まとめサイトがグーグル検索から次々と消滅し始めた など10+4記事
まとめサイトがグーグル検索から次々と消滅し始めた
コピペだけの低品質サイトの駆逐が始まったか? (楽しくないブログ)
他のサイトからコンテンツを寄せ集めただけの、いわゆる「まとめサイト」が、検索結果を汚しているという指摘がある。
この指摘を受けたせいかどうかはわからないが、グーグルは、質が低いまとめサイトへの対処を一斉に行ったらしい。検索からのトラフィックが激減したまとめサイトのいくつかを、こちらの記事が暴いている。
付加価値がない、内容の薄っぺらいコンテンツに対して手動による対策を与えることを英語版のグーグルウェブマスター向け公式ブログが警告したばかりだ。
質が低いコンテンツに対する手動対策は以前から実行していたが、あらためて注意を喚起した形だ。よそのサイトのコンテンツをコピーしただけのアフィリエイトサイトや広告サイトが、検索結果の品質にとって深刻な問題になってきているのだろう。
日本でも、価値がないコンテンツばかりのアフィリエイトサイトに対する対応がいっそう厳しくなっているように筆者は感じる。
訪問ユーザーに価値を与えるそのサイト独自のコンテンツを有していないサイトが検索からいなくなるのは、検索ユーザーにとっては良い傾向だといえる。
ただ、勘違いしてならないのは、すべてのまとめサイトが低品質とは限らないということだ。「2ちゃんだから」「NAVERまとめだから」というそれだけの基準でグーグルは対処したりはしないはずだ。まとめサイトであってもユーザーに価値を提供しているなら、検索結果に存在し続けるだろう。
日本語で読めるSEO/SEM情報
成果が出るコンテンツSEOの実践方法、教えます
ターゲットを明確に、公開後も記事を洗練 (小さな会社のWebマーケティングブログ)
SEOで成功するには良質なコンテンツが必要不可欠だ。
今さら言うまでもないし、この話題には次のような声が返ってくるのがつきものだ。
そんなことはわかっている。でもそんな簡単には良質なコンテンツを作れない。
それでもコンテンツは必要なのだ。避けては通れない道だ。
こちらの記事では、自分が実践しているコンテンツ作りのノウハウを提供している。
たとえば書くトピックを見つけ出すための以下の手法は鉄板だ。
- オートコンプリート
- グーグルアラート
- 体験談やお客さまの声
そのほか、titleタグの付け方や検索者の意図を理解することも基本中の基本だ。きっちり押さえておきたい。
筆者が注目したのは次の2つの施策だ。
「だれに向けて書くのか」のターゲットを明確にする ―― 同じ検索キーワードであってもターゲットが変わればまるで違うコンテンツになることを、実例を挙げて説明している。
「公開した後でも継続してコンテンツを洗練させる ―― 一度公開して終わりではなく、アクセス解析やPPCも見ながら検索者の意図にそっているかどうかをその後もチェックする。
筆者から気を付けてほしい点を1つ挙げておく。
こちらの記事は、次のように言っている。
ですので、僕は、最初の段階で完璧を目指しません。
キーワードを決めたら、まずは、さらりと書き上げます。
それは、なによりもGoogleにキャッシュ(認識)されることを第一に考えているからです。
Googleにキャッシュされない限り、検索結果に出てくることはありません。ですので、ここはスピードも重視して、とりあえず仕上がった時点でアップしてしまいます。
最初から完璧に仕上げないという点はよいとしても、少なくとも、記事は、公開する時点で一定の水準の質を確保しているようにしてほしい。
1記事や2記事なら問題にならないだろうが、後から質を高める意図があったとしても、グーグルがインデックスする時点で質が低いコンテンツが大量にあった場合は、サイト全体が低品質としてみなされる可能性がある。いったん低品質サイトとして烙印を押されたら、それを取り去るのは非常に難しい。
「“とりあえず”書いて公開してもいい」という意味ではなく、「突き詰めするのでなく、一定の質に達したら、まずはよしとして、細かいリファインは後から計画的に行う」といったような意味だと考えておくのがいいだろう。
サイトリニューアルを成功させるための15個の秘訣
リニューアル時の参考に (ウェブさえ)
こちらの記事では、サイトのリニューアルを成功させるための15項目からなる秘訣を解説している。
- リニューアルはドキドキ!?
