これからのSEOではブランド力が重要 など10+1記事(海外&国内SEO情報)
- これからのSEOではブランド力が重要
(SEOptimize)a4uexpoというヨーロッパ最大のアフィリエイトマーケティングのカンファレンスが10月12日・13日に英ロンドンで開催された。そのときの参加者によるツイートをSEOptimzeが集めている。
筆者の目を引いたのは「ブランド」をグーグルが重視しているようだと読み取れることだ(ブランドというのは、社名だったりサービス名だったり商品名だったり、誰もが存在をすぐに想起できる確立された名称のこと)。ブランドに関するツイートをまとめると次のようになる。
- 最初にブランドを確立すべきだ。大きなブランドを作り上げると、たとえばリンクを購入してもペナルティを受けない。
- 外部リンクを集めるときは、ブランド名をアンカーテキストに組み込んだほうがいい。そのあとキーワードに意識を向ける。
- ブランドとしての権威を作り上げるには、プレスリリース、記事配信、ブログネットワーク、ゲスト執筆記事を利用するといい。
グーグルがブランド名を含んだリンクをより評価するようになってきているという分析は、このコーナーで以前にもピックアップした。もう1年半前の出来事になるが、グーグルが実行したヴィンス・アップデートと呼ばれるアルゴリズム更新では、ブランドサイトが軒並み順位を上げたことが話題になった。あなたのサイトを指し示すブランドを確立することが今後のSEOの鍵になるかもしれない。
また、ブランドとは異なるが、元記事には「meta descriptionがランキング要因になっている可能性がある」とのツイートも紹介されており、興味深い。
ちなみに、元記事のタイトルには「25個のツイート」とあるが、実際に掲載されているのは24個。あと1つはどこへ行ってしまったのだろうか。
日本語で読めるSEO/SEM情報
- 「Bing+フェイスブック」が提携拡大「いいね!」、ソーシャル検索がSEOに与える影響は?
(SEMリサーチ)米マイクロソフトと米フェイスブックが検索事業での提携を拡大し、フェイスブックのLIKE!(いいね!)をBingの検索結果に表示するようにした。ユーザーが求めている情報を、検索エンジンがアルゴリズムで判断して見つける検索ではなく人と人との繋がりで探しだす「ソーシャル検索」の発展である。
渡辺隆広氏がSEMリサーチで内容を詳しく解説している。最後に追記してある「SEOにどういう影響が出るの?」という質問に対する渡辺氏のコメントにも目をとおしておきたい。
ちなみに、Web担の各記事にも「いいね!」ボタンが付いているのはご存じだろうか。フェイスブックのアカウントを登録している人は、この記事が気に入ったら記事上部(または下部)の「いいね!」ボタンをクリックしてみてほしい。
- 「キーワードアドバイスツール」のデータはどこから来てる?
(根岸(@masa_corleone) on Twitter)Yahoo!リスティング広告が提供を開始したばかりのキーワードアドバイスツールのデータ元を @masa_corleone氏がツイートした。Yahoo!リスティング広告に問い合わせたようだ。
Yahoo!キーワードアドバイスツールは、検索回数=Yahoo!のデータ、インプレッション=提携メディアのデータ、とのこと。ByYahoo担当者Yahoo!担当者より訂正メールが!キーワードアドバイスツール全て指標が【パートナー含むデータ】、 「関索ボリューム推移」「属性」のみ【Yahoo!のみのデータ】とのこと。訂正がありややこしいが、つまり次のようになっていると思われる。
- 「検索ボリューム推移」と「属性別 検索割合」のデータはヤフーだけのデータ
- それ以外はパートナーも含んだデータ
いちばん気になる月間検索回数は、ヤフーほかBingやexciteなどの提携パートナーの検索数も含んでいるようだ(筆者自身でこの情報の裏をとったわけではないが)。
ちなみに、新バージョンになったグーグルアドワーズのキーワードツールのデータはグーグル検索だけのデータで検索パートナーのデータは含まれていない。日本版のツールにおけるデータがGoogle.co.jpのものなのかGoogle.comのものなのかを、筆者の知人でアドワーズに詳しい鷲見氏経由でグーグルに問い合わせてもらったところ、日本のグーグルにも分からず調査中との回答が返ってきたそうだ(確認してから公式アナウンスしてほしいと思うのは筆者だけであろうか)。
- ユーザビリティを考えたサイト作成の基本の基本
(Yahoo!ビジネスエクスプレス スタッフブログ)Yahoo!ビジネスエクスプレス スタッフブログが、「閲覧しにくいサイト」になる原因として次の4つを挙げ、改善策を説明している。
- 余計な情報が多い
- 文章が不自然
- 同じコンテンツが何回も登場する
- リンクの貼り方がバラバラ
SEOを意識するあまり、検索エンジンにもユーザーにもマイナスになってしまう施策も中には含まれている。どれも気をつけるべき基本中の基本ばかりだ。自分のサイトにこれらの4項目に該当する箇所がないか確認してみよう。
- 脱アクセス解析初心者! 最初にチェックすべき3つのレポート
(サイト解析.com)アクセス解析が難しい理由として、「どのレポートから見たらいいのかわからない」「見た後に何をしたらいいのかわからない」というものがある。こちらの記事では、アクセス解析初心者がまず見るべきレポートとして以下の3つを提案している。
- キーワードレポート
- ランディングページのレポート
- 申込みフォームの詳細データ
それぞれのデータに問題点が見つかった場合の対処策もアドバイスしている。「アクセス解析は難しい」と感じているウェブ担当者はぜひ読んでほしい。どれも今すぐに実践で役に立つアクセス解析とその後の対策である。
- ヤフーのアクセス障害はグーグル移行の準備が原因!……ではなかった。
(CNET Japan)2010年10月13日深夜から翌日にかけて、Yahoo! JAPANにアクセスできないというトラブルが発生していた。困ったユーザーが原因をグーグルで調べたのであろう、その時間帯のグーグルの人気急上昇キーワードは、これに関係する検索で埋まっていた。
グーグルへの検索システム移行に伴うトラブルではないかとの憶測もあったが、原因はロードバランサーの物理障害、つまり移行とは無関係だったとのこと。
移行実施が今か今かと騒がれているなか、独占禁止法に違反しているとして、マイクロソフトに続き楽天も声を上げた。世間で予想されているよりも移行完了までまだ時間がかかることも考えられる。
ちなみに、現在ヤフー検索では、全体の5%ほどに対して、グーグルの検索結果を表示する導入試験を行っているとのことだ。
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