YouTubeマーケティングを成功に導く5つのステップ_後編

集客に結びつくYouTube動画の企画と動画作成時のポイント【後編】
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

「YouTubeマーケティングを成功に導く5つのステップ_ 前編」に引続き、動画作成時に注意して取り組むべき点「YouTubeマーケティングのポイント_後編をお届けします。

ステップ1)新規にアカウント登録を行い、YouTubeチャンネルを作成する
ステップ2)「ユーザーにとって」価値ある情報を端的かつ魅力的に表現する

ステップ1)~2)の詳細についてはこちらをご確認ください。

ステップ3)動画を最適化する

comScore社の2009年9月の米国検索エンジンランキングの調査結果によると、Youtubeは検索エンジン市場においてGoogleに次いで2番目のシェアを誇っています。Youtubeの動画ページを最適化するにはコンテンツ/リンク/アーキテクチャという一般的なSEOの3つの原理に従う必要があるといわれています。

①メタデータの最適化
タイトル、タグ、ディスクリプションといったメタデータや、ユーザーに視覚的にアプローチするサムネイルは、YouTube上あるいは他検索エンジン上でのアルゴリズムに大きく影響し、視聴者獲得に必須の要素です。YouTubeではメタデータを使ってコンテンツがインデックス登録されます。
画像でメタデータ登録の際のポイントをまとめました。

メタデータ登録の際のポイント画像を見る

②字幕をつける
御社の取り扱うものがグローバルな商品・サービスである場合には、まずは英語字幕を付けることをおススメします。それと同時に、上記①メタデータの登録をする際にも、日本語とあわせて英語情報も入力することで、視聴者ターゲットは大幅に広がります。また字幕として文字情報をいれることは、視聴者が簡単にメモを取れるため、 “ハウツー”動画や教育系のコンテンツにも役立ちます。日本語への対応は未だ完璧といえるレベルのものではありませんが、YouTube公式のサービスとして、動画の音声と連動しアップロードした動画に自動的に字幕を付ける機能があります。

③ユーザーアクションを促すフレーズを入れる
「チャンネル登録してください」「コメントをお願いします」といった視聴者に何らかのアクションを促すフレーズを台詞に入れたり、「アノテーション機能」を使って動画中の適切な部分に挿入していきましょう。たとえば、ある程度ボリュームのある動画を作成した場合にはその一部だけをYouTube用として編集し、アノテーション機能で自社Webサイト内においている完全版動画への誘導フレーズとリンクをつけることで、自社Webサイトへ視聴者を導くこともよいでしょう。あるいは、動画内で具体的な質問を投げかけ、それに対するコメントを募集するといったことはすぐに取り掛かれる対策です。※ただし、クリックの見返りに何らかの贈与を行うこと(景品や賞を与えるなど)は、YouTubeの利用規約とコミュニティ ガイドラインに違反しますので注意してください。

ステップ4)コミュニティを広げ、インターネット上で共有する

ユーザーアクションを促して実際にコメントや評価をもらい、それに対してまめに対応していくことで、視聴者との交流を深めていきましょう。特に、企業の場合は、視聴者の声に対する素早い反応ができるか否かが命運を分けます。作成者との直接的な対話を通して自分の声が届いているという実感を持てることや、同じ動画の視聴者同士で交流があることにより、コンテンツやそれを発信する作成者に対する関心がより高まり、リピーター獲得に繋がります。また、YouTubeの動画を自社のWebサイトやFacebookページと連携させることも忘れずに行ってください。

ステップ5)アナリティクスで分析し、課題を知る

オンラインマーケティングの醍醐味は、やはりオフラインと比較して比べ物にならないほど効果測定が細かくできる点です。YouTube動画にも、アナリティクス機能があり動画がどのような地域の視聴者にどれほど見られたのか(どこまで見られたのか)かなりの詳細を把握できます。

YouTubeアナリティクスの主な分析指標画像を見る

定期的にアナリティクスの分析を行い、どのような動画が視聴者獲得に結びついているのか把握しましょう。特に、新しく動画をアップロードしたタイミングや、アノテーションを追加した日、字幕を入れた日などの前後は分析必須のタイミングです。トライ&エラーを繰り返し、その度に視聴者の動向から改善点を見つけて、日々魅力的な動画の作成に役立てます。※ただし、現時点ではGoogleアナリティクスのように、特定のIPアドレスをデータ上から排除することができないため、毎回自分自身の再生回数もカウントされてしまうため、特に再生回数が少ないうちはその点を踏まえておく必要があります。

以上、2回にわたりYouTubeをマーケティング活用するためのヒントをご紹介しました。

一部機能はパートナーユーザーにのみ限定公開されており一般ユーザーには使えないものもありますが、十分な機能が備わっているといえます。特に、YouTube動画の汎用性の高さとアナリティクスによる分析機能は利用価値があります。ただし、企業がマーケティングツールとして活用する場合には、単にYouTube内でのアクセス数を増やすという目標だけに囚われてはいけません。集客、成約、あるいはブランド力を高めるといった目的を達成するためのあくまでツールとしての認識を念頭に利用しましょう。

※この記事は、下記ブログからの抜粋記事です。掲載元記事内では、全文と画像つきでわかりやすく説明しています。

■掲載元記事
Lotus Web Studiosブログ【実録Web戦略】
「YouTubeマーケティングを成功に導く5つのステップ_Part②」

■執筆者について
Lotus Web Studios マーケッター 安部友美
米国ニューヨークに拠点を置き、数多くの日系企業の米国進出やローカライズにIT技術で貢献してきた10年以上の経歴を持つ老舗のWeb屋Lotus Web Studios。新米マーケッターが日々の業務で学んだ知識やWebの最先端をいくアメリカを始め海外での先進的な取り組み事例を交えながら、Webマーケティングに役立つ情報を発信していきます。Webを基軸とした海外事業展開をお考えの際には、海外ビジネス戦略のコンサルティングからシステム構築、メンテナンスまでワンストップでご提供できる私どもにお任せください。

Lotus Web Studios(SDT Solutions,Inc.)
350 Seventh Avenue. Suite1002 New York, NY 10001
Phone : 212-575-3067
Email : info@lotusws.com
Website : http://lotusws.com
Facebook: Lotus Web Studios

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