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女性向けソーシャルニュースサイト「Boudica」はマーケティングの場として成功できるかも?

ローナ・ハリス氏は、検索マーケティング業界の重鎮であるダニー・サリバン氏のステキな奥さん(以前、ダニーが私を英国南部のストーンヘンジに連れて行ってくれたことがあって、その日は風が強くてすごく寒かったから、ハリス氏は私に帽子と手袋を貸してくれたわ)。そんな彼女が最近、女性向けのソーシャルニュースサイトBoudicaを開設したの。

Boudica画面キャプチャー

このサイトは本当に出来たばかりで、現在はまだベータテストの段階にあるんだけど、これまでに感じたところをレビューしておこうと思ったの。

最初に断っておきたいのは、私があんまり女の子っぽい性格ではないということ。私はDiggやRedditが大好きだし、もっと男性ユーザーの多いソーシャルメディアサイトにありがちな「とびきりホットな女のコ」なんていうコンテンツにも目くじらを立てたりしない。最新のファッショントレンドを必死で追いかけることもなければ、マシュー・マコノヒーが上半身裸で厚い胸板を披露している女性向け新作ロマコメ映画の公開日を指折り数えて待つこともない。そうは言っても、私も女性であることに変わりはないわ。だから、私はBoudicaに興味をそそられたわけだし、ちょっと中を覗いてみて、どんなコンテンツが掲載されているのか、どんなコミュニティがあるのか、といったことをチェックしたいと思ったのね。自分が男っぽい性格だからといって、「女性的すぎる」サイトに手厳しい批評をする気はないわ。率直な意見は言わせてもらうけれど、とにかく公平にレビューをするつもりよ。そうそう、これから書くコメントは私の個人的な意見以外の何物でもないことを覚えておいてね。

Boudicaについて気に入ったところ

  1. Boudicaのコミュニティはどうやら、ステレオタイプの「女性らしさ」を売りにしてはいないみたい。

    ありがたいことに、Boudicaはインターネットが「女性に支配されて」いたらどうなるかなんていう風刺記事に出てくるようなサイトではなくて、インターネットをする女性に関する話題を満載しているわ。たとえば「スーパー食品」とか、はやりのクレイジーなダイエット法、旅行情報、ガジェット、オタク系コンテンツなんかがある。言い換えると、Diggをはじめとする他のソーシャルニュースサイトでもよく見かけるような話題が、ここでもたくさん見つかるというわけ。たしかに、テレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」、美容、「デスパレートな妻たち」に出てくる食器類といったものに関する投稿もあるわ。けれど、私がおもしろいと思うコンテンツもちゃんとあるのよ。

  2. 他のソーシャルニュースサイトではするりと抜け落ちてしまいそうな記事や話が、ここでは見つかる。

    たとえば、男性同性愛者の脳はストレートな女性の脳とすごく似ている、という研究を伝える記事にリンクした投稿とかね。これはおもしろい記事よ。他のソーシャルニュースサイトではこんなの見たことない。もちろん、Diggやdel.icio.usなんかですでにたくさん紹介されている投稿記事もあったけど、他では見たことのないおもしろい投稿もいくつか見つけたわ。

  3. このサイトは、ソーシャルニュースの枠を越え、コミュニティに重点を置いている。

    私はBoudicaをそれほど深く掘り下げて調べたってわけではないけど、ここでできることはたくさんあるわ。他のメンバーに非公開のメッセージを送ることもできるし、ブログ記事を投稿することもできる。ソーシャルニュースのセクションに記事を投稿したり、「Scrawl Wall」にショートメッセージを掲示することも可能。また、単にフレンドリストに加えるだけじゃなくて、他のメンバーと交流することもできるわ。いろんな機能があって、他のソーシャルニュースサイトとは、いい意味で違っているわね。Boudicaでは、メンバーに参加と議論を奨励してて、多くのエネルギーと時間をBoudicaに費やしているユーザーには高い評価が与えられ、見返りもあるようね。

  4. Boudicaが秘めたマーケティングにおける可能性が気に入った。

    女性向けのサイトはリンクベイトを仕掛けるのに適していて、女性の気を引きそうなおもしろい記事やブログを投稿するだけでいいの。これに対して、DiggやReddit、あるいはPropellerあたりだと、記事に注目を集めるため、「気難しい男性や若い男性」が食いつきそうなひねりを加える必要があるわ。Boudicaが人気を獲得したら、主に女性を対象にしたコンテンツや製品を提供しているサイトにとって、すばらしいマーケティングリソースになり得るわね。

Boudicaについて気に入らないところ

  1. パープルとピンクのデザインが私の好みに合わない。

    「女性」イコール「ピンクとパープル」でなくちゃいけないのかしら? 私は、鮮やかなグリーンやオレンジ、その他の“Web 2.0っぽい色”のほうが好き。Boudicaにはもっと、センスのいいカッコいいデザインが合ってると思うわ。清新で美しく、それでいて露骨に「フェミニン」じゃないもの。それに、ユーザビリティの観点から言っても、リンクの色がピンクなのは、ちょっと明るすぎて読みづらいかも。

