国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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あなたはソーシャルメディアマーケティングを勘違いしていませんか? など10+2記事(海外&国内SEO情報)

今週の注目記事はSEOとソーシャルメディアマーケティングの間違った組み合わせ方を指摘する記事

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今週のピックアップ

  • あなたはソーシャルメディアマーケティングを勘違いしていませんか?
    ★★★★★ 自作自演は「ソーシャル」じゃない (SEMリサーチ)

    ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアサイトを活用したソーシャルメディアマーケティング(SMM)をSEOと連携させると、大きな効果が期待できる。しかし勘違いして「“自分で”ソーシャルメディア上にたくさんリンクを登録しようとしている」人が一部にいるようだ。この点について、渡辺隆広氏が注意を喚起している。

    渡辺氏は、SEO的な観点からみたソーシャルメディアの位置づけや役割を次のように定義している。

    • ソーシャルメディアはコンテンツの流通・拡散を促すための手段である
    • ソーシャルメディア上のリンクを張るのは「あなた(=広告主)」ではなくて、あなたのコンテンツに共感したユーザである

    そしてソーシャルメディアと上手につきあってSEOの効果を出すにはコンテンツ企画が重要で、次のような流れを目指すべきだと説明している。

    1. 良いコンテンツを作る
    2. ソーシャルメディアで広げる
    3. 広がるほど自然リンクが生まれるようになる

    渡辺氏が(元記事のなかでも太字で強調して)、

    これらはソーシャルメディア施策ではなくて、単なるウェブスパムです

    と書くように、ソーシャルメディア上に自作自演コンテンツをばらまくのは単なるスパムだ。

    この他にもSEOとソーシャルメディアを連携させる上での根本的な考え方を解説しているので、元記事を入念に読んでほしい。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • ついにインスタント検索が日本のグーグルにも登場
    ★★★☆☆ 首を長くして待ってました (グーグル公式ブログ 日本版)

    検索ボックスの文字入力に合わせてキーワードを先読みし検索結果を随時更新する、グーグルの「インスタント検索」がようやく日本でも導入された。

    筆者にとっては待ちに待ったことなのだが、「ふつうの検索ユーザー」は新しい機能は使いづらいと思うことが多いようで、インスタント検索も例外ではないようだ。ちょうど1年前に検索結果ページがリニューアルしたときもそうだった。

    しかし時間がたって慣れれば批判はたいてい収まる。インスタント検索も1年後は当たり前の機能として使われているだろう。それでもどうしてもなじめないならば、「表示設定」でインスタント検索をオフにするといい。

    インスタント検索をオフにする

    ちなみに、インスタント検索の導入によって、検索エンジンマーケティングにどんな変化があるのかについては、渡辺隆広氏がまとめた記事や、Web担で以前に掲載された「Googleインスタント検索がSEO業界にどんな影響を与えたか調査データで確認してみよう」などを参照してほしい。

  • グーグルは似たようなサイトの量産が嫌い
    ★★★★☆ 当然といえば当然 (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ)

    複数のサイトを運営するウェブ担当者向けたアドバイスを、グーグルがウェブマスター向け公式ブログで示している。昨年11月に米国版のウェブマスター向けブログが公開した記事の日本語訳になる。

    サイトの大小に関係なく内容が似たようなサイトをいくつも展開することをグーグルは好まない。同じようなページばかりが検索結果に出てくると、検索ユーザーの利便性を低下させてしまうからだ。メインサイトとは別に複数の小規模なサイトを作成し、そこからメインサイトに向かってリンクを張ったりすると「誘導ページ」としてガイドライン違反に問われることもある。実際に薄っぺらいサイトの量産が理由でペナルティを与えたケースがある。

    グーグルは次のように推奨している。

    サイトを作成する際、むやみに手を広げることは考えものです。複数のサイトを運営しながら、常に魅力あるコンテンツを提供し続けることは容易ではないからです。内容のほとんどない、付加価値の低いサイトを多数運営するよりも、1 つまたは少数の良質なサイトに集中することをお勧めします。

    あれもこれもと手を広げるのではなく、良質なコンテンツがぎっしり集まった有益なサイトをまずは1つ作り上げよう。

  • 新しいGoogleアナリティクスで500件より多くのデータをダウンロードする方法
    ★★★★☆ 便利な裏技 (運営堂)

    Googleアナリティクスでは、最大500件までしかデータをファイルとしてダウンロード(エクスポート)できない。500件を超えるデータをダウンロードするには「&limit=」のパラメータをURLに付けることで対応しなければならない。

    ベータ版として公開中の新しいバージョンのGoogleアナリティクスでは、この方法が変わっている。新しい方法の手順は次のようになる。

    1. [表示する行]をデフォルトの「10」以外に変更する。

      Googleアナリティクスで表示する行を変更
    2. URLの末尾が変更後の数字になっているので(「100」行にセットすると「100」になっている)、この数字を任意の数字に置き換える(50,000件のデータをダウンロードしたいなら「50000」)。

    3. [Enter]キーを押す。

    もしくは、次の文字列を初期状態のURLに追加してもよい。

    /explorer-table.rowStart%3D0%26explorer-table.rowCount%3DXXXXX

    ※「XXXXX」には表示させたい行数を入れる

    ただし、次のような点が以前のバージョンと異なっている。

    • 以前は見た目の表示件数は変化せずにダウンロードしたファイルのデータの件数だけが増えていたが、新しいバージョンでは、画面表示でも指定した数の分だけデータが表示される(成功したかどうかが認識しやすくなったが、件数を多くすると1ページが非常に長くなるので注意)。

    • 以前は「CSV」でダウンロードするときのみ有効だったが、新しいバージョンでは「CSV形式(Excel)」でダウンロードしても大丈夫だ(ただしどちらにしてもUTF-8でエンコードされているので、Excelで開くときは別のテキストエディタでいったん開くなどして、文字コードをShift-JISに変換し直す必要があるのは以前と同じ)。

  • モバイルgooの301リダイレクト処理がおかしいかも
    ★★★☆☆ モバイルgooのSEOは厄介 (モバイル集客(SEO)マニア:副島啓一公式ホームページ)

    NTTドコモのiモード検索は、1年前のゴールデンウィークに突如、Googleモバイルからモバイルgooに変更された。

    Googleモバイルとモバイルgooでは、SEOの観点からはさまざまな違いがある。そのなかの1つに、「モバイルgooは、301リダイレクトによる正規化を適切に処理してくれていない」という問題があるようだ。

    正規化というよりも、そもそも301リダイレクトを正しく処理できていないのかもしれない。URLの変更や被リンクの統合などに301リダイレクトが使えないとしたらかなり痛いのだが、実際のところどうなのだろうか。

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