- それならアクセス解析を活用しよう
- コンバージョンの設定を忘れずに
- リニューアルの目的を再確認
- 売上アップの公式
- リニューアルは値上げ/値下げのチャンス
- デザインの方向性を決める
- キラーコンテンツを探り出す
- 入口ページの直帰率を調査
- ナビゲーションを分かりやすく
- モバイルへ(というかPC以外にも)優しく
- お問い合わせフォームの改善
- ブログ!
- ソーシャルメディアヘ参加
- リダイレクトを忘れずに
長い間サイトを運用していると、「サイト リニューアル」がどこかのタイミングで出てくるものだ。そんなときの良い参考になるだろう。
それぞれの項目について詳しく解説しているわけではないが、ざっとチェックして、忘れがちなことや、考え方が違っていたことなどがないか、確認しておくといいだろう。
サイトに訪問するユーザーを理解するための4つの質問
ユーザーを理解できれば売上アップ (Inside AdSense )
訪問ユーザーを理解することは、Webサイトの運営全般で重要なことだ。SEOに限った話ではない。
グーグルアドセンスの公式ブログが、Webサイトに訪れるユーザーの理解を深めるための4つの質問を挙げている。
- ユーザーはどこを経由してサイトを訪れますか?
- ユーザーがあなたのサイトへ訪れる目的は何ですか?
- ユーザーはどこからサイトに入ってきていますか?
- ユーザーにどのような行動を取ることを期待しますか?
SEO向けのトピックではないし、アドセンス発行者向けに書かれていたとしても、サイトからの売上アップにつながるヒントが見つかりそうなのでピックアップした。
元記事で紹介しているのは、ユーザー理解のうち「Webサイトに直接関係する部分」にすぎないが、ここから始めて、もっと適切なユーザー理解を進めれば、あなたのサイトがユーザーに提供できる価値はもっと高まるはずだ。
「待て」を無視して手動ペナルティ解除に成功
大事なのは待つことではないから (UMA)
不自然リンクに対処した後の再審査リクエストへの返信で、以下のようにグーグルが通知してくることがある。
Google では今から数週間、このサイトからの他のリクエストを審査することはありません。
しばらくたってからではないと、再審査リクエストを受け付ないというのだ。
ところが数週間待たずとも再審査リクエストを送り手動対策が解除された事例が報告されている。
これは合点がいく。
グーグルが要求しているのは「待つ」ことでない。「問題となるリンクを丹念に調べあげ、可能な限り除去する」ことだ。そんな短時間に実行できるはずがないから、すぐには再審査リクエストを受け付けないと言っているにすぎない。
つまり、「しばらくは再審査リクエストを出してもダメよ」というのは、「するべきことをせずに再審査をリクエストするのはダメよ」という意味なのだ。
待つのではなく適切に問題を解決することで手動による対策を解除させたプロセスを、こちらの記事では公開している。
また、次の言葉も印象的だ。
今回、手動によるスパム対策を取り消せたのは、依頼者が積極的に削除連絡などを行ってくれた(行動してくれた)のが大きかったのではないかと思っています。
ここでいう「依頼者」とは、サイトのWeb担当者のことだ。やはりWebサイトオーナーがちゃんと動くのは大切なのだと思われる。
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
低品質コンテンツにグーグルがあらためて警告したことと、モバイルサイトでのリダイレクトについての記事を今週はピックアップ。
- Google、アフィリエイトサイトに警告 ~ 付加価値がない、内容が薄いコンテンツには手動で対策する
付加価値が必須 - Google、モバイル向けサイトのリダイレクトには301よりも302を使うように推奨を変更
グーグル的にはどちらでもいいのだけれど
ソーシャルもやってます!