伝説のキーワードアドバイスツールがパワーアップして復活! など10+1記事(海外&国内SEO情報)
伝説のキーワードアドバイスツールがパワーアップして復活!
そしてグーグルの新キーワードツールも正式リリース
- 伝説のキーワードアドバイスツールが復活! しかし……
(滝井秀典 キーワードマーケティング・ブログ)オーバーチュア(現Yahoo!リスティング広告)がかつて提供していたキーワードアドバイスツールは、キーワード調査ツールの元祖とも言うべき存在だった。PPC広告だけではなくSEOのキーワード探しにも大活躍したツールであった。2007年5月にデータの更新を停止し、2008年7月にサービスを完全にストップした。そのキーワードアドバイスツールがサービス提供を再開した。
諸手を上げて喜ぶべきニュースであるように思えるが、日本のPPC業界の先駆者でもある滝井秀典氏は、キーワードツールには以前ほどの存在価値はなくなってきていると指摘している。理由は以下の3つだ。
- 「単体キーワードの月間検索数を事前に知る」「複合キーワードの候補を知る」ことの意味が薄れてしまっている
- 月間検索数として表示される数字を予測や経営判断に実際に使うことにあまり意味がない
- 「検索キーワード」の定義がそもそも難しくなった
詳細はピックアップ元記事をご覧いただきたいが、いずれにせよ、利用できる確かな情報が増えるのはありがたいことだ。
- グーグルも新しいキーワードツールを正式版として提供
(AdWords 日本版 公式ブログ)オーバーチュアのキーワードアドバイスツールが使えなくなっていた時期にキーワードリサーチに貢献していたのが、アドワーズ広告主向けにグーグルが提供している「キーワードツール」だ。オーバーチュアのキーワードアドバイスツールが消滅したのと同じ2008年7月には、月間検索数のデータも提供するようになっていた。
グーグルは、従来のキーワードツールとキーワード最適化ツールを統合した新しいキーワードツールをベータ版として試験提供していたが、これを正式版としてリリースしたことを公式アナウンスした。アドワーズにログインしていなくてもこちらから利用可能だ。
グーグルは、新しいキーワード ツールのメリットを次のように説明している。
- 幅広い検索オプション キーワード、ウェブサイト/URL、カテゴリ(利用可能な場合)の条件を自由に組み合わせて一度に検索できます。
- キーワードの簡単な絞り込み 語句やマッチ タイプで結果をフィルタできます。
- 除外キーワード キーワード候補のリストからそのまま除外キーワードを追加できるようになりました。キーワードをクリック、プルダウン メニューを選択するだけで簡単に保存できます。
- 詳細オプション モバイル検索に関する統計情報を表示できます。また、検索シェア、広告シェア、地域ごとの検索ボリュームなどに基づいてデータをフィルタできます。
また月間検索ボリュームの計算方法が変わり「集計対象を Google での検索のみに限定した」とのことである。旧ツールはBIGLOBEやgooなど、検索パートナーと呼ばれるサイトの検索データも含んでいたのが、グーグルだけのデータになったということだ。
ただし、「Google」というのがgoogle.co.jpを指すのかgoogle.comを指すのか、あるいはgoogle.comを含むグーグル全体を指すのかは不明である(英語版の公式ブログでは「google.comだけのデータ」と説明しているが、おそらくこれは米国版のツールに対する説明だと思われる)。
日本語で読めるSEO/SEM情報
- 有益なコンテンツとは「サービス説明」ではなく「関連する情報」
(ホームページを作る人のネタ帳)非常に良い記事だ。自社の製品やサービスには「有益なコンテンツ」など作れないと嘆いている(筆者からすると“言い訳”している)ウェブ担当者に、ぜひとも読んでほしい。
もしあなたが「駐車場のウェブサイト」を運営していたとしたら、どんなコンテンツを提供するだろうか? 「有益なコンテンツ」を作れそうだろうか? 駐車場サイトがどのようにして「有益なコンテンツ」を創りだしたかをこの記事から学んで、自社のサイトに応用してほしい。
- 「GoogleにURLを追加」機能が一時停止…、だからどうした
(Googleウェブマスターセントラル ヘルプフォーラム)グーグルにサイトを登録するために「Google にURLを追加」ページからURLを送信できる。しかしこの機能が不具合を起こし、数日間利用できなくなった。
筆者が驚いたのは、国外、国内を問わず、このことに不便に感じるウェブ担当者が存在したことだ。グーグルにインデックスしてもらうのに、かつてはURL送信も意味があったのかもしれない。しかし今となってはこのページからURLを送信するのは、(まったく無意味ではないだろうが)時間の無駄だ。珍しく登場したグーグルの社員が言っているように、このURL追加フォームから送信しても、そのページが確実にインデックスされる保証はない。インデックスしてほしいのならば、すでにインデックスされているサイトからリンクを張るほうがよっぽど早いし確実だ。
URL登録を利用しているかをツイッターで聞いてみたところ、20人ほどから回答をもらえた。うち利用しているのが4分の1ほどだった。次のような理由からだそうだ。
使ってますが、理由もなく完全に惰性ですね。。 @Shigeru1005新しいサイトを作った場合は、上司が「googleURL追加した??」と聞いてくるので一応登録してます。 @yuyash1サイト立ち上げ時のルールして、入っておるので毎度やってます。 @yukimeru0305個人的なサイトは使ってません、効果が微妙なので^^:クライアントさんのサイトは使ってます、いちお「やってるぞ~」って姿勢を見せないと信用を失うので^^: @easybeauty888使ってます。サイト更新後に念のため、と言うか習慣でしょうか。たいした手間でもないので。 @TD250ccいずれも、「非常に重要だから」使っているわけではなさそうだ。ちなみに、最後の「サイト更新後」というのは意味がないだろう。URL登録は最初にインデックスしてもらうために利用するもので、サイトの更新を通知するものではないからだ。
- Yahoo!サイトエクスプローラーの不具合はグーグル採用が間近の証拠?
(Yahoo!検索 サイトエクスプローラー)ヤフーがウェブ担当者向けに無料で提供しているサイト管理ツールのサイトエクスプローラーが、不具合・メインテナンスのためサービス提供を断続的に停止している。
検索システムのグーグルへの切り替えが間近に迫っているせいだとの憶測もある。10月1日から切り替わるとの噂もあったが、単なる噂に終わった。次の噂は10月6日である。筆者がこの記事を書いているのはまさしく10月6日である。しかし切り替わっている環境もヤフーのままの環境もあるので、移行テストを継続しているようだ。この記事が公開される10月8日には、また噂だったのかそれとも真実だったのか結果が出ているだろう。
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