マイナカード・生成AI・資産運用など…「オカネ事情」を比較したら見えたこととは?【メットライフ生命調べ】

「変わる時代・揺れるお金への意識」がカギに。

メットライフ生命は、「全国47都道府県大調査2025~社会情勢の変化と将来への備え~」の結果を発表した。全国47都道府県に在住(調査実査時点)の20代~70代の男女14,100人が回答している。2018年から行っており今回で8回目。

お金に関するトピックスを中心に質問、興味深い結果に

主要な項目ごとに見ると、まず資産形成の最終段階とも言える「相続」について、「遺産を残したい」と考える人は59.5%に上る一方で、「必要だと思うが、まだ話をしていない」49.7%、「必要ではないと思うし、まだ話をしていない」15.3%、「相続する家族はいない」19.3%と、総計84.3%が家族と話し合っていない/話し合えない状況だった。

資産承継意向
相続に関する家族との話し合いについて

次に「介護」について「自分自身/配偶者の介護が必要になった場合の対処について、家族と話し合っているか」を聞くと、自分自身で24.9%、配偶者で25.5%が「話し合っている」としており、3割に達していない。

介護が必要な状況になった場合の対処方法について

「昇給(賃上げ)の実感」と「物価上昇・インフレへの不安」では、給与が上がってもその実感は乏しく、実感していない人は81.9%。物価上昇への不安も83.2%と高い。

そのためか「資産の保有・運用意向」において、NISAが昨年より減少したのに対し、定期預金・貯金が増加するなど保守的な傾向の変化が見られたとのこと。

「昇給(賃上げ)の実感」と「物価上昇・インフレへの不安」について
今後、保有を増やしたいもの・新しく始めたいもの

日常生活に焦点を移し「財布の持ち歩き」について聞くと、「スマホで決済できるので、ふだんは財布は持ち歩かない」という人は24.3%。年代別では20代は男性40.8%、女性29.3%と特に多く、若年層ほど財布を持ち歩いていない。

一方「マイナカードの持ち歩き」では、「ふだん持ち歩いている」が60.9%と大きく上回る最新状況が明らかとなった。こちらは20代~30代・60代~70代が平均より多い一方、40代~50代は5割台にとどまる。身分証明に加え、免許証、保険証などでの利用で差が出ていると考えられる。

財布の持ち歩きについて
マイナンバーカードを普段持ち歩くか

「生成AI(ChatGPT)の利用」については、利用者が前年28.6%から37.8%と大きく増加。年代別では20代の利用者が5割以上に達する。また60~70代でも27.3%と一定数が存在した。

生成AI(ChatGPT)の利用について

調査概要

  • 【調査対象】全国47都道府県に在住(調査実査時点)の20代~70代の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2025年5月30日~6月3日
  • 【調査数】1万4100人
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