Google Discoverは諸刃の剣。依存しすぎにご注意を
グーグル検索SEO情報②
Google Discoverは諸刃の剣。依存しすぎにご注意を
依存にはリスクあり (Press Gazette) 海外情報
不安定さと潜在的なリスクにもかかわらず、パブリッシャーがウェブトラフィックにおいてGoogle Discoverにますます依存している現状に警鐘を鳴らす記事を紹介する。
主要な点に絞った概要は次のとおりだ:
Discoverに依存するリスク
多くのパブリッシャーにとって、Discoverは主要なトラフィックソースとなっており、なかには総トラフィックの最大55%をそこから得ているところもある。このようにトラフィックを促進する可能性がある一方で、Discoverのみに依存することはリスクを伴う。
このプラットフォームは非常に不安定で、トラフィック数は日によって大きく変動する。さらに、Discoverはアルゴリズム変更の影響を受けやすく、サイトのトラフィックが一夜にして急落する可能性がある。
Discoverトラフィックを最大化しようとする誘惑
多くのパブリッシャーは、たとえ話題にすることがあまりなくても、常に訪問者数を多く獲得できるトピックに焦点を当てることで、Discoverトラフィックを最大化しようとする誘惑に駆られる。
これは多くの場合、有益な情報を提供するのではなく、注目を集めることを目的としたクリックベイトの見出しが付いた、毎日更新される記事の作成につながる。
Discover向けのコンテンツ作成: 底辺への競争
Discoverのためだけにコンテンツを作成することは、パブリッシャーが読者にとってほとんど価値のない何百もの記事を毎日量産する「底辺への競争」に陥る可能性がある。
このようなコンテンツを評価しないようにするためのアップデートをグーグルが実行したとき、この手法が裏目に出たケースも過去に起きている。
Discoverのための持続可能なアプローチ
Discoverに対するより持続可能なアプローチは、Discoverというチャネルからの訪問をボーナストラフィックと見なし、ウェブサイトの長期的な実行可能性を損なわない方法で最適化することである。
これは、読者に真の価値と洞察を提供するコンテンツに焦点を当て、事実の正確さと感情的な魅力のバランスが取れた見出しを使用し、優れたユーザーエクスペリエンスを提供することで実現できる。
Discoverは安定したトラフィックソースではないので過度に依存すべきではないとは、グーグルのジョン・ミューラー氏もゲイリー・イリース氏も以前に指摘していた。
一時的なトラフィックの魅力に負けることなく、「どんな状況にある」「どんな人の」「どんなニーズやペインに」「どう応えるのか」をしっかり守ってサイトを運営していってほしい。
- Discoverがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
SEOにおける順位データの解釈: Google Search Consoleとサードパーティツールの違い
順位に惑わされるな (JADEブログ) 国内情報
Google Search Consoleの順位データが「平均掲載順位」と表示される理由と、SEOにおける順位データの解釈について解説する記事を紹介する。JADEのブログに投稿されたものだ。
Search Consoleが表示する順位の情報は、「検索結果に表示された回数で割った実際の表示データの平均値」だ。そのため、サードパーティツールのように「特定の時点の順位」を表示することはしない。
「今の順位を知りたい」という要望があるが、定まったランキングという概念がそもそも成立しない。というのも、実際の検索では、タイミング・物理的な場所・デバイスなどさまざまな要因で順位が変化するからだ。
究極的には、順位はあくまで指標の1つであり、クリックされなければ意味がない。特定のキーワードの順位だけを追いかけるのではなく、サイト全体の流入数やコンバージョン数など、事業目標の達成度を重視するという考え方が実際には必要だ。
ランキングを重要な成功指標に設定しているなら、元記事で詳細を確認することを推奨する。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
ジャーナリストのためのGoogleトレンド活用術
トレンドデータを元にして記事作成 (Google Search Central on YouTube) 海外情報
このコラムで毎回取り上げているGoogleトレンド解説動画シリーズの最新作を紹介する。今回のエピソードは、「ジャーナリストがGoogleトレンドを使って、データをもとに記事を作成する方法」だ。検索アドボケイトのダニエル・ワイズバーグ氏とGoogleトレンド エンジニアのハダス・ジャコビ氏が説明した。
具体的には次のようなトピックに触れている:
- トレンドトピックを見つける方法
- 地域と時間の検索関心を比較する方法
- このデータを使用して魅力的なコンテンツを作成する方法
- 年次イベントと最新のニュースを組み合わせたコンテンツ戦略を計画する方法
また、Googleトレンドのデータを使用して作成されたデータ可視化の実際の例を示している。
日本語字幕を表示できるので、英語の聞き取りが苦手なら利用するといい。
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決算発表から見えてきたGoogle AI Overviewの改善
ユーザーに支持されるようになってきたらしい (Marie Haynes) 海外情報
グーグルは、第3四半期の決算発表を行った。このなかで、AI Overview(AIによる概要、以下AIO)に関する情報をマリー・ヘインズ氏が抜き出している。次のようなものだ。
18か月で、AIOのコストを90%削減した
AIOの利用が活発化していることを確認している。全体的な検索の使用と満足度をAIOは高めてる。AIOを使用する人は、より頻繁に検索に戻ってくる
AIO内に検索広告とショッピング広告の表示を開始した。これらの広告は、AIOの上下に表示される広告と同じように効果を発揮している。
AIOは、Googleが検索に導入したサービスのなかで最もユーザー満足度の高いものの1つ
情報提供のクエリをGoogleが収益化する機会があるかどうかを尋ねられたところ、答えは「YES」だった
通常の検索と比較するとコストが段違いにかかる、検索広告の収入が減らす可能性がある、また不適切な回答を生成するなど、いくつかの問題点をリリース当初のAIOは抱えていた。しかし、発表を聞く限りでは、そうした懸念を徐々に解消し、ユーザーに満足してもらえる製品になりつつあるようだ。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
AIによる概要をいとも簡単に無効にする方法
-ai を付けるだけ (YouKnowAI on X) 海外情報
AIによる概要(AI Overview)にまつわる「小技」を紹介する。概要の生成を無効にする方法だ。
やり方はいたってシンプルで、「-ai
」をクエリに付けて検索するだけだ。
「結婚式に出席できない場合のお祝い
」で検索すると、AIによる概要が生成される。
しかし、「結婚式に出席できない場合のお祝い -ai
」で検索すると生成されない。
「-
」(マイナス)は除外を意味する検索演算子だが、「-ai
」でAI機能を除外するいう設定には遊び心を感じる。
- ホントにSEOを極めたい人だけ
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
グーグルのコンテンツ評価方法と、検索機能廃止についての記事をピックアップ
- Googleは、メインサイトとは独立しているセクションを区別して別評価する
メインコンテンツと異なるジャンルのコンテンツを配置したセクションだけのランキングが下がることも
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- Google検索のサイトリンク検索ボックスが終了、2024年11月21日からは表示されなくなる
使われていなかった
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