ユーザー名を変更できることに、利用者は同意するものとします。

初めてPlurkを訪問したときに、自分が登録したい愛称や企業名が登録できなかった人は1人や2人じゃないはず。他人のIDを登録して喜ぶとはなんて悲しい連中だ、と腹を立てるのも当然ね。でも、悪意を持ってこんなことをしている人もいると知れば、ますます不愉快な気持ちになるだけだわ。

まず、この検索結果ページを見て、それから下にスクロールしてみて。筆者注:当然、こんなものが正しい検索結果なんかであってほしくないわ、でしょ?

google検索結果画面キャプチャー

「twitter.com」というドメイン名にあるこのページは、一見、SEOmozのTwitterアカウントらしく見える。でも、問題は、これがSEOmozの従業員が作成したものではなく、攻撃的でSEOmozをおとしめる内容の書き込みがされているということ。SEOmozのCEOのランドはこのアカウントに対する管理権を手に入れようとしたんだけど、うまくいかなかったわ。ShoeMoney氏のアカウントが削除されたときとは、Twitterのカスタマーサービスがまったく異なる対応をしたというわけ。

この記事を書いている時点で、200人がこのアカウントをフォローしていたわ。おかしな書き込みはほとんどダメージにはならなかったけど、アカウントの作成者は、できるだけ私たちの利益に寄与しようなんてつもりじゃないのは明らかだし、いつでも投稿を再開する可能性があるのよね。Twitterがこの問題についてランドの訴えに応じなかったことにはがっかりしたわ。法的にどれほどの違いが生じるのかよくわからないけど、このアカウントは、SEOmozのサイトのデザインをまねして、さらに自分のサイトのURLとしてSEOmozのURLを表示して、SEOmozを装っているのよね。

SEOmozになりすましたtwitterアカウント

こんなアカウント、ひと目で偽物とわかるじゃないか、なんていう主張にも私は惑わされないわ。この書き込みを真に受けて、ランドが自分の会社について、公の場でこんなふうに発言したりするんだと思う人たちも出てくるはずよ。攻撃的なコンテンツのほかに、もっとそれらしい書き込みを付け加えようと思えば、とっても簡単なことなのよ。

◇◇◇

ここに引用したようなソーシャルメディアにおけるなりすまし行為は、簡単に処理できてしかるべきよ。Facebookは、責任をもって偽のアカウントを削除してきたわ。幸いなことに、Plurkのページは、ユーザー名で検索しても、Twitterのプロフィールほど高い順位には表示されないようね。MySpaceには、不正なアカウントを処理するための手続きがあって、身元確認の方法はちょっと変わってるけれど、サイトからアカウントを削除してもらうのが困難だったという話は聞いたことがないわ。

私たちが困難に直面するのは、他人になりすました登録者によるアカウントについて、サービス提供企業が対応してくれない場合ね。偽のアカウントを報告しても、管理者から回答がなかったら、次にどのような手を打てばいいのかしら? 運営会社を訴えるという手段をとる人もいるけど、もっと中庸な手段があってもいいんじゃないかな? 回答がなければ、疲れ果ててくたくたになるまでTwitterにメールを送り続けるっていうのもねぇ。また、アカウントについて法律を持ち出して苦情を並べることも生産的じゃないわね(私たちには、今この瞬間にも取り組むべき現実の仕事がたくさんあるのよ)。けれども、私たちの仕業のようなふりをして、私たちの会社の名前でグーグルの検索結果1ページ目にランクされるものについては、何らかの形で取り締まりたいわ。

ただし、これまで述べてきたことは、BloggerやWordPressが管理しているような、比較的匿名性の高いブログにおけるなりすましについては当てはまらない。ユーザーネームスクワッティング(ユーザー名乗っ取り)の問題もあることだし、ソーシャルメディアにおける新しい傾向には注意を払うことが、ますます重要になっているわ。ことTwitterについては、すぐに行動に移したつもりだったんだけど、いまだに勝利できていないの。

コンテンツに関するウェブ基準は、誰もが認識しているのに避けている話題だけど、そうした基準を作らずにオンラインのなりすましを規制するにはどうしたらいいのかしら? あるいは、ソーシャルメディア企業に責任を取ってもらうよう望むしかないのかな(法的な効力はないけどね)?

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