Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

ドメイン名の専門カンファレンスでグーグルのマット・カッツ氏が教えてくれたこと

僕は昨日、サンフランシスコでジェイ・ウェスターダル氏とDomainTools.comが主催するドメイン名の専門カンファレンスに出席していたんだ(ちなみに、DomainTools.comにはすごいツールが揃ってるよ)。

実はこのところ、旅行やらデッキ造りやら、それからSEOmozの新しいオフィス探しなんかでてんてこ舞いしてるので、今回のDomain Roundtable Conferenceレポートは、昔ながらの箇条書きリスト形式で勘弁してもらいたい。

  • このイベントで、グーグルのマット・カッツ氏がスピーカーとして登場したことに驚いている人もいた。カッツ氏が参加したことで、ドメイン名ビジネス全般、中でもドメインスクワッティング(ドメイン名の占拠)という行為をグーグルが是認したという印象を受けたんじゃないかな。僕がカッツ氏の話を聞いた感じでは、そういう風にはまったく聞こえなかったけどね。基本的にはスパムに対してと同様に、質の低いドメイン名にも厳しかった。ただ、確かにおもしろい見方ではある。

    ※なにしろ、グーグルがウェブ上にある休眠ドメイン名や自動生成ドメイン名について、その多くの利益化を助けているんだから
  • マットの話で興味深かったことをいくつか挙げておこう。

    • ユーザーの所在地域に応じたターゲット化や、IPデリバリー(アクセス元のIPアドレスに応じたコンテンツ調整)は、クローキングと根本的に異なる。したがって、グーグルを特別扱いするものでない限り、この種のターゲット化を理由としてグーグルがサイトにペナルティを科することはない。ただ、グーグルだからとか、検索ロボットだからという理由で、特別なページを見せようとすれば、それは問題を引き起こす可能性がある。

    • ゲストブックやブログ、フォーラム、特定の業界、特定のキーワードなど、スパムが横行する場では「rel="nofollow"」が使われているが、oompa loompa datingのようなサイトに関しては、この手法で対応しきれない。

    • Business.com、ヤフー、Zealはどれも質の高いディレクトリだ。もし、何らかの理由があってディレクトリを作る場合は、確実に本物の価値をユーザーにもたらすものにすること。1つ1つのリンクについて気にする必要はないが、ある程度適性評価を行い、心配なものについては、すべてnofollow属性を付けておくべきだ。

    • 休眠中のドメイン名があれば、グーグルは検索インデックスから排除したいと思っている。

    • あるドメイン名が価値をもつには、どれくらいのコンテンツが必要か? それは、ユーザーにとって有用になるよう、独創的な素材を十分に揃えること。

    • キーワードに合致するドメイン名を所有していれば、ここ当分の間、グーグルにおいてそれなりの重みを持つ。グーグルは、そういったドメイン名を高く評価している。

    • 多くのサイトが同じテンプレートを使っていたとしても、それはまったく問題にならない。グーグルが目を光らせ、排除しようとするのは、ユーザーにとって有用なコンテンツや価値のあるコンテンツがまったく存在しない場合だ。たしかにグーグルでは、価値の低いサイトやページを見つける手段の1つとして、HTMLテンプレートを利用している。ただそれは、コードの塊を調べ、同一のテンプレートを利用しているページをすべて洗い出しているだけだ。その上で、見つかったページがすべて価値の低いサイトまたはページのパターンを示していれば、全部まとめて排除する可能性がある(^-^)。

    • ジョン・アンドルーズ氏が、マットの発言をもっと詳しく記事にしているよ(英語記事)。

  • ジョン・アンドルーズ氏について。僕らは同じステージに立って軽口を叩き合い、お互いの違いについて笑い飛ばしたりなどして、とても楽しい時間が過ごせたよ。僕たち2人が親友だとは思わないけど、お互いにプロとして尊敬できる相手だということは再確認できたと思っている(そうあってほしい)。それだけでも、今回のイベント参加には価値があったよ。

  • それと、アンドルーズ氏はSEOshirts.comの「Don't Tell Matt Cutts(マット・カッツには黙っておけ)」と大書したTシャツを披露した。彼らはそれをプロモーションとしてカッツ氏に送ったそうだ。なかなかおもしろいアイデアだよね。彼らはきっと、元グーグルのバネッサ・フォックス氏にも送りつけたんだろう。だってフォックス氏もそのTシャツのことをよく知っていたからね。

  • ジョンの話には、僕が長年耳にしてきたSEOと検索に重点を置いたウェブ開発関連の話題の中でも、最も簡潔で的を射た表現があったよ。ジョンいわく、「グーグルの戦略とは何か? それは、クエリに対して最も関連性の高い最良の検索結果を、ユーザーに提供することだ。だから、君たちのビジネスがグーグルの戦略に沿わない場合、グーグルは君たちを支援したがらない」だってさ。

  • グーグルは、昨年だけで450回も「自分たちのアルゴリズムを」修正した。これは、1日に1回を上回る頻度だ。

  • KeywordDiscoveryは、実に素敵な新機能をいくつか追加し、ユーザーインターフェイスも大変使いやすくなった。ステージ上で行ったデモは、なかなか印象的だったよ。

  • SEO.comが、検索キーワード「SEO」で、グーグルの1ページ目に入った(そして、SEOmozは1ページ目から脱落)。SEO.comには、おめでとう。そして、SEOmozのランド・フィッシュキンとかいうヤツにはにもっと仕事をしなくちゃ駄目だと言ってやってくれ!

  • DomainTools.comにも新機能「登録者アラート」が加わった。これは、競合相手が新しいドメイン名を登録したら、その更新情報を通知してくれる機能で、競合相手の動きを監視できる。実に見事だな。

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