  2. 私には、トップページのナビゲーションが理解できない。

    トップページにある「ニュース」「アート」「家庭」「余暇」「トーク」というカテゴリの違いが、今のところ私にはわからないのよ。どれもみんな、投稿のリストでしょ。「ニュース」と「アート」は違うカテゴリにもなるだろうけど、「家庭(House)」って何? ここに出ているのは全部、家庭のことを扱った記事なの? 読者対象は主婦かしら? それともすべて、テレビシリーズ「HOUSE」のヒュー・ローリーに捧げられるカテゴリとか? 「Brick House」って歌に出てくるような、すんごいグラマー美女向けのカテゴリ? 「休日」と「トーク」についても同様ね。私には何のことだかわからない。各カテゴリに簡潔な説明を付けたら役に立つと思うわ(そしてたぶん、もっと直観的にわかるようなカテゴリ名に変える必要があると思うけどね)。

  3. このサイトは、「カルマ」というポイントでユーザーをランク付けしているんだけど、カルマについて説明していない。

    カルマっていうのは人気のようなもので、その人のアカウントの強さを表しているんじゃないかってなんとなく想像はできるんだけど、そのことがサイトでははっきりと説明されていないのよね。どういう理由でカルマがいいのか? どうすれば、もっと高いカルマが獲得できるのか? カルマが減るっていうこともあるの? カルマが上がったときの利点は? ステキなバッジか肩書がもらえて、それを掲げられるとか? この機能も、もう少し練る必要があるわね。

  4. 私の好みからすると、サイトのレイアウトが少しごちゃごちゃしてる。

    投稿した記事から自分のアカウント情報、最近のブログ記事のリスト、マイフレンド一覧、最も高いカルマを獲得しているユーザーのトップ5、マイフレンドの最近のブログ投稿、Boudicaへの招待、タグクラウド、これまでのベスト「スクープ」、最新のベスト「スクープ」、Scrawl Wallまで、すべての情報が1ページに詰め込まれているの。

    これはちょっと詰め込みすぎよね。マイフレンドのリストなんて、クリックして自分のプロフィール内で見られるようになってればいいんだから、トップページに載せてもらう必要なんてないわ。最近のブログ記事や、マイフレンドのブログ投稿なんかも、トップページのナビゲーションタブに「ブログ」っていうカテゴリを加えて、そこにぶら下げればいい。Scrawl Wallはキュートだと思うけど、これはページのもっと下のほうでいいんじゃないかな。それよりも、もっと重要な情報(これまでのベストスクープとか、最新のベストスクープなど)をもっと上に持ってくるべきでしょう。

    Boudicaのトップページに掲載されている多くの情報は、サイト内の別の場所に、もっとうまく配置できそうな感じがするわ。

私が感じたいろいろな不満はきっと、Boudicaがまだベータテスト段階で、あれこれ試している最中だということに起因しているんだと思う。たとえば、私はタグクラウドが好き。だけど、今のところ正しく機能していないわ(私は、フォントサイズから判断して、「ブックレビュー」の人気が高いように思えたので、そのタグをクリックしてみたんだけど、記事は何も出てこなかった)。これまでに見つけたような問題があるからといって、このサイトを責めようとは絶対に思わない。Boudicaが、ベータテストのフィードバックによって、ユーザー体験と機能性を改善しようと努力するのは間違いないと思うから。

とまあ、いろいろ言ってきたけど、Boudicaは全体的にかなりおもしろいサイトだと認めざるを得ないわね。このサイトが、単に女性のSEOやマーケターの間でどの程度人気を博するかだけでなく、もっと一般的な女性たちに、どのくらいの割合で受け入れられるのか、本当に興味があるわ。

一般的な女性っていうのは、たとえば私の妹なんかがそう。2人の子供の母親で、教師をしていて、インターネットを日常的に使っているけどそんなに詳しいってほどでもなく、それでもおもしろい話や写真を見つけるたびに私に送りつけてくる、そんな女性のことよ。私はこのサイトが人気を博することを願うわ。少しでも人気になれば、きっとすごくおもしろい民族学的研究にもなるでしょうね。このサイトにどういうタイプの女性が集まるのか、その人たちはどんな情報をおもしろいと思うのか、といったことが見てとれるわけだから。

そしてもちろん、さっきも言ったとおり、マーケティングの潜在的可能性もすごく大きいわ(ねえ、マーケターから女性的要素を引き出せるのよ……)。私はこれからも間違いなく、DiggやReddit、Propeller、Mixx、Yahoo! Buzz、del.icio.us、StumbleUponといったソーシャルニュースサイトやソーシャルメディアサイトをあちこちうろつき回ると思うわ。でも、男の子たちと秘密基地ごっこばかりしていても、たまには女の子たちと座ってお茶するのもいいものよね(^-^)。

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