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Googleのせいで廃業した企業――SEOで救える命もある

今日、いつものようにredditを読みふけっていると、Googleの検索結果から外れたために、ビジネスモデルを実質的に断念してしまった企業の話があった。

記事の一部を引用する。

ところがこの数か月で、1日に1000人くらいあったGoogle.comからの自然発生的な訪問数が、まさにゼロにまで落ち込んだ。それと同調して販売も一緒に落ち込み、売れるのは1日あたりだいたい1つか2つ、またはそれ以下になった。購入者の多くは、たまたまサイトに出くわしたか、薦められたかで訪れた人たちだ。当社のサイトは何らかの理由で、Googleのインデックスから完全に削除されたか、「補足結果」行きにされてしまった。

もちろん、お金を払って広告を出すという方法は残っている。しかし、低下したトラフィックやそれによる損失を埋め合わせることにはならないだろう。それに、Googleが当社に対してなんら責任を負っていないということは理解しつつも、当社のサイトをインデックスから漏らしたGoogleに対し、お礼をしようという気にはなれない。GoogleローカルやYahoo!、そしてMSNからの多少のトラフィックでは、売り上げには全然結びつかない。この状況を解決する手段を見つけることはできなかった。なぜなら、Googleは数十億ドル規模の企業にもかかわらず、どうも電話番号をもっていないみたいだからだ。

いずれにしても、現在の売れ行きから得られる売り上げは、サイトを維持し、ソフトウェアの開発を継続し、きちんとした、便利でタイムリーな無料サポートを顧客に提供するにはあまりに少なすぎる。したがって、われわれは事業を断念し、当社のバーコードソフトウェアをすべてパブリックドメインに開放することにした。

※Web担編注
補足結果

補足結果(補足インデックスとも呼ばれる)とは、Googleの検索結果上での現象。メインの検索データベースにではなく、補足的な(supplemental)情報であるとページがみなされた状態をいう。補足結果にあるページは通常のページよりも下位に表示されるとされている。SEO業界でも以前から話題にされており、大筋では上記のようなものだとらえられている。ページが補足結果に入る理由としては、コンテンツの量が足りない、複数ページの記事の2ページ目以降である、タイトルにキーワードを詰め込みすぎ、複製コンテンツである、などだと言われているが、Googleからは補足結果に関する公式な解説はなされていない。Googleウェブマスター向けヘルプ センターに、"補足結果" とは何ですか。という解説がある。

この文章を読んだとき、僕は失意で首を横に振るしかなかった。この企業はどうも、Googleのランキングに影響してしまう種類の誤りを犯してしまったらしい(彼らのサイトは補足結果入りしてしまったが、未だYahoo!やMSNではランクされている)。そして、サイトを検証し検索結果ページに戻す知識をもつ検索エンジン最適化(SEO)業者を雇うことなく、結論を出してしまった。アルゴリズム検索によるGoogleからの紹介がコンバージョンの主なソースだったのだから、こうなった以上はソフトウェアを無料にし、事業を停止するしかないと。

なぜ、SEOサービスを契約しなかったのだろう? SEOサービスというものがあって、この種の問題の解決に役立つことを知らなかったのだろうか? 29.95ドル払ってディレクトリに登録するだけがSEOだと思い込んでいたのだろうか? SEO業界や提供サービスのマーケティングという点で、まだまだ先は長いという感じがしている。Googleの補足結果に突然移されたことで事業を断念してしまうくらい、企業が(かなり小さな企業とはいえ)SEOやSEMをまったくわかっていないということならば。

これは、木を見て森を見ずという非常に極端な例かもしれない。でも、ある企業でアルゴリズム検索由来のトラフィックが激減したときに、ビジネスモデルを劇的に変更したり、あるいはEコマースを閉鎖してしまうという事態が、わかっている以上に発生していることは、おそらく間違いない。

この件について思うことや、SEOという分野に対する関心を高めるために、検索業界が変わらなくてはならない点などを聞かせて欲しい。また、Wolf Softwareのサイトがなぜ補足結果行きになったのか、その理由をもっと掘り下げて理解しようという人がいたら、ぜひ僕らと話をしてみないか。

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